月下逍遥

fuko346.exblog.jp
ブログトップ

<   2015年 07月 ( 14 )   > この月の画像一覧

百合の香に

a0236300_1711454.jpg

鹿口から守るために 柵で囲った菜園の一列を 花畑、にしています。
そこに 小さい苗で買ってきた 百合を植えてあるのですが、年々 株が増え、花も増え、今年は 4株に それぞれたくさん花がつきました。

菜園でうろうろ仕事をしていると その百合の香が風に揺れて漂ってきて 豊な気持ちになれます。

一本を玄関の花瓶に。
それでうちの中も そこはかとなく 百合の香。


暑い日が続いて 昨日は家の中にいても 頭がぼおっとしてしまうほど。
夜も冷えてこなくて 窓を少し開けたまま寝ました。

今日は今 しゃらっと夕立がきて 気温が下がったようです。
ほっとしますね。

明日からまたしばらく東京、です。
[PR]
by fuko346 | 2015-07-28 17:26 | 山里便り | Comments(2)

あか~い 梅干

a0236300_23284710.jpg

しばらく前。きれいな透明な梅酢が 上がったので さて、と 菜園の紫蘇を採りに行き、塩でもみもみして、そのなんともいえない紫色になったものを 梅壺に入れると 透明な梅酢は さああっと それはそれは ピュア と例えたい美しい 赤 になります。
あ~ きれいな 赤だこと、と見ほれるばかり。

しばらく漬けて様子を見てみました。
梅干もきれいに染まっています。

以前は あんまり赤い梅干は好きではなかったのですが、山里にきて 敷地にぼとぼとできる梅に罪悪感を感じてから 自分で作る始めると なんだか 紫蘇そのものの色が 愛おしくなったのか、赤い梅干も好ましいく感じるようになりました。

紫蘇は昨年のこぼれ種から 菜園のあちこちに出て来たものや、このあたりに来年生えてくればいいなあ、と種のついた穂を ぽいと捨て置いたとこから生えたものを 収穫します。
梅酢が上がった頃、紫蘇も茂ってくるのでした。
上手いこと できているものです。
おそらく 材料を買ってくるのでしたら 梅干も 山椒の佃煮も ジャムも作っていないかもしれません。

その時期 時期に ちゃんと自然が巡ってきて その自然の流れに沿って作っていけば簡単に(手間はかかるけど)、そこにあるもので それなりのものができる、と知ったのはけっこうな 収穫です。

赤い梅干 都会暮らしでは 何かで染めてる、という気持ち悪さがあったのかもしれません。
そこにあるものを単純に使って あの美しい赤になる、と知ってからは 真っ赤な紫蘇の味の沁みた梅干が好きになったのかもしれません。

買ってくるもの、と思いこんでいたものを 自分で作ると 発見があって楽しいものです。
もともとそういう暮らしで育った人は 当たり前過ぎて そんなことで驚いたり喜んだりしないでしょうから、そんなことも めっけもの、かもしれません。


さて ゆっくりと もっときれいに染まって美味しくなるまで ゆっくり おやすみ。
[PR]
by fuko346 | 2015-07-25 23:57 | 山里便り | Comments(5)

宵山能

a0236300_15391499.jpg

能楽堂 嘉祥閣にて 宵山能 「橋弁慶」半能 にお誘いいただいて 行ってきました。
a0236300_1541513.jpg

美しい設えです。
能楽師のみなさん 白のかたびらに グレー系の袴で揃えられて その清々しい を通り越して美しいお姿。
姿勢がいい または 着慣れていることもあるのでしょうが、日本の おのこ、の良さに ほれぼれでございます。
はて どこを見ているのだか。

宵山の日に 祇園祭りの山鉾にちなんだ 演目を見る、その前にお話しも伺う、という 祇園祭りを知る上でとても 良い楽しい催しでした。
お能は 後半の良いとこどり、です。

a0236300_15493254.jpg

橋弁慶山の御神体は 宵山には 町家の二階に。
ついさきほど お能で拝見した 弁慶さんと牛若丸さん。
いままで ぼーっと見ていただけでしたが、 ぐっと近しい感じになりました。
祇園さんには お能にちなんだ山鉾が多く、それは知ってはいても みな そのお能を拝見したわけでも 由来を聞いたわけでもないので、今回 とっても身近になりました。
来年は 八幡山、とか。
今から 楽しみです。
a0236300_15532387.jpg

お囃子が通ったり
a0236300_1554150.jpg

去年は人気で近づけなかった 大船鉾を拝見したり。
屋台の出ていないそう混んでいない ゆるゆるとした 後祭りの宵山はおすすめです。

この日 午後から セールになってる着物屋さんや小物屋さんを回って、ちょこっと蕎麦でもすすって小腹を満たし、宵山能を拝見して、その日の演目の山鉾を中心に 後祭りの宵山を楽しみ、その後 知り合いのワインバーなど行って 泡泡して、ホテルに泊まり、翌日朝の後祭り巡行を見て さっと帰る、なんてのを年中行事にしたいものだ、と 深夜の山道を車で 鹿 イノシシの飛びだしに注意しつつ帰る道みち 思ったことでした。
[PR]
by fuko346 | 2015-07-24 16:02 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(4)

