月下逍遥

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郡上紬 (美しき布)

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あまりにも美しくて、、、
横浜あたりの呉服店で 手にとってため息をつき もう趣味の工芸品のようなきものは買わない、と決めたのだからとあきらめました。
でも あきらめきれずに 連絡のついでに「あれ、まだある?」と聞くと「あ、あれはお嫁に行きました」
ほっ。
もう それはあきらめがつくというものです。
が、しかし。
それからしばらくして また上京の連絡を入れたら「あの子 出戻ってきています、ご覧になります?」
なんですと 出戻ってきている、ですと。
じゃあ、見るだけでも 会うだけでも、といそいそ出かけて、肩にかけたら いけません。
「わたしを つれてかえって」 と 布がささやいた。

ああ、うそつきになってしまいました。
宗廣力三さん陽介さんが かかわった 極上の郡上紬、連れて帰ってきてしまいました。
こんなの私が着ても いいのかな、とふと こころをかすめるけど、その美しさに酩酊感さえ感じるのですから、もうしょうがない。
糸をご覧くださいませ。
ね~。(って 誰に承認を求めているのやら)
仕立て上がってきたのが せんだってで、秋まで箪笥の中でお休みなさい、のはずでしたが、今日はひんやりを通り越して 寒いくらい。
では、ということで。
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(ぼけているうえに 実物の色がでていません)
きもの 郡上紬 胴抜き
帯   天蚕 九寸
帯どめ  ぼたん
さくっとそこまで、なので軽めの取り合わせ。
着たくて 着たくて もう どうしようもない、というのは 初めてのことです。

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チケットをいただいていた こちらへ。
車で5分。
滋賀県立陶芸の森 「伝統と革新」
公募された 陶芸作品と 近江の焼き物、と銘打った 古い焼き物の展示。
ゆっくりと拝見して こころも ふっくり。

あたりはいましも 新緑、山笑う それも わ はっはっ、大笑いの 様々な芽吹きの緑であふれています。
ここは広くて レストランもあり 他に展示もあり 歩く道もあり、それに今は 陶器市もしています。
一番の おススメは 人がわんわんいないこと。
連休のお出かけ先に ぜひどうぞ。

と、いうことで 着ていたのは 小一時間ほどでしたが、満足 満足。
着ごこちも極上です、しっかりした布なのに、やわらかく身に添います。
そうかあ そういうことか、と 納得、です。
糸、のようです。
今はもう手にはいらない、とか。
それと この陶芸の森へ行って 晴れた五月の空と森の緑をみて、あ、同じ色、このきものの糸の色。
みな ここに この自然にある色。
その色を草木から どうしてこの布に 糸に定着させ得るのか、精緻な人の営みがあったことを、思うのでした。




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by fuko346 | 2016-04-29 17:23 | 展覧会 | Comments(14)

しまいの 桜は 

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今年の桜の開花も 北の大地へ届いたもよう。
ソメイヨシノもシダレサクラも こちらではとうに散ってしまいましたが。
山里では ヤマサクラが 様々な緑の芽吹きの中に きれいな色を見せています。
こちらは うちの山桜。
二階の窓から撮っています。
すぐ家の裏、
かってに生えて大きくなって 嵐にでもなって 二階の屋根の上にでも倒れ掛かっては大変、と二年ほど前に 三分の一くらいの高さに 斬ってもらいました。
それから どんどん どんどん 枝がでて あらあ 枝分かれして 昔くらいの大きさになってしまいました。
大きくなることに 力を注いでいたからか 花はつかず いつ咲くのかなあと思っていたところ、咲きました。
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咲いたといっても 花付きは まだまだ少ないです。
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それでも やっぱり 桜は桜。

きれいね~ かわいいね~ ヤマサクラ 大好き。
うちの子で 今年最後の花見、です。





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by fuko346 | 2016-04-28 18:41 | 山里便り | Comments(0)

ギンヤンマのヤゴ 脱皮したてか

くだんの池(大)に メダカを見に行ったら なんだか見慣れない きれいな色が水の中にあるような。
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離れた場所の 水中を撮っているので 定かではありませんが、きれいな若緑色の虫のようなものが二匹、草の茎に逆さに掴まっています。
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これが 精一杯のアップです。
ヤゴ、ですね。
けっこう大きい子で 7.8cmはありそうです。
ネットで調べてみたら この色でこの大きさだと ギンヤンマのヤゴ らしいのでした。
で、このきれいな色は脱皮してすぐ、だからみたいです。
へ~~~~~~っ。
濁った池の中で 翡翠色が輝いているみたい。

ヤンマ類は 夏になると、びゅーっとたくさん飛んでいるので 生息していることはわかっていましたが、そうか、この池で育っていたのですね。
いやあ 我が敷地(庭とは言わない)は、小さいのから 大きいのまで トンボたちの聖域になってる模様。
トンボだけじゃないくて 虫や鳥やら獣まで いますけれども。
ん~ つまり 人の住んでるとこ、というより もう 自然の中に ちょこっと おいてもらっている、と、まあ、そういうことなんでしょうね。




