月下逍遥

fuko346.exblog.jp
ブログトップ

伊那紬

a0236300_215713.jpg
きもの 伊那紬 単衣
帯   紅型 座繰り紬地九寸名古屋 宮城里子さん作

この取り合わせで出かける予定が、時間切れでなくなってしまいましたが、試しに着てみました。

伊那紬、後ろ幅一杯に居敷き当てをつけて、単衣仕立てにしました。
真綿系の紬を単衣にすると足さばきが悪い、とよく聞きます。
でも、その単衣を作ってみたくてお試しで仕立ててみたのですが、いざ出かけてから、群さんが書いていたように下前がずり上がってもっこり、などとなっては困ります。
出歩く前に、家の中、庭をうろうろと歩いてみよう、と、実験。
今日のお出かけはもともと、その実験用の近場のお出かけでした。


さて、結果は。
まったく問題なし。
良かった。

しばらく前から、袷にするにしても胴抜きか背抜き。
きものを軽くしたいのでした。

今日の最高気温は22℃ほどでしたが、この真綿の単衣紬は快適です。
外出には薄めのコートでも持って、朝夕の肌寒いときには纏うことにしましょう。
おっと、襦袢は麻絹はやめて、絹ものの単衣です。

お年を召してきものを着る方の中には、きものはみな単衣にしてしまう、とか、単衣しか着ないという結城の織り子さんに会ったりして、それ、いいなあと思っていたのでした。

この伊那紬に出会ったときのことは旧ブログに書いています。
白ではなく、灰味を含んだごくごく薄い緑。


着てみるだけではつまんない、とお笛の稽古をしてみました。
これがとっても具合が良くて気持ちいいのです。
腰回りが支えられて腹式呼吸がしやすく、身体全体に一本芯が通ったような感じがあり、正座が決まります。
ちょっと上手くなってような錯覚さえ覚えてしまう、、ほど。
あれ、気のせいかな。

努力目標として、月に二度のお稽古のうち、一度はきもので行こうと思うのでした。
[PR]
# by fuko346 | 2011-10-13 22:23 | 今日のきもの 秋 | Comments(2)

首里花織

a0236300_21171548.jpg
今日は御所前にある きもの鶴さん の三周年の記念の会にお邪魔しました。
お謡つながりの方にここのお話は聞いていて、ずっと伺ってみたいなあと思っていたのですが、なかなか機会がありませんでした。
今回は、お能のお話がある、ということでそれっと申し込みをしたのでした。

道行く人が、つい足を止めてしまう素敵な店構え。









a0236300_21203799.jpg
これは展示してあった、こちらで作られた 金剛家の能衣装の復元品です。
ご主人にいろいろと苦労されたことなどお聞きしました。
作り手 のお話を伺うのはいつも興味深く 楽しいものです。

唐織は、その色彩と質感が大好きな織りものです。
一度、このような衣装を纏ってみたいなあと思いますが、、、。

この日のことは鶴さんのブログに詳しく書かれているので、ご興味のある方は見てみてくださいね。


a0236300_21292016.jpg
メインのお話をしてくださった能楽師、金剛流の廣田幸稔さんと記念撮影してしまいました、ふふ。
舞台だけでなく、こういう場でざっくばらんなお話を聞くもの、大好きです。
きものつながりで、こういう企画に参加できるのも、きものの効用でしょうか。

いつも思うのですが、能楽師の方の和服姿はとってもかっこいいので、ほれぼれします。
どこか凛としたものが漂っているのですよね。
お能も芸能の一つなのでしょうが、魂とか想いとかをことさら大事にするように感じています。演じている今ここ、この人、のさらに奥、普遍的なものを具現してみせてくれる、そう思うのです。
演じられている個々、ではなくその奥にあるものに、自分の奥底が観応するとき、得も言われる感覚が起こることがあります。

そんなことを質問しましたら、当を得たお答をおいただき、また、その観応した時の感情がよみがえって涙が出そうになりました。
そのお能は 野宮、だったのですが、六条御息所が鳥居から一歩を踏み出そうとする一瞬の静止。
あの白い足袋が ありありと思いだされました。

廣田さんの 野宮は どのように演じられるのか、拝見したいものです。

鶴さん 貴重な楽しい時間をありがとうございました。


a0236300_21491011.jpg
今日のきもの

きもの 経錦 単衣
帯   首里花織 九寸名古屋

先日暑かったので、紐類は麻にし、帯板も夏使用にしましたら快適でした。25度を超える気温のときはこうしましょ。
さて~、いつまで単衣でいるかしら。
[PR]
# by fuko346 | 2011-10-10 21:54 | 今日のきもの 秋 | Comments(4)