蝉丸 替之型

a0236300_21435995.jpg

大津市伝統芸能会館 能楽堂

蝉丸 替之型
蝉丸 片山九郎右衛門
逆髪 味方 玄

ここ大津は 逢坂の関のすぐ近く。
開館20周年ということで 土地にちなんだ演目をしているようです。
逢坂の関に庵を結んでいたという盲目の皇子、と 髪が逆立っているため放擲されて狂女となった 姉 逆髪が出会い 別れるお話。
嫋々とした静かな風情の中に ぴん、と緊張が続きます。

定めなき世のなかなかなに、、、

久しぶりの能楽堂 一時の夢をみせてもらいました。


a0236300_21553460.jpg

今日のきもの
きもの 能登上布
帯    会津からむし織 八寸なごや

最高気温35度ということでしたが、車と冷房のきつい能楽堂、の往復でしたので、暑さはほぼ感じませんでした。
夏きものはじめ、としては上々、です。
[PR]
by fuko346 | 2015-07-20 21:58 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(4)

擬態

a0236300_21264048.jpg

山椒の木に 小さいナナフシ が。
肉眼では こんな赤い色も おめめも見えませんでした。
山椒の枝の赤に 似せているようです。
例によって おめめはこちらを 見ています。
「何です?」

見事に枝になりきる ナナフシ 葉っぱの上では効果なく あれ、なんか変なの乗ってる、とわかってしまいました。
なりきる、のも 難儀なもの、枝、になれる場所へ移動中だったのかもしれません。

ナナフシ そうめずらしくもなく 山里にはけっこういます。
けっこう見つけられるってことは、、、擬態 って そう効果がない、、、のかも。

いえいえ そんなことはありますまい。
きっちり生き残っているのですものね。
[PR]
by fuko346 | 2015-07-19 21:33 | 山里便り | Comments(4)

まろやかな時 

a0236300_23343897.jpg
 
お声をかけていただいて 泉涌寺塔頭戒光寺で行われた 小川流煎茶会、に伺いました。
主役は 行者餅、、、、。
祇園さん 宵山の16日だけ柏屋光貞さんで 発売されるお菓子、です。
そこはかとは知っていても 予約でしか買えない、と聞いてからは 手に入れることはないなあ、と思っていましたが、味わうことができました。
美味しい、です。
山椒の香のする味噌餡、と聞いたら 食べてみたくなりませんか。

お煎茶の茶会は三度目、でしょうか。
初めてのときは 二、三滴のお茶、に驚きましたが、その美味しさも知ってしまったのでした。
今日は 水だしの甘露、をいただきました。
お席は 先生のお人柄であるのでしょう、とても居心地も良く、初心者には丁寧に説明くださり、楽しませてもらいました。

素晴らしい御本尊も拝ませていただきました。
このあたり もう少し 涼しい季節に ゆっくりと散策したいものです。


この後、きもの好きの皆さんに人気の帯を作っている 千藤さんのギャラリーへおじゃまして、美しい品をいろいろ見せていただきました。
わくわく。

清々しいお寺で 行き届いていながら居心地のいい茶会に参加し 美味しいお茶とお菓子をいただき、美しい布も見て、こころうっとり、でありました。

台風が来ていて 帰りの道が心配なので そそくさと帰ってしまいましたが、祇園さんもちょこっと覗いて見たかったのでした。
今年は 後祭り、に行ってみようと思います。
[PR]
by fuko346 | 2015-07-17 00:00 | お茶会と稽古 | Comments(0)

夏がきた

a0236300_1110116.jpg

ふわ~~~~~
青空に白い雲
さやさや ゆく 風

じーじーの蝉の音
百舌鳥が鳴いてる

今年も夏空を見上げています。

今日年もその前も こんな写真をあげたような気がするけど。
その繰り返しが 生きていること。

手に入れたいと願った 穏やかさが すこうしずつ 身の内に育っているような気がして うれしい。
[PR]
by fuko346 | 2015-07-15 11:18 | 山里便り | Comments(0)

若冲と蕪村 と リンデンバウム

ふうっ みなさま お暑うございますね。
台風も 心配です。
この 湿気 どうにかなりませんでしょうか。

さて、そんな湿気の中 土曜日に MIHOミュージアムへ行ってきました。
a0236300_10243071.jpg

同い歳、同時期、京都のごく近い場所に住んで 活躍した二人の作品が 並んでいます。
他の作品も少しあって この時期の 豪華絢爛さを垣間見ることができます。
どうも 並び立つとき、というものがあるらしいですね。

似たような画題の違う作家の作品を並べてみると その違いがはっきりして とても面白く拝見しました。
それにつけても 二人とも なんとたくさん書いていることよ。
大作以外にも ちょこっとしたものもあるので 西洋の油絵などと比べていけないけど、かいて かいて かいて、していたのだろうなあ、、、などと思いました。
描かずには いられなかったのだろうなあ。
保存状態のとても良いものもあって 今 いる人に会ったような気がします。
8月30日まで、です。
会期中 入れ替えもあるようなので また 行ってみるつもりです、なんせ 近いので助かります。

