月下逍遥

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こけみどり

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苔緑 というと少しくすんだ濃い目の緑を思い浮かべますが、この季節の苔は、冬枯れから復活して、それはみずみずしい色彩になります。

はっと する色、です。

毎年 見とれてしまうのでした。

山里では梅が不揃いな柄も咲き始め、満開から一分咲きまで様々な咲きようであちらこちらに白が浮かんでいるようです。
水仙もちらちらと咲き始め、鶯がにぎやかに 春をうたっています。

うらうら うらうら うらうら 今日はいい天気。


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おまけ
昨日 着ようと用意して都合が悪くなってしまった取り合わせ。
藍大島に 野口のちりめん名古屋帯。
この季節にぴったり、だったのですが。

たしかこの帯、昨年も使い損なって 画像だけ載せた覚えが。
季節限定は ぴったりの時期がせいぜい二週間くらいしかないので、その時期を逃すことがしばしばありますが、この帯はことさら時期が限定される種類のもののようです。
いくら暦が春になっても寒いくらいのときには はばかられ 春爛漫になり陽射しに目を細めるようになっては、ちりめんは遅くて野暮に思えます

昨今の天候だと、ちょうど という時期がほんとに限られてしまうもののようです。


(あさってからしばらく留守にします)
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by fuko346 | 2012-03-30 10:44 | 山里便り | Comments(4)

ころんと 天蚕

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今日は良いお天気でした。
昼間、ストーブをつけずに過ごしました。

庭をうろうろしていたら、あら 天蚕の繭が。
蛾の抜け出た穴が ぽっかり。
クヌギの葉っぱと共に 風で落ちてきたのでしょう。
葉っぱは枯れて茶色になっているのに、その葉を食べて緑になった繭は緑のまま。
不思議です。

いつだったか見つけた繭は、まだ新しかったのかもっと鮮やかな緑でしたが、この子はだいぶ風雨にさらされて色が抜けてしまっています。
それでも、あのきれいな若緑がまだ残っていますね。


イヌノフグリのお花畑に そっと置いてみました。
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by fuko346 | 2012-03-27 19:52 | 山里便り | Comments(4)

全削除

デジカメの画像、弐年分くらいを全削除してしまったもようです。
あらまあ、、、困った、、え、いえ そう困ってもいない自分に、そうかそういう時期なのかも、と思います。

清々しい、というのとは少し違うのですが、あるものは消えるのは道理なので、ふむふむそうか、消えたかったのか、なんぞとむりくりこじつけています。

撮ったものはきちんと整理、保管しなくてはいけませんね。
という天の声、と聞くことにします。

ということで画像がありませんが、24、24日は、ワインつながり きものつながりの仲間、の中心にいた京の染め師さんの一周忌とて、全国から集まった皆さんと楽しい時を過ごしました。
一周忌にちなんでの集まりに楽しいはないだろう、ではなく、その方のお人柄できっと一緒に楽しんでくれていただろうと、皆思っているのではないでしょうか。

集まりは イルギオットーネ クチネリーア  で。
彼の作品を身に纏った皆と美味し料理にワインに会話。
あんなことも こんなことも、あったね。
あのきものは彼女のところへ、あの帯はあの人のところへ、それぞれ個性にあったお似合いの場所へ収まっているのに納得します。

富夢さん 良い夜をありがとう。

以下 時系列で備忘録です。

まずはお仲間の河野夫妻の そめ・二人展へ。
工房のサイトはこちらです
(ごめんなさい 宣伝写真 消しちゃいました)

そこで数人の仲間と出会って ちょうど展示会をなさっていたkimono gallery 晏さんの会場へ。
たくさんの美しいものを見せていただきました、お世話になりました。
 ・サイトはこちら 

そしてメイン会場のギオットーネへ。

翌日は、ランチを先日伺って気に入った 菜の菜さん でゆっくりといただきました。
ご一緒したお友達も満足していただいたようで 良かったです。

その後、これまたお仲間が展示会をなさっている 三条堀川のギャラリーへ伺い、作品を拝見しました。

と書いてみると、美しい作品と美味しいもの、ひさしぶりの邂逅と、贅沢な二日間だった、と改めて思います。

えっと、お友達の美しい着物姿をおさめた写真も消えました。
またまたごめんなさ~~~い。

あ、そうそう。
この日は↓の 本場結城無地(胴抜き仕立て)と桜帯 (紬地 生駒暉夫さん作)でした。
富夢さんの作品で手持ちのものは単衣 夏もの、なのでこの日は使えず、工房で染めさせてもらった、半襟と帯揚げを使って彼を偲んだのでした。
そのときの記事はこちら。
旧ブログ
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by fuko346 | 2012-03-26 17:13 | 美味しい場所 | Comments(6)

