月下逍遥

fuko346.exblog.jp
ブログトップ

<   2015年 11月 ( 9 )   > この月の画像一覧

修理中

a0236300_10481093.jpg

東京の両親の家 修理中。
足場が組んであります。
常には不在なのに もったいない、とも思いますが、だいぶ痛んできて このままでは 困ったことになる、と案じていた矢先、お隣が修理する、というので一緒に足場を組んでもらうことにしました。
もう少し 住める状態で 保ちたいと思います。
あまりにも ぼろぼろの空き家はご近所に迷惑ですものね。
この先どうするか ぼつぼつ考えましょう。

さて両親ですが 落ち着いて生活しています。
すごいなあ、と思うのは だんだんと身体が衰えるにしたがって その生活に慣れるよう いろんなところも衰えてきて、今の状態が そう苦痛でもなく暮らしていることです。
わかったような わからないような状態は わからない方向にしか進まないのですが、それも 今を生きる術なのだなあ、と感心します。
ここへ 至るには もう10年くらい あれこれ あれこれ しているわけですが、一歩離れて見ることができる余裕が少しでもあると これが私のお仕事なんだなあ、と素直にこころに沁みるものがあります。

もしかすると もう少し違う心境が味わえるのかもしれない、とぼんやりと薄明りが見えるような見えないような。
見えたらいいなあ、と希望しているのでした。
[PR]
by fuko346 | 2015-11-30 11:04 | おもいつれづれ | Comments(4)

兎口温泉 植木屋さん

山小屋一泊のあとは、、、
この旅館が管理していた 至福の市営露天風呂が隣にあり そこを目指して訪れて存在を知り、一度泊まってみたいと思っていた温泉旅館です。
露天風呂は残念なことに閉鎖になってしまいました。(うう もったいない)
a0236300_1093310.jpg

兎口温泉 庚申の湯
新潟県十日町市松之山756-3
玄関には もう雪囲いが準備されていました 豪雪地帯です。
a0236300_10114491.jpg

コースターが可愛いので 思わず写真を撮りました。
a0236300_10125665.jpg

朝 一面に広がる雲海。
a0236300_10141635.jpg

お湯。
加熱したものと非加熱源泉。
すごおうく しょっぱいです。大古の海水がわき出ているそうです。
温泉成分が浴槽について 元はなんだかわからないくらいになっています。
いいお湯です。4回 入ってしまいました。
・ナトリウムー塩化物泉
a0236300_1023255.jpg

いわゆる旅館の料理、はあんまり好きではなくて 家庭料理の延長のようなものが好き。こちらは私の好みにぴったりで 優しく美味しく。
ただ この旅館の唯一の欠点は 品数が多すぎて 食べきれないこと。残すのはもったいなく、申し訳なく。

松の山温泉郷の一つに数えられていますが ここは一軒離れていて とても静か。
以前はスキー客が多くて 別棟まであったそうですが 今は5部屋へと縮小しています。家族経営、静かさと 手作りの料理と いいお湯、が満喫できる 良いお宿。
いつになく たくさん書いていますが、こういうお宿は貴重なので お湯好きの方にはぜひ 訪れて欲しいのでした。

サイトはこちら 植木屋旅館

移動距離が長いので 立ち寄ったところはここだけ
a0236300_10384115.jpg

大量の鮮烈な水がわき出ていて 池になって とうとうと流れています。
周囲が日照りでも ここだけは枯れず 竜神伝説がたくさんあります。
一帯には なにか違う 気が 流れているように感じます。
龍が窪

二泊三日 新潟 群馬の名湯に満足しました。



新潟県中魚沼郡 津南町谷内
[PR]
by fuko346 | 2015-11-25 10:43 | 山と温泉と旅 | Comments(0)

また 新潟の山小屋へ行きました

今年は春にも行っていたような気がしますが 連休に 新潟は六日町 巻機山のふもとにある 山尾小屋へ行ってきました。一泊目は山小屋ですが、二泊目は私の希望で温泉宿。
a0236300_10525047.jpg

もう木々は葉を落としてしまいました。
5月は残雪と新緑、いつだったかは紅葉のときにも来たことがありますが、晩秋は 初めてで新鮮な景色です。
高い山の上には もう雪がありました。
いつものように 立ち寄り温泉は 六日町温泉公衆浴場へ。
国道わきにひっこして 知らない人は こんなところに いい温泉がどばどばとかけ流しになっているとは思わないかもしれません。
湯口は手を入れらないくらい 暑いお湯、です。
ぴっと身体が元気になるような気がします。
a0236300_10585517.jpg

これまた例によって なにもするわけではなく ストーブの火を見ています。
たき火大好き人間には 至福の時間。
小屋外に置いてある 発電機の音だけが ういーんウイーンと聞こえて、それを止めると し~~~~~ん、と音のする夜がやってきます。
月あかりで 窓の外はぼんやりと黒く木々のシルエットが黒く浮かんでいます。

