月下逍遥

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何処へ

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両親のいるホームで 夏祭りがありました。
皆 赤いお祭りのはっぴを着せてもらって 鉢巻きをしている人もいます。
ここにいるのは いられる人たちだけなので 穏やかな空気が静かに流れています。
私は両親と並んで二階から 舞台を見ていました。
その静かな 空間を 太刀割るような 太鼓の音が響いて はっと そこにいる老人たちにの精神に波が立ったような、緊張が走ります。
皆 惹きつけられているようです。

その腹に響く音を聞いていたら 涙が溢れてきました。


老人はだんだん子供に帰っていくとか言いますが、四人を見ていてそうは感じません。
いるのかもしれませんが、近しい人では そういう人はいませんでした。
人外に出行く、少しずつ 激しく抗いながら それまで生きてきた方法ではないやり方で生きる術を身につけていく、とでもいうような。
それは 見守る側にとっては かなり つらいことです。

できれば 私は 意識して 内では嵐が吹き荒れようとも 外見は穏やかに その方法を身につけたい。
仕方なく老いるのではなく、きっちりと老いたい。
そう思っています。
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by fuko346 | 2015-08-06 00:34 | おもいつれづれ | Comments(0)