月下逍遥

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大徳寺 月釜

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紫野 大徳寺山門
毎月28日に、いくつかの塔頭で釜がかけられます。
いつか参加したいと長いこと思っていましたが、今回 お稽古場の先輩に誘っていただいて実現しました。

表千家のお席に三席 入れていただいて亭主の季節の趣向をこらした道具立て、美味しいお茶にお菓子を味あわせていただきました。
京では名だたる名刹で自由に参加できる茶会があちらこちらで開かれていて、ありがたいことです。

茶席そのものの喜びもさることながら、観光客では入れない場所にすっと入ることができ、ごく普通にいろいろ見ることができるのも、とてもうれしいことです。

今回一番目に残ったものは、一休和尚 自筆、と伝わる一幅のお軸。
おおどかな 自由な筆、に見えました。
その人に会ったような気持ちがすることは、あまり起こることではありません。

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日常とはまったく違う時間が流れて 楽しいことでした。

こういうお茶会、今までは、気楽に考えてけっこう紬なども(むろん格子やいかにも、の絣柄ではありませんが)着て行きましたが、今回はなんといっても大徳寺、姉弟子さんたちもご一緒なので少々改まった装い。




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きもの 縫い一つ紋 
江戸小紋 大小霰
帯   織名古屋

きものの色はこの二枚の中間くらいです、光の加減でまったく違う色になってしまいます。

皆さんどのような装いなのかしらと興味深々だったのですが、訪問着からつけ下げ 小紋 色無地、紬のあっさりした訪問着、などさまざまでした。
さすがだったのは何百人という参加者だったと思うのですが、洋服の方が少なく、素材の違いはあっても、それぞれに茶席の雰囲気を大事にしたお着物姿で、それも楽しませていただきました。
やはり大徳寺の茶会、なんて感心してしまったことでした。
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by fuko346 | 2012-02-29 23:48 | お茶会と稽古 | Comments(8)

第57回 同明会能

京都観世会館にて

京の囃子方の皆さんの会です。
もりたくさん、、なので番組表は省略です。

いつものとうり 覚書の、ようなもの。

なにせ能の音が好きなので、囃子方の会は大好き。
本日も堪能させていただきました。
音が始まったとたんに、にか~~~っとうれしくて笑ってしまいます。

それにしても、人によってその音の違いに改めて感じ入ります。
たぶん それが大きな魅力でもあるのでしょう。
それぞれに素敵です。

曲、としては やっぱり山姥が好き。
舞囃子で、十分 うきうき。
浦田保親さんの舞いも、惹きつけられました。

あと、少なからず衝撃的だったのが、友枝昭世さんの融。
御高名な方ですが、拝見したのは初めてで、なにがどうなのかな、って思っていましたが。
拝見しても、何がどうとは言えませんが、目が離せないどころがほとんど睨みつけ状態になってしまいました。
(前の方に座っていたから目ざわりだったかも、、、あ、いえ、そんなことお気になさりませんね)

失礼な書きようですが「何なんだ?!」というのがこころに浮かんだ言葉です。
この 何なんだ、を知りたく、遠征は無理としても、京都で拝見できる機会があれば、それを捕まえたく思います。

ほんとに 何なんだ あれは。
美しかったのです、残像がいまでも。

他にも一杯 一杯 おお! というところがあって、囃子方中心の会はほんとに、いいなあ。


体調いまいちなので、身体は疲れたのですが、こころが喜んでそこが元気になりました。
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by fuko346 | 2012-02-25 23:47 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(3)

苔緑

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今日は久方ぶりにあたり一面 暖かい陽が降り注いで、あの冷たかった日々が去って行ってしまったかのようです。
玄関先の苔が、ふくふくと色鮮やかに盛り上がって目を惹きます。

季節の移ろいを感じつつ、裏山に響く鳥の声など聞いています。


今週は、風邪だったのかなんだったのか、体調不良で、ごろごろと過ごしました。
そのごろごろとしていられることに、軽い驚きと感謝を感じつつ、この春を迎えましょう。
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by fuko346 | 2012-02-24 12:50 | 山里便り | Comments(4)

田村神社 厄除大祭

田村さんには雪が降る
と、このあたりでは言います。
一年で一番寒い頃 毎年 2月17.18.19日が東海道は鈴鹿のふもとに位置する 田村神社の祭礼です。

ここも横を通るたびに、一度は露店が並ぶというその祭りに詣でてみたいと思っていた場所です。
土日は混むからと、17日の金曜日に詣でました。

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はい、あの坂上田村麻呂が御祭神です。
鈴鹿の鬼を退治、という伝説が残っています。
賑う、とは聞いていましたが、いつもはしん、と静まっているので、ここまでの人出、とは思いませんでした。
駐車場に入るのも並びます、東海道 今は国道一号線も渋滞です。
お参りをすませ、露店を見て回ったあとは、、、



a0236300_1111028.jpgこのあたり、旧東海道沿いに、昔からの風情が残っています。
こちらは伝馬館
立派な建物が、往時の土山宿の賑いを感じさせます。
今は資料館になっており、、、