一日目は行くだけ。
二日目は 前から行ってみたかった兎口温泉へ泊まることにしていましたので その前に、群馬方面へきになる温泉があったので 行ってみました。
高速乗らずに一時間半くらい三国峠を越えて。
宿りついた温泉宿はしん、として 「ネット上に書くのはご遠慮を」との張り紙が二枚も張ってあったので、名前は伏せます。
湯治に来る地元のお客さんを大事にしたいのだと思います。
女将さんは 立ち寄りもできれば断りたいような雰囲気。 もしかすると この先、立ち寄り不可になってしまうかも、と思いました。
いいお湯でした。
一人占めで 30分くらい 入っていました。
ぬるい源泉が たっぷり注がれて 小さめな湯船から 溢れていきます。
透明なお湯に かすかな ゆで卵臭。まったりとした肌触りに 小さな気泡がいっぱいつきます。
ここは ほんとにお湯の恵みが必要な人が ゆっくり来るところ、お湯を大事にありがたく思う人のための温泉だなあ、泊まりに来たいなあ。
できれば数日いたいなあ。

いたい、なあ。

兎口温泉は頁をかえてまた明日。
[PR]
by fuko346 | 2015-11-24 11:14 | 山と温泉と旅 | Comments(2)

MIHO ウェーバー・コレクション (正倉院・佐川もちょこっと)

a0236300_21411441.jpg

久しぶりにきもので。
と 思って調べたら 一月前に 平等院へ行っていました。
え、あれからまだ一月しかたっていないのですね、だいぶ 昔のような心持です。

きもの ぜんまい紬(ぜんまいはちょっとだけ) 袷
帯    インドネシアバティック 綿
帯どめ 陶器 冬枯れに鳥一羽

a0236300_21451560.jpg

こちらのコレクション。
すごくて 口があんぐり してしまいました。
レンブラントから 白磁に青磁 光悦に根来に 縄文土器まで。
江戸時代のかたびらから 銘仙まで。
ふ~~~~っ。
頭をよぎるのは いったいこの人 どうやって集めたのでしょ この名品たち。
そのおかげで 美しいものをたんと 見せてもらいました。

a0236300_21504733.jpg

三時半から 入って ほぼ独占状態。
誰も(いない空間で 堪能。
帰るドアの向こうは もう薄闇。
山里は雨風で 紅葉はだいぶ散ってしまっております。
しん、と冷えてきた道を 一人歩いて、幸せな気分を胸一杯に吸い込んで。
お近くの美術館はうれしい うれしい。
次回 春の展示も面白そう、楽しみです。

おまけの備忘録。
★67回 正倉院展。
久しぶりに行きました。
人ごみはいやなので5時過ぎから入館、ゆっくり拝見することができました。
美しい琵琶や吹いてみたい石笛や お宝はたくさんでしたが、なんといっても 聖武天皇愛蔵の袈裟、というのが 美しくて その糸の細さ 羅の精密さ といったら!!!
わあ あ あ あ あ、、、、、、その糸の繋がりに 入り込んでしまいそうに 見つめてしまいました。
保存状態のよいのにも驚きます。
しまってある箱にも驚きます。
やっぱり 正倉院はすごい、です。
★ 佐川美術館 没後400年 古田織部展
たくさんの見るべき美術品はたんとあったのですが 入り口入ってすぐに ガラスケースに入った、ぴらり、とした一枚の紙。
え、なにかしら。
利休さんが自刃する少し前に書いたお手紙。
とりあえずの急いで書いたのではないか、と。 もう 幽閉されていたときですものね。
「利休」という署名が 鮮やかに 目に刻印されます。
なまなまと蘇ってくる そのとき そこにいた人。
残っていることに感嘆します。
大事に大事に 伝わってきたのでしょうね。

なぜか今月は 美術品 祭り、でありました。
[PR]
by fuko346 | 2015-11-19 22:08 | 展覧会 | Comments(4)

食べられちゃった

a0236300_12133682.jpg

冬野菜が どんどこ育って うれしい悲鳴。
キャベツもしっかり結球して つやつや美味しそうです。
が、、、、
右となりにも一列 植えてあったのでした。
残骸がちょこっと見えています。
右の端に 柵がこれも ちょこっと見えていますが、鹿どもは 柵に張った網を ぐいぐいすれば 口が届くということを発見してしまい、一列 全滅、です。
a0236300_12163939.jpg

真上から ばりばり ばりばり 食べられて こんな感じに。

これは 柵の網に また 網をかけなくてはなりませんね。
イタチは いなくなって そっちのイタチごっこは 一応の終結をみましたが、鹿とのイタチごっこは続いております。