この日は お楽しみがもう一つ。
一度行ってみたかった 宇治田原にある 隠れ家レストラン リンデンバウムへ。
a0236300_1036193.jpg

京都府綴喜郡宇治田原町湯屋谷
MIHOに御一緒した5人で 一テーブル ゆったりと ランチをいただきました。
自宅を改装した 落ちつけるお店、です。
ただ 車じゃないと行くのは難しい場所にあります。
a0236300_10394938.jpg

食べ応えのある量で もう食べられないと言いながら いつものようにデザートも するりと食べてしまうのでした。
こんなところに、というお店 この頃増えていますが、良いお店ならお客さんは行くもので、この日も予約で満席でした。
お店の雰囲気は 店主の想いそのものだと思うのですが、実に居心地の良い 空間、でした。


が しかし、おあとがよくなくて。
湿気を含んだ暑さと 土曜日ということでそこそこ混んでいたMIHOの人ごみにあてられたのか、家に帰ると ふわとめまいがして、そのまま寝てしまいました。
翌日も なんだかふらふら。
ああ いかん 夏に弱い体質を どうにかできないものか、と もう 毎年 思うのでした。
[PR]
by fuko346 | 2015-07-13 10:49 | 展覧会 | Comments(4)

富山の薬売り

a0236300_1225461.jpg

子供の頃 富山の薬売りさん が来て 紙風船 をもらうのが 楽しみでした。
東京の両親の家には もう かなり古い 桐でできた薬箱があります。
何度かの引っ越しで いつのまにやら 薬売りさんは 来なくなってしまいましたが、桐箱は いまも薬入れ、です。

この山里に来てみると プラスチックの薬箱が 二つあり、違う会社の人が年に一度 やってくるのでした。
二つはいらんだろう、と 一つは丁寧にお断りして、今は 一人の方が 忘れたころにやってきます。
今は 紙風船はくれません。
たしか子供が小さかった頃は ゴム風船をくれたような、記憶があります。

置いてあると やはり ふと 使うものです。
薬を交換に来るたび 数千円 支払います。
でも こんなもんで お商売になるのかな。

全国を回っている薬売りさんは 販売 の会社で、薬を作っているわけではない、ということに 気がつjきました。そりゃ そうだ、薬やさんは薬を作っている会社なんですものね。

どのくらいの旅で一回なのかな。
どのくらいでおうちに帰るのかな。
感じのいい地方ってどこかな、また 行きたいって場所はあるのかな、とか 聞きたくなるけど。

常にどこかへいきたいヒト である私は ふと 全国回れるお仕事が 羨ましくもあるけれど、そんな 甘いもんじゃありませんぜ、というのもわかります。
ドラッグストアが そこらじゅうに出来、情報がどこにいても得られる昨今 どんなことになっているのかな。
先細り しているのだろうなあ、知らない人も多いのだろうなあ、と思うのでした。
今日あたり あのおじさんは どこらへんにいて どんな人と話しているのかしら。
[PR]
by fuko346 | 2015-07-09 12:43 | 山里便り | Comments(4)

梅仕事 と 天のしずく

a0236300_9505951.jpg

梅仕事 です。
梅酒は 青梅で 東京に行く前に漬けておきました。もう、すでにうっすら黄金色がにじんでいるものもあります。

右のバケツの中はほどよく熟れたものを収穫して 梅干にします。
今年は ほんに不作。
よくできる年にはこのバケツに 三杯 四杯 あるのです。
二人分、としては ちょうどよく たくさんとれると 途方にくれてしまうのでした

折りしも TVで 映画「天のしずく」 辰巳芳子"いのちのスープ を放送しており見ていました。
はじまってすぐ 梅干のおにぎりの話をされていて おお。
そうそう 私も同じように思っていて、梅干は 半分を真ん中に入れ、残りは手につけて握ります。塩は使いません。
真ん中だけ すっぱしょっぱいのって 食べにくいですもの。
それから 辰巳さんが梅干を作っていた 甕、同じ。
蓋を お皿にしていたのも 同じ。
だからどう、ということはないけど うれしくなります。

ふむふむ 実に正しいことを おっしゃっている、と見ていると、緩和ケア病棟にスープを届ける話になり、登場した病院が ありゃ。
私が がんになって すぐに見学に行って安心した病院でした。
主催していた勉強会に講師をお願いしたこともあるT医師、お若い 変わっていません。
どのくらいの頻度でスープを届けているのかしら、ボランティアの人たち、と見受けられたけど、ここは今 どういう組織になっているのだろう、とか知りたくもなりましたが、こういう取り組みをしている、ということを知っただけでも うれしくなりました。

一番 記憶に残ったのは 実は。
外作業をなさっているときに着ていた作務衣、上布、と思われ 日に透けて美しかった。
辰巳さんは 美しく 強い方、でした。


また 雨が強く降ってきました。
裏山に落ちる その音が しずしずと聞こえてきます。
[PR]
by fuko346 | 2015-07-07 10:18 | 山里便り | Comments(4)