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大名行列のお人形さんたち。
とっても良くできていて、はあ、こういうものが往来していたのだなあ、と想像をふくらますことができます。
参勤交代でこんなことしていたら、そりゃ徳川家は安泰ですね、よく考えたものです。











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遊んでみました。

他にも旧本陣やらなんやら 見学するところはあり、時間をとって見て回るのも面白いと思います。

田村さんには雪が降る、は今年もあたりで、この日もとても冷え込み、ちらちらと雪が舞い、翌日は大雪が降りました。

田村神社のサイト
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by fuko346 | 2012-02-23 11:26 | おでかけ | Comments(6)

緑に満つ

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時折 美味しいものを食べましょうね、という料亭クラブの三人で、瓢亭別館へ。
本館は予約が取れず、まあ 一度行ってみましょうということで、こちらへ伺いました。
以前からこちらの 朝がゆ、ではなくて冬だけの 鶉かゆをいただきたいと思っていたのですが、それは来年に早くから予約を入れようと、気の早い話をしたのでした。




こちらのお昼のメニューは松花堂弁当のみ、です。
かの 瓢亭卵に うむうむ、なるほど、、、。
一番奥のお庭がきれいに眺められる席で、四方山話。

この前の道は、いろいろな想いを胸に何度も歩き、瓢亭も横目に見ていたので、別館とはいえ、その中でのどかに食事をしている自分が、なにか絵空事のような、不思議な気持ちがしました。

あの自分 この自分。
あのときの私、そのときの私。
まるで違う人のように感じてしまう、またはなっている、のを、それらをみな見ている自分がおかしがっています。

それはともかく、名店瓢亭の一端を味あわせていただきました、御馳走さまでした。

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きもの 草木染め紬 大高美由紀さん作
帯   ひなや   しゃれ袋帯

どれを一番、といってしまっては手持ちの品々に失礼だけど、このきものはやはり 一番 愛しい一枚です。
この作品は、きもの、と作者がほとんどだぶってみえ、その想いに、力を貸してもらえているような、そういう心持がします。












・一人言コーナー
長きにわたる訓練のせいで、うち倒れてはいませんが、おそらくかなりの重症の今、私を支えているものの一つです。
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by fuko346 | 2012-02-20 10:34 | 今日のきもの 冬 | Comments(6)

春近し

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今年は雪が積もらずに終わるのかと思っていましたら、湿った春の雪が降りました。
昨夜の最低気温 マイナス4℃で そうたいしたことないなあと思っておりましたが、やはり積もった景色を見ても、春が近いなあという雪です。

空気がほわっと暖かくて、季節の移ろいを感じさせてくれます。

雪の におい、とでもいうようなものがあって、真冬に降るものと今では違うのですが、どこがどう違う、と言われても説明に困ります。


とはいっても陽が落ちると、道路がこのまま凍るので、自分で運転してのお出かけは取りやめです。
最寄駅までの山道は、なかなか怖いことになるのでした。

謡講、楽しみにしていたのですが、残念です。
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by fuko346 | 2012-02-18 10:20 | 山里便り | Comments(0)

ん~~~ どうしましょ

とてもいい生地で、柄も好きで、、の夏大島のきものがありました。
が、あまりの滑りの良さに、衿が着崩れるので、着るたびに 私の着方が悪いのかなあと悩みつつ。
あるとき、そうだ滑りはいいし、軽いのだから春から秋にかけての長コートにしよう、と決心して仕立て直しをお願いしました。
それだ出来上がって わくわくわく、、、、あら まあ どうしましょ。

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雨コートになっています。

雨コート兼用にするので、撥水加工をお願いします。
裾までの長コート、道中着の長いのにしてください。
紐はなるべく目立たないようにしてください。

と、お願いしたのですが。

こういう場合、どういうことになるのでしょうか。
経験が無いのでわかりません。

これで着ても別に問題はないのですが、私は、雨コート、というのは自分で作ったことはなく、他の手持ちも大島紬、会津木綿、絹紅梅の生地で撥水加工してもらった道中着を愛用しています。
その形が好きなので、う~~~ん、と悩んでしまうのでした。

この夏大島、もっとちゃんときもので着て欲しかったので、すねちゃったのかな。
なんて、思ったりもしています。
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by fuko346 | 2012-02-16 15:31 | きもの | Comments(6)

飯道山は寒かった

ご近所さんの飯道山へ 思いついて登ってきました。

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里にはまったく雪などありませんが、いつ降ったものやら溶け残っています。
骨に染みいるほど寒い中をテクテク歩きます。
身体は汗ばむのですが、風にあたる顔が冷たくて冷たくて、全体はちっとも暖まりません。

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二つの峰のうち一つに建つ 飯道寺
往時は山中に30以上の堂宇の立ち並ぶ修験者たちがたくさん籠り参拝人が列をなした、立派な寺社だったそうで、その名残の石垣はそちらこちらに苔むして残っています。

