月下逍遥

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襦袢 脇の補強

和裁、などといえるものではなく、先生のお宅に月一度(それも休みがち)伺って 楽しいひとときを過ごす、ことのほうに重きを置いた時間をいただいています。

やっとこ 単の襦袢が縫い上がりました。
そこで最後の仕事が、脇の補強です。
そうですよね、縫い合わせただけでは、脇にはけっこう力が入りますからぷちっと糸が切れて、そこからわらわらとほどけけてしまいそう。

補強の仕方はいくつかあるみたいですが、そのうち二つを教えていただきました。

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バイヤスに切った小さな共布で脇をくるむ方法。
あ、そこのあなた よおく見ないでください。
ちょっともけもけ布地が出ている?
気にしないでくださいませ。
これでも縫ってあるのです。

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針にくるくる通した糸を渡して縫いとめる方法。

どちらもしっかりと脇の縫いとめた部分は補強されます。

ちくちくしていて思うことは、よく考えられた細かい手作業の連続だ、ということです。
ここまで細部にこだわって作る衣裳って そうないのではないでしょうか。
そして ほどけばまた 一反の布に かえる。

日本人って すごい なんて変なことを いつも思ってしまうのでした。

来年 この単の襦袢を着るのが楽しみです。
着心地はどうかしら。

縫ってみてわかることですが、プロの和裁士さんの手仕事はすごい、のでありまして、自分で縫ったものは全体に ふわふわとしているのでした。
ただ 縫っているだけ、では あのぴしっとした仕立てにはなりません。
技、なのですよね、ああ、尊敬。
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by fuko346 | 2012-12-01 00:35 | きもの | Comments(4)
Commented by さくらこ at 2012-12-01 11:53 x
本当に着物の仕立ては手間暇の技なんです。
だから値切れない。
今朝も仕立士さんと話してて
花織り仕立てたから指がギトギトにあれちゃって・・・って。
花織りと草木染めは指先を傷めるのだそうです。
布に染込んだ成分を着る人より濃厚に接しますからね>仕立士さん。
仙台平の袴なんか1つ仕立てるのに針を一袋使い(生地が硬くて針が折れる) 指貫を針が貫通して指に穴が開くのとか。
仕立てって結構力技。
帯の仕立てなんか ナタみたいな包丁使うし着物より力仕事ですねー 
仕立て士さんに感謝です。
Commented by fuko346 at 2012-12-02 23:36
さくらこさん
草木染めが手をいためる、というのは なぜなんでしょうか。
バイセンに化学物質を使っているものがあるからかな、、
紬布が強いからかな、、

いろんな人の手仕事で 繋がっている きもの、大事に
着なくては。
Commented by team-osubachi2 at 2012-12-06 07:56
和裁全部ができないまでも、せめて袖や裄のお直し、できるようになりたいなあ・・・と思う日々です。お襦袢が縫えるというだけで羨ますい〜。
いまや(ものによって)海外で着物や帯の仕立てをする時代になりましたね。でも、職人仕事を尊敬している者としてはやっぱり国内の職人さんにお仕事を、と思いますよね。
払う身には高くても、実際に手間のかかる仕事賃としては安いんじゃないかなあ〜と思うのでした。

先のお方のコメントで、花織りや草木染めは仕立ての手指をあらすと知り、興味深いことだと思いました。なんででしょう?知りたいな。
媒染の問題もあるかもですね。が、本来、草木の大半は私たち人間が直接摂っては毒なものが多いのですし、「自然はやさしい」とばかり唱えるのには何か半分足りないと思っていたので、「自然はきびしい」という部分が草木染めにもあることを知って、なんだか妙なところで得心しています。・・・根拠はないんですけども〜。 f^_^;)
Commented by fuko346 at 2012-12-06 13:07
tomokoさん
襦袢は先生のいわれたとおりに縫うので、誰でも それなりに
縫えます。笑
月に一度 それも休みがちのちくちく では 一人で何か縫える
ようにはなれません。
でも、針を持つのが苦ではなくなりました。
次回は 丈直しに挑戦するつもりです。

花織は 地が暑い(袴と同じ理由)で手が大変だろうとは
思うのですが、やわらかいほっこりした真綿紬で手があれる
というのは 私も理由が知りたいです。

自然は厳しいもの、私もまったく同感でございます。