大鼓お稽古場での初級が終わって 一段 前へ進むので 小冊子を二冊 いただきました。
舞 の 手附と 手の一覧表とでもいうもの。
石井流大鼓手法 をぺらりとめくって くらくらっと 目眩がしました。
大鼓の打ち方には ドン チョン チン の三種類がございます。
それと掛け声がございます。これは何種類もございます。
いや~ とか ほお~ とか あとは何と言っているのだか、、、というのまで お聞きになったことがおありかと存じます。
それの組み合わせで 手の数が、、、、、、びっしりと、、、、20ページ以上 小さい字でびっしりと、、、。
数えようかと思いましたが くらくらするので 止めました。
一ページに18個 並んでいます、のが 20ページ強でございますね。
手、お能はリズムの一固まりが 八拍でございます。
その八拍に たとえば
ドン ヤ ハ チョン これを八拍に頭詰めですと 「返し」
ドン ヤ ハ ですと 「ヤノ片地」
という手になるのであります。
八拍の真ん中に チョン だけ なんぞというのもございます。
もっと長く 八拍全部 打つのもございます。
その 手 には 皆 名前がついているのであります。
その手の種類が18×20 通りある ということを知ってしまった。
うわああ そんなこと初めから知ってたら 大鼓のお稽古始めていないぞお。
中の舞のお稽古がすみますと、謡本に 手を書きこんでいただき それでお稽古いたします。
で、その書き込みなんですが、先ほど書きました「返し」とか「ヤノ片地」とかではなく 記号を書きこむのでありますね。
はあ、なんですと。
手の打ち方と その名前と 記号を覚えるので ございますかあああああああああ。
お師匠さまあああああああ。
あ、失礼 取り乱しました。
取り乱しつつも これは 和のお稽古特有かと 存じますが、手は曲やシテ方の流儀によって また太鼓が入ったりしますと 微妙に変化するのであります。
ということは 一体 何をどれだけ 覚えたら いいのだろうか。
ここで暗然といたします。
会のために 草紙洗い小町 掛り三段(中の舞をはしょってある)を覚えるのに 夏の暑さでぼうっとしていたとはいえ、数ヵ月かかっているのであります。
それも会のために お手本のテープをいただいているのに、であります。
それを 謡本に記号だけでお稽古して 打てるようになるとは到底 思えませぬ。
お謡をちょこっとお稽古したときにも 謎の記号に面喰いました。
お笛の いきなりの「おひゃ~~~~♪」にもびっくりいたしました。
しかし しかし 石井流大鼓 これはその比ではありません。
ここへきて分かったのですが、お社中の皆さまは 小さい頃からお能に親しみ 大鼓もなさり の方。
小さい頃からいろいろお稽古なさって 最後に大鼓をはじめられた方。
若い皆さんは 皆 大學の能楽部 ご出身。または現役 能楽部の学生。
が ほとんどでございました。
あほぽんたん あら~素敵と気持ちだけでお稽古 始めて 良かったのか。
私なんぞがお稽古するのは冒涜ではないか。
飛んで火に入る夏の虫、、、、 じゅっ ←焼けた音
お師匠が つれづれに 「石井流は手が多いかも」 「大鼓が一番難しいかも」なぞとお話になるのをちらと小耳にはさんで おののいていたわけですが うううむ、これほど とは。
あはははは 意味もなく笑いだす。
でも 好きなんだもの お師匠の音。
できるとこまで やればいいわい。
しかし 今からでは どう考えても 残りの命では 足りませんなあ。
ということが 分かったので おちは 結局 できる範囲でぼちぼち やりましょう、なのでした。
ふふっ (ここ自虐的に笑う)
*付記 お師匠からさらに教えていただきました。
音には ツ もあり またさらに、、、現時点で言っても混乱するので このまた奥があると。
まだまだ 初級編 でございました。
でも 大鼓に興味があるかた じりじりと後に下がってしまわないでくださいね、私がやろうと
しているのですから。 お稽古場は楽しいです 初心者いつでも歓迎!!