月下逍遥

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おばあさんの桐箪笥

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結婚するとき 叔母が 祖父母の家にあった 桐箪笥を洗いに出して きれいにして 持たせてくれた。
今頃 こんなものが張ってあるのに気が付く。
そう 痛んでいない。 もしかして 洗ったときに この紙も洗って貼りなおしたのだろうか、字がきえているところがある。
今でも このお店はあるのか、と検索してみたら 十一屋ビル というものがあるようだ。

父方の祖父は二度 妻を亡くし 私が会ったことのあるのは三度目の奥さん。(と 聞いている)
それも 子供のときで ほとんど記憶にないけれど 黒っぽいきものを 着ていたように覚えている。
この箪笥は彼女のものだったのだろうか、それとも、、、。
私は 一度目の奥さんによく似ているようだ。 これもだいぶ前だけど 法事のときに 「まあ *子さんにそっくり」と何人もの 親戚の女性たちに言われたことを思い出す。
父は母似 であるそうな。
で、私は 父に似ている。

一代 飛んではいるけれど、まあ 女三代の桐箪笥ということになる。
私の丈の長いきもの 二つ折では 入らないので これは 帯箪笥、として使っている。
まあ そこそこのものが びっしり 入っているわけで。
箪笥は 何思う。
まだまだ どこも痛んでいない 四代でも五代でも使えそうである。

母の桐箪笥もある。
あれも どうんかして こちらへ持ってこられないか、と考えているところ。

私のは こんなきもの狂いになるとは思っていたかったので よくある 上半分が桐の作りになっている箪笥 それもかなり大きなものなのだが、下半分の服を入れるようになっている部分も ぎっしり きもの、になってしまい、洋服は別に 押しのけられている。

母方の祖母も早くに亡くなっているので おばあちゃんとの記憶はほぼ 無い。
そうそう もちろん おじいちゃんとの記憶もほぼ無い。

無くても 私は ここにいる。
しんと 不思議な気持ちになるものである。






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by fuko346 | 2017-03-07 10:35 | おもいつれづれ | Comments(6)

上田紬 小岩井紬工房

お茶のお稽古に
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まだまだ寒いので 紬の袷
季節の花柄や 小間のお稽古に仰々しいものや趣味に走ったものも ふさわしくないと思われるので、前回も書きましたが 頻繁に着ていくとなると 困る、ということがわかりました。
でも 面白くないのは つまらないので せめてもと 市松帯締と飛び絞りの帯あげ 薄桃色。
「春らしくて すてき」と言ってもらえたので うれし。

きもの 信州紬 小岩井紬工房
帯   天蚕 九寸名古屋 (きれいな若草色が出ていません)
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小岩井工房は手織 です。
赤い糸が見えますか。
手の込んだ 格子柄で、しっかりとした打ち込みの 質実剛健の見本のような布。
なのですが 艶があって目立たない花があって優しい。この工房の作品は好きです。
ネットで見るとたまに けっこうな特売をしていて 悲しくなります、作り手さんが 可愛そう。
有名な産地や作家ものは はあ? という価格設定をされていたりして なんだか おかしいなあ、と思うのでした。
からくりがあるのかなあ。






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by fuko346 | 2017-03-06 21:49 | 今日のきもの 春 | Comments(2)

謡講 と 早春の帯

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シボの高めのぽってりした生地に たんぽぽ わらび すぎな の早春の帯。
一番 ぴったりの時期は春待つ気持ちの高まる 二月の半ば過ぎごろではないか、と 自分では思っているのです。ぎりぎり 三月初旬になんとか 間に合いましたか。

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いそいそ出かけたのは 
第51回 謡講 京の町家でうたいを楽しむ =杉本家にて=
井上先生が続けている 灯りを消して 薄闇の中で 謡だけ を楽しむ 催しです。
私がお能に興味を持った きっかけでもあります。先日 国立能楽堂で久しぶりに 聞いて、やっぱりいいなあ、と感じ、予定が合ったので 久しぶりに 参加しました。
五目謡 (謡のしりとり)
独吟 養老
能  花筐(はながたみ)
一曲を四人の能楽師さんの 謡のみ で聞かせます。
この催しはもう 何度も伺って その都度 いいなあ、と思うのですが 今回は その中でも群を抜いて 良く感じました。
といって なにがどう とは言えないのですが 次第に今いる空間に 一人だけが ぼんやり浮いているようなな そこに謡の声だけが 身体の奥に響いてきて あるかなしかに シテを舞う姿が見えるような。
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こちらの面(おもて)と装束を拝見していた からかもしれません。
杉本家の何体もの 時代をへた立派なお雛さんたちが 見守っていたから かもしれません。
謡 という 心地良い海に ゆらゆら漂っているようでした。
一時間弱の時間だったはずなのですが ぼうっとしているうちに もうおわり、の調子になってきて あれと思ったら ほんとに終わってしまいました。 30分もたっていないような感覚、ずっと聞いていたい気持ち。

お能って 不思議なもので その時一回の 気 のようなものがあって その周波数にこちらが 同調すると なんとも説明のしようのない快感を得ることができます。 そうそう行っているわけでもないので そういうことが起こるのは ほんのたま にですが、一度感じてしまうと はまってしまう類の感覚なのでした。

生きていいくのは その時一瞬の小さな喜びのかけらを拾い集めて そっとしかと胸にしまいこんで、それを糧にいくようなもので その喜びを感じられたことに 感謝するのでありました。

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きもの 月見草で染めた真綿紬 袷 霜垣さん作
帯   縮緬染帯 野口
帯締は淡い若草色 帯上は これも淡い黄色。
半襟は 自分で染めた うっすら淡い桃色とも藤井色とも。
(画像では色が出ていないので説明 自分の備忘録でもあるので ご容赦くだされ)
先日 仕立て直した 単の牛首の道中着をはおって ちょうど の気候でした。




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by fuko346 | 2017-03-05 11:58 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(4)

玄米お粥

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ほわほわ~と湯気が上がっています。
玄米のお粥さんを炊いてみました。
自家製梅干しを 一つ。

精米機を買って お米を炊く度に 白米に精米しているのですが そのとき糠がたんと 出ます。
けっこうな量 出ます。
もったいない、、、私なんぞは いいものが 全部削れてしまうのじゃないの、と感じてしまいますが、家人は 白米じゃなくてはいや、ということで。
私だけでも 玄米を食べてみようと思ったのでした。
お昼は お粥さんを炊くことがときどきあったので まずは それから。

土鍋でことこと ことこと。
たいへん 良く できました。

昼に家にいるときは これでいこうっと。




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by fuko346 | 2017-03-02 09:29 | 山里便り | Comments(4)

山里 早春

弥生 三月
山里は まだまだ冷え込みがきつくて マイナスの朝が続き メダカ鉢も凍っていますが、それでも季節は確実にうつろい 風の気配 空気の匂い が 変わりつつあります。
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春 一番は やっぱり この 蒼。
イヌノフグリ。
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美味しそうな 蕗の薹。
もう少し ほころんだら 天麩羅に、あのほろにがさが もう口に思い出されます。
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水仙も勢いよく出てきました。
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ヤブツバキの大木も やっと咲き始めました。
この 赤も ほんと 美しいです。

これといった 華やかな栽培種は ほとんどない山里の庭。
春の足音が そおっとしています。




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by fuko346 | 2017-03-01 14:15 | 山里便り | Comments(0)