暗く茂る杉木立の下に鎮まる その石垣を見ていると、そこに建っていたであろう堂宇、歩きまわる修験者、詣でにきた人たちの幻が 浮き上がってきるようです。

この日は晴れ、時々曇りのお天気でしたが、湖北に垂れこめている雪雲からときおり、風花が落ちてきて、それが陽にきらめくのがとてもきれいでした。

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住まいする山里が目の下にあります。
ほんとに山に囲まれていますね。
あの山々を超えてゆく、三重 京都 奈良へ抜ける道があるのです。

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もうひとつの峰に登り返して山頂からの眺め。
琵琶湖側です。
三角形の三上山が見えます、左手にうっすら湖面が見えるのですがよくわからないかもしれません。湖北は雪雲に覆われています。








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山頂に温度計がありました。
あまりみかけませんが、ここが低山のわりに寒い場所だってことを知らせたい人が取りつけたのかしら。
この場所は陽が当たっているのでがこの温度です。
風の当たる体感気温は さらに低く、寒くていられないので、少し下った風の来ない場所で、おにぎりと暖かいラーメンと、デザートのコーヒーを飲み、それでも寒いので、さっさと降りてきました。
冷え切った身体は、家のこたつに一時間入っていてもまだ冷たくて、骨の髄まで冷えるってこんなことかしら、と思ったことでした。
下手な雪山より冷えますので、おいでの方は暖かくして来てくださいね。









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楽しいお散歩でした。
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by fuko346 | 2012-02-13 11:56 | 山と温泉と旅 | Comments(6)

ほこほこ

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ときおり小豆が食べたくなって、ぜんざいを炊きます。
いまどきではない形の石油ストーブの上で ことこと ことこと 炊きます。

初めて自分で作った時に驚いて、また作る度に驚くのが砂糖の量です。
自分としては、これでもか、と入れてもそう甘くはなりません。
味をみながら、外で食べるぜんざってどれだけ砂糖が入っているのかしら、と怖くなります。

その味よりもかなり甘さ控えめ、小豆の味のぜんざいです。
美味しいです。
食べすぎます。

ほこほこ湯気があったかそうなのですが、どうにも写真には写りません。

そんなのどかなお話でした。


やっとそういうのどかな生活に慣れてきました。
生活だけではなく、なにかを為さねば、この問題を突き詰めねば、わからねば、という前のめりから離れて、穏やかな地平に立てたのかな。
一年かかりましたね。
何も考えない、と でもそれではあほではなかいか、と、でも考えられないではないか、とその繰り返しの中から ぼんやりと 薄日が差すような。

ここから、また はじまるのかな。
自分のうちを覗き込んで生きるのは、けっこう面白いです。

ずっと見ている神さんが にっこりしてくれたような気がします。
(この神さんは、既存の神さんではない、といか全部含んだもの、のようなもの、です)
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by fuko346 | 2012-02-10 11:06 | 山里便り | Comments(4)

久瀬温泉

5日、久しぶりに日帰り温泉を求めて岐阜県へ。
日帰りで行けるところでめぼしいところはほぼ網羅してしまったので、ここも三回目でしょうか。
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久瀬温泉
・岐阜県揖斐郡揖斐川町日坂224番地1
・アルカリ性 単純泉

玄関です。












a0236300_10104925.jpg回りの景色はこんな感じ。
ここは小じんまりした露天風呂と外の洗い場のみ、というちょっと変わった場所。
駐車場も狭いので、人がわんわんいることはありません。

なので今回もゆっくりと雪見の露天風呂を楽しみました。
暖まるし、お肌もすべすべになるし、かけ流し(だと思うのですが)なので、行きに入りの湯の一つです。



囲いがあるので、湯船の中から一面の雪景色を見ることはできませんが、それでも、屋根の上や囲いの上部からみる山は、こっぽりと白いものに覆われています。
どの季節もいいけれど、雪の温泉は格別に感じます。
肩の痛みも一時的にせよ、楽になりました。


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・そば処藤橋庵お昼はこちらで。
近くにある道の駅、星のふる里ふじはし にあるお蕎麦屋さんです。

温泉と蕎麦、という満足できる品ぞろえになりました。

各地のお蕎麦を食べ歩いていると、ついてくる一品が土地土地で違うので面白いと感じます。
ここでは 切干大根が出てきました。
漬物のときもあるし、「これは何ですか」と聞いてしまうものが出てくることもあります。
むろん、何もついてこないこともあります。
どういう加減になっているのかしら、調べたら面白いのかもしれません。

時間があったので、通りかがりにお多賀さん によってお参りしてから帰りました。
お伊勢さんには年参り、お多賀さんには月参り、、、なんですが、なんとこちらに来て二度目かしら、20年ぶりくらいのお久しぶりになってしまいました。

お多賀さん 多賀大社のことです。
由緒ある古くて堂々としたお宮です。
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by fuko346 | 2012-02-09 10:44 | 山と温泉と旅 | Comments(2)