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月下逍遥

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相楽(さがなか)木綿

なぜか 同じ時期に 木綿布の展示会があることを知って 会場のある 京都は けいはんな記念公園へ。
相楽(さがなか)木綿_a0236300_2123210.jpg

京都府相楽郡精華町 です。
もともとの自然を残しつつ 広くて立派な公園でした。
相楽(さがなか)木綿_a0236300_2125136.jpg

案内ハガキ。
明治から昭和10年ころまで 盛んに生産されていたものを 復活した試みです。
先日の美濃縞、と同じですね。
こちらは 藍のかった いかにもの木綿布。
いいですね。
とてもよく似た古い木綿布が 蔵にあったのですが、京都 滋賀にも流通していたそうですから、もしかして、ここのものだったのかもしれません。
相楽(さがなか)木綿_a0236300_21302226.jpg

こじんまりながら、作品 ずらり。

大和機、ちょんこ機、という あまり糸を張らない方法で織るそうですが、今日はその展示はありませんでした。
スタッフにお話伺って 私でもできます? と聞いてしまいます。
できます できます。 ほんとかなあ。
うちから一時間強、で通えるので できれば 教えてもらいたいなあ、と 楽しい夢を持ちました。

全国で こういう試みが あるのかもしれませんね。
以前はそれぞれの地域で 綿を栽培して 自宅で織っていたのですものね。
おばあさんが 家で織っていた、という記憶がある人がいる ぎりぎりに それを絶やすまい、とする人が現れるのかもしれません。
家族の着るものを 一から作ってきた記憶が 女たちに 受け継がれているのかもしれません。
by fuko346 | 2016-03-12 21:42 | きもの | Comments(8)
Commented by 神奈川絵美 at 2016-03-12 22:18 x
こんにちは。会場のお写真を見て、「端から順に羽織ってみたい…」なんて思ってしまいました。
モダンなものを否定するつもりはまったくありませんが、昔の復刻ってやはりどこか安心するというか、親しみを持ちやすいというか、そんなデザインが多いように個人的に思っています。
もし織を習うことになりましたら、いろいろ教えてくださいね~。
Commented by fuko346 at 2016-03-13 10:37
神奈川絵美さん
こんにちは。
会場にいらした方、何人か自作と思われるきものを
着ていて とても素敵でした。
そう余裕のない中で、それでも 少しでも美しいものを
と、織った布、とても魅力的です。
Commented by つきのこ at 2016-03-14 16:56 x
風子さん、
久しぶりに遊びにまいりました。

亡くなった叔母から頂いた水屋着をこの冬はよく
羽織っていました。
叔母のお姑さんが自分で染めて織った着物を
私が仕立て直したものだから、大事にねといって
くださいました。

藍で染め縞模様に織られた阿波の木綿布は力強く、
纏う事の本質を教えてくれてるような気がします。
これも時空を超えての所存、すごいですわぁ!





Commented by fuko346 at 2016-03-15 21:31
つきのこさん
>叔母のお姑さんが自分で染めて織った着物を
私が仕立て直したものだから、

素晴らしいものをお持ちなんですね。
女 三代に伝わる布、いですね。
少し前まで そうやって伝わっていたでしょうに、
今はそれが途切れてしまいましたね。
哀しいことです。
Commented by team-osubachi2 at 2016-03-18 09:30
ココロ惹かれる手織りの木綿、私も見てみたいです。
田舎っぽい絣、私似合うんじゃないかなあ〜って思っていて。(笑)
それ着て、長靴とか藁靴でも履いて、のっしのしとあぜ道歩く姿も
きっと美しいに違いないですネ。
Commented at 2016-03-18 10:43 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by fuko346 at 2016-03-18 23:04
tomokoさん
奈良晒しも このあたりで織っていたのですって。
ちょんこ機というのも初めて聞きましたし、知らない
織り、が全国にまだまだあるのだあるなあ、と。
自作を着ていらした方々、田舎くさくなくて、あの
織姫さんの雰囲気をかもしておりました。
Commented by fuko346 at 2016-03-18 23:05
**さん
情報ありがとうございました。
今度お店に行ったら探してみます。
年に数回は行くのですが 気がつきませんでした。