さ く ら  は、、、

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梅は咲いたか、桜は まだ、ですが、、
明日はこちらの取り合わせで 出かけます。

お久しぶりの皆さんと、遠くから馳せ参じる皆さんとお会いするのが楽しみにです。

雨、やんでしょうだいね。
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by fuko346 | 2012-03-23 17:05 | きもの | Comments(6)

うめ

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梅屋敷の梅が咲き始めました。
例年どうり 一番気の早い一本が五分咲きです。
他はまだまだ蕾がほとんど。

それでもこの木の近くでは、芳香が漂って それを胸いっぱい吸い込んで
はぁ    気持ちいい。

こういうのをおそらく 幸せな一瞬というのでしょう。


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こちらは遠来の美人さん、はるばる山里に降り立ちました。
好みを思ってくださって、こんなすっきり、派手さは無いけどじんわり美しい手塩にかけた子をいただきました。
ここの気候が気にいってくれればいいのだけど。

毎年、この花を見ることができるかと思うと うれしくて。
うふ うふ。
花のある よろこび、です。
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by fuko346 | 2012-03-22 22:49 | 山里便り | Comments(6)

鵜の瀬 (城崎温泉)

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高速を使わず、下道をうらうらと城崎温泉へ向かう途中、いままでそう見たことのない風景に目を奪われます。
雪、から霧が湧いているのです。そこでもここでも、まだたくさん溶け残っている雪のあるあたりには濃い霧が立ち込めていて、集落を覆ってしまっている場所もありました。

雪国では珍しくもない風景なのでしょうが、私にはとても興味深く美しく感じられました。

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城崎雑感

まず、人通りの多いのにびっくりしました。
こういうのは、、、草津、野沢、ああ湯布院でも見たけど、その中でも一番の大賑わい。
夜になっても人通りはあり、どこの温泉地でも閑散としてる射的場もお客さんが入っています。
温泉地、というより観光地になっているのだなあ、それを楽しむ若い人がたくさん来るのだなあというのが感想です。
肝心のお湯は、、、
外湯めぐりを楽しみにしていたのですが、温泉は一か所から循環で送られていると聞き、あれそうなんだと期待がしぼみます。
加水 塩素消毒あり、で、、、。
それはもう私にとっては温泉地、という魅力はなく、、、。
あ、いえいえ 温泉の風情を楽しむ観光地としては良い場所だと思いますので、そういう場所がお好きな方はぜひ訪れてくださいまし。
などと言いつつ、宿の内湯に二回、外湯二ヶ所、しっかりと入ってきました、来たからには!です。

お宿は かに庵。

今回の喜びは温泉ではなく、通りすがりに立ち寄った場所にありました。

その前に、国道を帰途についていると、フロントガラスの向こうに見慣れぬ大きな鳥が飛んできて、ばさりと電信柱に止まったですが「あ コウノトリ!」 思わす叫んでしまいます。
コウノトリの里公園からはだいぶ離れているのですが、まあ、翼のあるものですから、お気に入りの場所を求めて移動しているのでしょう。
コウノトリは、おなじみの多摩動物園でよくよく見ているので、めずらしことはないのですが、やはり、そこらをばっさばっさと飛んでいると、そして復活をかけて努力している人たちのいることを思うと、感動的です。

わ~い わ~い 野生の(野生にしようと努力中の)コウノトリに出会えた、と大喜びしたのでした。

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今回の眼目 鵜の瀬 です。
福井は小浜から山の中へ分け入って、あたりの風景が あ、ここは特別な場所、と感じられるようになり、小雨の降る中 この降り立つと、神いますことを肌から知ります。
折りしも、雪解けの少し白濁した水が勢いよく あふれんばかりに滔滔と流れていました。

