8月12日 (土)
雨 である。
今日は山小屋へ移動 時間があるので どこかへ寄ってから、ということで もうだいぶ長いこと 看板を横目で見ていて気になっていたこちらへ向かう。
といっても 植木屋さんのすぐそば、です。
出ている看板には「坂口安吾記念館」とあって はてな、だったのですが、、、。
大棟山美術博物館 新潟県十日町市松之山1222番地
長く当地の庄屋を務めた 村上家の住宅。 この写真では その すごさが伝わりませんが、豪壮なものでした。
だいたい 豪農とか豪商とかの御屋敷には こういう写真が置いてあって 暮らしぶりというか 特別な一家だったことが よく分かります。 女性たちは ふきの入ったすばらしいきものを着ており、そして美人さんです。周辺の農民たちには触ることさえない きもの でしょう。
農地改革で解体された そういう土地のトップに立っていた家の 富裕さ というのは 今の想像を超えていたのだろうな、と いつも思うのでした。
坂口安吾がそういう おうちに連なっていたという認識がなかったので ちょっと驚いたけど ああ、明治 大正 昭和の初めころ 大学に行けた文学者は みな富裕層だったのよね、と 思い返します。
安吾さんは このおうちによく訪れて 滞在していたそうです。
安吾さんの書斎。
なぜか 床の間付きのお部屋がいくつもあります。
二階の窓ですが ここだけ雰囲気が違っていて面白かったのです。
外玄関も庭も 素晴らしいというか すごくて 今は 手入れが行き届いていませんが 往時には もう お館そのものとして この土地に存在していたのでしょう。
こんな凄いものが あったとは 長いことこのあたりをうろうろしていて 知りませんでした。もっと宣伝したらいいのに、たぶん 知らない人が多いのではないかしらん。
今夜の泊まりの山小屋は近いので さて この日の温泉はどこにしましょう。
ということで これも気になっていた こちらへ。
清津峡温泉 湯元清津館
新潟県十日町市清津峡温泉
単純イオウ温泉(低張性アルカリ高温泉)かけながし
ゆで卵臭のあるやさしいお湯 十分なかけ流しで 気持ちよく 楽しめました。
独占ではいれるのは しあわせ です。
ということで 山小屋へ向かいます。
まあ 狭い範囲 うろちょろしておりました。
なんせ 土砂降り だったもので 遠くまで行く気がしなかったのです。
しかしながら 雨とはいえ 豪雪地帯の夏の濃い緑の中をゆく ドライブを満喫しました。
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十日町市清津峡湯元温
十日町市清津峡湯元温
十日町市清津峡湯元温