 


何度も書きかけたけど 上手くかけない、というか 今気力が無いので ごくごく簡単に自分の覚書として書いておきます。
世界では いつもどこかで 悲惨なことが起きていて それをみな 知ることはできなくて、知っていてもどうすることもできないこともあって でもなにもしないでおくこともできなくて じゃあどうするのといわれて もう 身もだえするばかり。
たくさんの たくさんの 痛みのうえに 今の一見平和な生活があることを 胸に留めておくことを せめて。
[PR]
by fuko346 | 2015-11-16 13:02 | 山里便り | Comments(0)

もみじ

a0236300_956789.jpg

二階の窓から。
もみじ屋敷のもみじが 今年はきれいに色づき始めました。
朝 起きて窓を開けるたびに 色彩が濃くなって はっとします。

昨日はけっこうな雨が降って 今朝も少ししとしと。
全体にもやっとガスのかかったようなお天気で 気温ももやっと暖かいのでした。

そこに霞がかかって紅く浮かぶもみじは 美しく 例年のことでも ああ 美しい、と感じます。

敷地全体に わらわらあるもみじが いっせいに色づくと それは豪華なのですが、そういう年は あまり無く、もしや今年は それが見られるかも、と期待しているのでした。
[PR]
by fuko346 | 2015-11-09 10:05 | 山里便り | Comments(6)

半自給生活

a0236300_10444549.jpg

今年は柿の生り年のようで セドの渋柿にも たくさん実がついています。
ので、、もったいないなあ、という いつもの強迫観念にかられ、干柿をつくろう、と思い立ちました。
a0236300_10465495.jpg

なんとか高枝バサミで手が届くところだけを収穫。
a0236300_1048136.jpg

干しにかかるのは家人にお任せ。
残しておいた 柿のヘタを 縄の目に差し込んで 日当たりのいい 軒先へつるしてもらいました。
さてな。
冬の陽と寒風にさらされて、美味しく出来たら 次回は 梯子でたくさん収穫してもっと一杯作ってみましょ。
今年はおためし、です。

半自給生活は続く、、、
[PR]
by fuko346 | 2015-11-08 10:53 | 山里便り | Comments(2)

重文で国宝

万作を観る会 本願寺南能舞台
うれしいことにお誘いいただいて こちらの催しに参加することができました。
西本願寺さんの 能舞台は重文。万作さんは人間国宝。

こちらの舞台は一度伺ったことがあるけれど、そのときはすごい人が多くて良く見ていませんでした。
今回 しげしげと拝見して そのすごさ を感じた次第です。

演目は
那須余市語 野村万作
悪太郎    野村万作 野村萬斎 石田幸雄

万作さんが語る 那須余市を見ているうちに 狂言を見ている 万作さんを見ているのではなくて その形の向こうに、えいえいと続いてきた 命が揺らめいているようで 不思議な気持ちになりました。

悪太郎は親子で演じておいででしたが 声も衰えていると感じる高齢の万作さんに目がいってしまいます。
ああ そうか。
この会は 万作を観る なのだ、と今更ながら思うのでした。
この場所で この舞いを。
そこにいなければ 感じられないものを ただ一度のものを 見せていただいた、のでしょう。
ご縁に感謝。

a0236300_102415.jpg

唐門 です。
本願寺さんは 国宝級がぞろぞろ。一度ゆっくり見に来なくては。

a0236300_1025647.jpg

きもの 牛首紬 胴抜き
帯    紬地 紅型  宮城里子さん作(紅型はこの方のものが好き)
暑かったので 薄手の道中着 脱いでしまいました。
a0236300_10264781.jpg

a0236300_10271664.jpg

約束をしたわけではありませんが、この日は三人ともきもの、でした。
京都は きものが やはり いいですね。
[PR]
by fuko346 | 2015-11-06 10:29 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(6)

八寸帯を洗ってみた

a0236300_11121598.jpg

いいお天気が続くので さしもの湿気の強い山里でも 空気が乾燥しています。
ということで、、、

八寸の夏帯を洗ってみました。
ひなやさんの蔵出し品 あの古い品の匂いが気になっていたのですが、まあ 使えないこともないけど、試しに洗ってみましょ、思った次第です。
実験 であります。

押し洗い。
赤と黒の色素が出て 水は濃い紫色に。
といっても洗い上がりの色が薄くなったとも思えず、そう縮んでもおらず、端はへなへなしていますが、アイロンかければ 大丈夫そう。

どれもこれも お水でじゃぶじゃぶはしませんが、できるものもあるようです。

こちらにいられる間に ごそごそ片づけ 掃除。
もう 11月ですものねえ。
ふっ ふっ ふっ と笑えてきますなあ。
[PR]
by fuko346 | 2015-11-04 11:23 | きもの | Comments(4)