東大寺のお水取りは、ここから お水送りをすることから始まります。
資料館の写真など見ますと、その火祭りを実体験したい、という想いがつのります。
でも、まだ東大寺のお水取りも行っていないのに。

どうも憑依体質らしい私は、こういう場所に立つと、ずんと、現実を離れていにしえへ魂が飛んでしまうらしく、ぼうっとしてしまいました。
そのまま移動して、、、

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こちらは 瓜割りの滝
ここらはよくよく通る場所で、いつもぴゅっと通過してしまうのですが、今日こそは行くぞ、と薄暗い中に森を分け入りました。
たんに、日本百名水にあげられたから、行ってみたかっただけなのですが、なんのことはない、神や仏に囲まれて、滝の周囲は神域として 立ち入り禁止になっていました。
人がたくさん行くようになったからそうなったのかもしれませんが、立ち入り禁止のしめ縄が厳かです。
水のあるところ神はいて、それは鵜の瀬でも同じことです。
若狭あたりは観音の地、と思っていたけれど、神います土地でもあったのですね。
というか、仏に神が融合していく、その初めの頃の行いが始まった土地でもあるのかもしれません。

外来の仏さんをいつのかにやら 太古からの神さんと一緒にしていまうという どこの民族でもしてしまうことを日本でもしてきたのですが、どうもこの頃、日本人の血の中には、神さんが、色濃く残っているように感じることが多いのでした。


この旅も いつかは行きたかった場所にたくさん行くことができて、とてもうれしいことでした。
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by fuko346 | 2012-03-20 11:42 | 山と温泉と旅 | Comments(0)

義援能

13日(火) 京都観世会館

東日本大震災第二回 義援能 (二部)

舞囃子 仕舞 

能は 養老 シテは井上先生

急な舞と囃子に、身体の細胞とこころが、わくわくとなり。
いつしか自分が ここでないどこかはろばろとした場所で舞っているような気分になってきて、心地よい。
たぶん おそらく こういうものが能の面白さなのかも、と感じた夜でした。

この催しは全額 震災への寄付になるそうです。
一年 二年 とことさら区切るこもぜず、他に起こった災害や苦しみにも、あたう限り気持ちを飛ばして、できることをしていこうと思うのでした。

ところで。
今夜の能楽堂は 今まで経験した中では一番 いい感じでありました。
見所の気持ちが やはり常とは違っていたように思いました。

もうひとつ。
記憶力がとみに落ちております。
存じおりの方にすれ違っているような、、、知らんぷりをして失礼をしているのではないかと恐れております。
一度 二度 短いお出会いや大人数の会では お顔が覚えられないのです、お許しあれ。



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きもの ほぼ久米島紬 袷
帯   丹波布 九寸名古屋

目立つのやだな、、、という気持ちがあって、少しずつ払拭しつつはあったのですが、最近、自分の着たいもの着よう、と思うようになりました。

以前なら えっというような黄の帯締と、桃色帯揚げの取り合わせ。
寒の戻りでとっても寒い夜でしたが、春 なんですもの。
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by fuko346 | 2012-03-14 12:02 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(4)

もしもがんが、、、

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がん体験からはじめた社会活動、のようなものの一環として、国立がんセンターが募集した、「患者・市民パネル」の一期 二期に参加しました。
その関係で、がんセンターからのお知らせがメールや、このような冊子が時折 届きます。

初発からかなり時間がたち、もし、そういうときのこともずいぶんと思いつめ、落とし所を見つけたつもりだったのですが、この冊子が封筒から現れて 再発 の文字を目にしたときに、みぞおちの奥のあたりが ぐりん、と動いたような感覚を持ちました。

いくら考えていたも、そのとき がきたらまた 想いもしなかった物語が始まるのでしょう。

再発 や 死 は、社会でも医療現場でもタブーになっていた時代は長く、そこから起こる不幸もたくさんあったのではないと感じています。
やっと、こういう冊子が医療側から出てきたことは ある意味革命的なこと、と感じます。

