月下逍遥

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背に雲

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無地の本場結城が一枚欲しくて、気に入ったものを探していたのでした。
グレーがいい、のですが気にいる色がなかなか無く、そんなとき、この色を見て即決。
な~んともいえない微妙な 私好み。

が、それはもう、4、5年前のお話で、この反物は塩蔵されていたのでした。
好みのものが見つかったら、しゃれ紋を入れようと予定していたので、その紋が入るまでにけっこう長い時間がたってしまいました。
縫いは、少し通った京縫い教室と、とある作家さんつながりでお知り合いになった杉下さんに頼もう、と思いつつ、なかなか実行できずにいたのでした。

昨年やっとことご縁がつながって工房にお邪魔し、一目でこの文様が気にいってお願いしました。

瑞雲、雲柄が好きなのでした。
仕立ての段取りもついて、出来上がりが楽しみです。
春までには、完成するでしょうから、このシーズンには纏うことができるでしょう。


写真ではその精巧さと美しさがあまり出ていなくて申し訳ないです。
実物はもっときれいです。

*京縫すぎした
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# by fuko346 | 2012-01-20 12:19 | きもの | Comments(12)

寒中に咲く

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山里の最低気温 昨日はマイナス7.4度と、ニュースで伝えていました。
日陰では、昼近くまで霜が白く残っていましたが、この日当たりの良い場所には、タンポポが、いじけているとはいえ、鮮やかな黄色を覗かせていました。

そうか、生きてきた場所が冷たかったのなら、自分で日向に出よう、日向を作ろう。
そうすれば、小さくても花を咲かせることができるのだな、と、気づかせてくれました。

うん、ちょぴっと元気になったぞ。
超えてきた哀しさを思い返すのではなく、その時間が作った私の強さを、最後まで貫こう。
溜め込んだ感情を爆発させることなく、いつかそれが自らの内で豊饒の香を放つまで持ちこたえよう。

春を待ちつつ、厳冬の中でも時折の陽射しを慈しんで、いつか穏やかな気持ちで持つことができれば、そう思っていけたら、いいな。

タンポポは深い根を持っているから、たとい今の花が寒さに負けても、また新たな花を咲かすでしょう。
私も今までの生きてきた道で、根を深くできているかしら。

そうだ、と、思いたい。
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# by fuko346 | 2012-01-19 10:43 | 山里便り | Comments(0)