とある仲間内で 半日遠足 近江八幡へ 行ってきました。
在住のお友達が 手配をしてくれて たのしい小さな旅。
まず驚いたのは 町へ近づくにつれて 観光客とおぼしき人が 増えてきて 「え、今はこんなになっているの」という驚きでした。
観光地になっている中心部には 二度ほど訪れたことはあるのですが 大賑わいの観光地、ではなくて静かな 町 という記憶があったのです。
すっかり変化していました、たぶん みなさんのご存じの
たねやさん の功績でしょう。
そのたねやさんの 店先で メンバーと落ち合って 甘いものでお茶を一杯。
まずは
日牟禮八幡宮にお参り。
そして ロープウエイに乗って 八幡山へ。
お天気は最高(というか晴れ過ぎて暑 暑) 琵琶湖と比叡から比良への山並みが美しい。
ここは 秀吉に一家全員 殺されてしまった 豊臣秀次がお城を築きました。近江八幡は彼の作った 町、です。
すぐ後には 信長の安土城があります。
近江は交通の要で 昔から 戦乱の絶えなかった土地 です。
ということは 歴史的な見どころも 満載 なのでした。
この少し南には 万葉の頃の紫野 があります。
さて 山を下り お昼へと。
造り酒屋さんの経営するレストラン。
この土地のものが詰まったセット。
もちろん お酒も少々美味しくいただきました。
ここからが 本日の主目的。
近江八幡水郷めぐり であります。 ぱちぱちぱち。って このあたりはごく普通に車で通り過ぎることはあるのですが お船にのったことはなく、楽しみにしていたのでした。
お堀から 和船に乗り込みます。
ちょうど6人で貸し切り。
ゆらゆらと出発。
船体が低いのですぐ水の上を 滑っていきます。
水路を通り 少し広い場所に出ます。
意外だったのは 船からの視線が低く 葦 葦が茂っているせいで 回りの畑やら道路やら 建物やらがまったく見えません。
むろん たまに車の通る音などはしますが それらはまったく気にならず、船頭さんの櫂の音、たぷたぷ水の音、さやさやゆく 心地良い風、それは気持ちの良いもので、今 自分が見ている 感じているものは もう 昔から変わってはおらず、いにしえの人々も 同じようなものを感じていたのだろうなあ、と。
かくて日は傾き。
一番短い80分コース 船頭さんの解説とともに 堪能。
船頭さん とつとつと話し 歌などうたわないところがいいです。
ここの一番の魅力は 静かさ。
春 桜の頃は すごいことになるようですが それをはずして また来てみたなあと 思わせる場所でした。そして もっと長いコースは 西の湖にも行くそうですから それに乗ってみたいなあ。
そう もっと長い時間 この船に乗っていたい と 思ったのでした。
近場の小さな 異世界。
帰りのバスの出る 中心地へ戻ってみれば 例の たねやさんのお店で 買い物をする人ですごいことになっており、またまたびっくり。
人ごみから逃げるように 帰ったのでありました。
・
・
・