たとえ苦しくてもつらくても 向き合わなくてはならないこと、はあるものです。

そしてあったこと、あることは、無かったこと、無いことにすることはできません。

見えないことにすることに成功したとしても、、、それでは大事なことがこぼれおちてしまうように思います。


ブログを引っ越しして、このての話題は書かないようにしようかなあと思っていましたが、どうも、追いかけてくるようです。
ここを見てくださる方はそう多くないけど、そんなちょっとずつでも、何か、伝えることができればいいなあ、と思い返しています。
一年、ぐったり倒れていて、力がちょっと戻ってきたのかもしれません。
常のお遊び備忘録といっしょくたは おかしいようにも思うけど、それもこれも一人の人間の中に同居しているものなのですから。

がんセンターのサイトはこちらです
なお、まだまだ問題は多く、思うような情報 対応は得られないかもしれません。
ただ、それをより良いものにしていくのは、これからの私たちにかかっているのだとも思います。
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by fuko346 | 2012-03-12 13:56 | おもいつれづれ | Comments(4)

目の保養、、、かな

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ご案内をいただいて、大店のこちらの催事へ。

おきもの さわさわしているときは、いっときでも気鬱を忘れます。
きれいなものをたんと見ました。








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折りしも今日から、伝統産業の日がはじまり、市バス・私営地下鉄が、きものを着ていると無料になります。
他にも特典がたくさんなので、20日までに、きもので京都においでの方はパンフレットをぜひ手に入れてくださいね。

山から出て行くと、交通費もばかにならず、、、ということで来週はこの無料券を握りしめて、二回、京都観世会館へ行く予定にしております。




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きもの 結城紬
帯   塩瀬染め帯

先日と同じきものになってしまいました。
この帯、昨年のこちらの催事で求めたたお買い得品。
趣味に走り過ぎて、ちょとしたときの帯が無く、この帯なら何にでも合うかしら、のつもりだったのですが、なんと、手持ちの紬にとっかえひっかえ乗せてみたけど合いません。
どうということない帯なんですが、きっぱりした横縞模様というのはけっこう気難しいのですね。
でも、そのきっぱり、が好きなのだから仕方がありません。






以下 つぶやき。

きもの着て、とんとん とんとん 草履をつっかけ京の街を歩く。
心地よい ひとときを味わうことで、こころの重さを軽くする。
だいじょうぶ だいじょうぶ ここまでやってきたのだもの、だいじょうぶ。
もう少し もう少し、きっとそう遠くないいつかに 空が明ける。
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by fuko346 | 2012-03-10 23:46 | 今日のきもの 冬 | Comments(0)

御池あたり 右左

今日はけっこうな雨降りで、春が 春が、と聞こえます。
昨日は ぽうっとゆるい空気のお出かけ日和。

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パスタコレクションハウス道月
京都市中京区押小路通麩屋町東南角橘町616

久しぶりにランチをご一緒するお友達と、気楽なところをネットで探して行ってみたら、あら、ここは前はお蕎麦屋さんだったところではないですか。
京都も変化が大きいですね。

気楽なランチにはちょうどよく、たくさんおしゃべりいたしました。

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お腹いっぱい 良い気持ちで、こちらへ。
文化博物館で行われていた 北斎

この人は 天才だわ、、、と改めて思います。
緻密なデッサンの元からの、躍動的なデフォルメ。
ぴたりと決まった構図。
目をあらうような蒼。

そのまま写実したのではないのに、これ以上はないようなリアリティ。
写真よりも、本物を伝えているのではないかしらん、と感心してしまいます。

でも、人が多くて、ゆっくりは拝見できませんでした。
空気が、、、だめになってきています。
困りますね。

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二条駅に地下鉄に乗って。
例のきものが仕立て上がりました。

縫い紋もきれいに仕上がりました。









またまた地下鉄に乗って御池付近へ。
大鼓(おおかわ、 たいこ、ではありません)のお稽古一回目。
楽しい、、、、。

お笛は先生の体調不良で、京都のお稽古場がお休みになっています。
そんなこんなで、こちらはしばらくお休みにする予定です。

最後には京都市役所前から地下鉄で山科駅へ。
はい、東西線にそって右左していた一日でした、先輩方のお稽古を拝見していたので、帰宅は8時近くなってしまいました。


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きもの 結城紬
帯   木綿 九寸名古屋
帯どめを 椿にしようか梅にしようか迷って、どちらもちょと遅いけど、椿をつけたくて選んだ装い。
気楽な一そろいです、らくちん らくちん。
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by fuko346 | 2012-03-09 16:11 | 今日のきもの 冬 | Comments(4)