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by fuko346 | 2016-04-27 18:02 | 山里便り | Comments(0)

しゃくなげ

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庭のシャクナゲが このところ年々大きくなって、見事な花を咲かせます。
たまぁに お米のとぎ汁なんかを あげているだけなのに 元気に育つなあ、と。

あるときから のどか、を 目指して 力技。
両手をあげて いろんなものを手放して 手放して 悪いものもいいものも どんどん空へ投げて行って、ふと、気がつくと からっぽになったみたいな。
のどか、ではなくて ただの 愚か者になったような気がします。
空っぽ 必要なのかもしれない。
そこから また できれば 心地良い さらさら流れる水のような 気持のよいものだけを 内に少しずつ ためていければいなあ、と。
時間切れになる その時まで 少しずつ。

今日は 日射しはちりちり熱いけれども 風は心地良く 緑が揺れて 美しい日 です。




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by fuko346 | 2016-04-26 11:10 | 山里便り | Comments(2)

お稽古はやはり きもので

とても久しぶりに お茶のお稽古に きものを 着て行きました。
なるべく 着て行こうと何度か書いていたような気がしますが、なかなかそうもいかず、前回は何年前かしら。
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きもの ぜんまい紬 (ぜんまいは少しだけ) 袷
帯   秦荘紬 八寸
ほぼお仲間は 洋服ですので きものといってもラフな感じで。
襦袢は麻にしたので 暑くはなかったのですが、釜の前に座るとじんわりと汗が。
ん 冷や汗か。

ふるまいが 洋服のときと 小さなところで変わります。
袖、と 裾、と 心がけませんと 情けないことに。
これは はやり きもので お稽古に行かねば、と 改めて思ったのでした。
それと あ、そうだった、と 気がつくのが お稽古用に使えそうな 柔らかものが無い。
といって 織りが好きなので ちょっとしたきものは みな紬かお召し。
ん~ 母のものでも着て行こうかしらん。
ん~ 単、ありません。
ん~、きものなら いいことにしよ。

おっと 今日は 旅卓のお稽古、でした。



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by fuko346 | 2016-04-25 21:44 | お茶会と稽古 | Comments(6)

四月に麻襦袢

久しぶりに きものを着たいというお友達のお伴をするべく 京都へ。
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きもの 野蚕 紬胴抜き
帯   紬地九寸名古屋 紅型  宮城里子さん作
襦袢 淡く染めた 麻地

この日の予報 最高気温25度。
え~ まだ四月ですし、といって暑くては身体に悪いでしょ。
ということでこの取り合わせ。
目のつんでいない紬なので 袖あたりには風がとおって 気持ちよく 過ごせました。
暑い日が多くなってきて ただ今 濃い色に染めた麻襦袢 二枚制作中。一枚は 好きな灰桜色を指定したつもりが、届いた反物は ほぼグレー、、、。
まあ いいか。
二枚目は 緑にしようかな どのあたりの緑にしようかな。
4月の半ばから10月なかばまで 活躍するのではないでしょうか。
となると けっこうな枚数かる絹襦袢 もったいないなあ、ここ数年 一度も袖を通していないものがあります。
着始めの頃 うれしくなって あれこれ作っってしまったのが あだになっています。
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小さく 現状確認 保存。

お友達が着付けを習っているお店で お話させていただいたあと、ランチに向かったのかこちら。
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天ぷら割烹 なかじん
以前 美味しいお蕎麦で有名だったのですが 故あって こちらに移転。
お料理も天ぷらが中心になっていますが、目玉は お蕎麦ではなく ご主人考案の 全粒小麦の麦切り。
初めての食感。
コースのお料理もそれぞれ美味しく 新生なかじんさん なかなかであります。

で。
この日はメガネ探しに たくさん友達を歩かせてしまって 反省。
もう 困ったなあ、の加齢促進中、です。




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by fuko346 | 2016-04-24 14:28 | 今日のきもの 春 | Comments(4)

ネギ坊主

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菜園のネギ坊主に 花が咲いています。
小さな花 一つ 一つが 種になるのです。
この種を採って また 蒔いて、と 種を採らないものは 短く切って 少し日に干して また植えます。
今 菜園にあるのは いったい何代目、なのか わからないくらい。
種も苗も買った記憶がないのですが 最初はどうしたのかな、、、、。

野菜の小さな 花 美しいなあ。

山里は 緑が吹きだしてきて その緑の色が少しずつ少しずつ 違っていてこの世界には どのくらいの 緑、という色があるんだろうなあ、と 感心したり。

寒さにかたまっていた 土が ふくふくとしだして、気がつくと いろいろな初k物の芽が 出てきて あれよあれよと伸びていくのを 見るのも 毎年のことながら 驚かされます。
力 あるなあ。

命 この星にはどれくらいの種類があるのかな。
ん もしかすると それをひっくるめて 一つ なんてことも 思ったりします。

今日は いい風が吹いて 陽がちらちらもれて いい気持ち。
こういう気候が 長いと 暮らしやすいのだけれども。
そう うまくもいかないかしらん。





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by fuko346 | 2016-04-22 14:58 | 山里便り | Comments(2)

精米機

自家米があるのだから、精米したての お米を炊いて食べたいな、と 精米機を購入。
今までは 一袋30キロの袋を 精米所に持っていっていたのですが これからは 毎日炊く 二合のお米を、ぎゅーんと 精米、です。
以前は 毎日 五合炊いていたので そんなめんどうなことはしていられなかったのですが、二人分のお米なんて ちょっぴりなので それじゃあ 美味しいものを食べましょうよ、ということになったのでした。
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新品って やっぱりきれいねえ、と改めて感心したりして。
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二合の白米と 糠。
糠ってこんなに残るのですね。
これは このところ連日食べている 筍を茹でるのに使います。
筍の季節は 少しだけですが、ぬか漬けを食べない我が家では、ためておいて 菜園の肥料に入れようと思っています。
菜園には なるべく 自家製の肥料を入れたいですものね。

玄米は 家人がきっぱり拒否するので なんとか 七分米で いきたい、と思っているのでした。
糠、もったいないのだもの。







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by fuko346 | 2016-04-20 14:20 | 山里便り | Comments(2)

ミホ ミュージアム 夜桜特別開館

昨晩。
ご近所の美術館 何かやってるみたい、とは知っていたのですが、情報が入らず 詳しくはわかりませんでした。
今回は新聞で この催しを知り かなり前に申し込んでありました。
普段は 五時閉館ですから 夜桜を見ることはできません。
入館はいつからでも、ですから 夕方から入って 展示を はじめて特別展も含め じっくり拝見。
お茶と夕食のお弁当もセットになっているので、それも楽しみ。
リコーダーのコンサートもたっぷりと楽しみ。

すべて終了で 外に出ると 気温一度。
きんと冷たい空気の中に、それはみごとなしだれ桜。
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月の光と ほのかな照明。
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異次元の美しさ。
ごく限られた人数で これだけの桜を愛でることのできる場所は そうないかもしれません。

ほおっと たましいが 空に 吸い上げられていくような 心持、でした。

初めて聞いたリコーダーも素晴らしくて (笙もありました)、これも こころの奥に直接なにか、訴えてくるようで、けっこう長いこと生きてきましたが、そうそう ない 体験をさせてもらいました。

贅沢、といえば これもとても贅沢な半日でした。

ミホミュージアムでは 春と秋、夜間開館をしているそうです。
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by fuko346 | 2016-04-16 23:09 | 展覧会 | Comments(8)

川古温泉 浜屋旅館 (群馬極楽温泉旅2)

翌日は 少し歩きましょうか、と たくみの里へ。
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宿場町を利用した 施設で 見て歩き甲斐のある場所です。
あっちこっち 覗いて歩いて 小さなお買い物をして これぞ楽しみ。
そしてお昼は 美味しいお蕎麦。
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美味しいコーヒーも飲んで。
けっこうな時間 ここにいてしまったのでした。
工芸品やら 土地のものやら 見て歩くと すぐに時間がたってしまうのです。

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二泊目は
川古温泉 浜屋旅館
群馬県利根郡みなかみ町相俣2577
カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉
部屋からの眺め。
車を出してくれたお友達は こちらのお湯に立ち寄り後、帰宅。
残った二人は温泉三昧。
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夕食。
少なめ、を選択しましたが 十分です。 残すことに罪悪感を感じてしまい、かつ ここでお腹いっぱいになってしまうと そのあと 温泉に入れなくなるので これでもか、という量は必要ないのでした。
少なめ、を選べる宿が増えるといいのですが。
こちらは 私にとって理想的なお宿。
清潔な部屋、地のものがやさしいお味に料理された食事、家庭的な接客、豊富な良いお湯(ぬるめ) 泡付きたくさんが こんこんと。
それにこういう地味なとこには 目的が温泉、観光ではない人が多いので 静か、なのでした。

翌日 宿の方に最寄りバス停まで送ってもらい、上毛高原駅へ。
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駅近くのお店。
こちらも美味しくいただきました。
ま、お昼は 三日間 蕎麦、です。
それも含め この三人旅は 極楽旅。
それとなくお互いを気遣いながら でも それぞれ自分勝手。
お風呂には 何度も長時間入っており、お酒も少々。
三人ともきもの好き 工芸好き。 ちょこちょこ見て回りたい。道の駅で土地のものも買いたい。
二湯で いったい何時間 お風呂に入っていたかしら。
ここまで堪能したのは はじめて、です。
送迎してくれた友達に感謝、三日ご一緒してくれた友にも感謝。

この美しい日々は 記憶に残ることでありましょう。
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by fuko346 | 2016-04-14 13:26 | 山と温泉と旅 | Comments(4)