月下逍遥

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鵜の瀬 (城崎温泉)

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高速を使わず、下道をうらうらと城崎温泉へ向かう途中、いままでそう見たことのない風景に目を奪われます。
雪、から霧が湧いているのです。そこでもここでも、まだたくさん溶け残っている雪のあるあたりには濃い霧が立ち込めていて、集落を覆ってしまっている場所もありました。

雪国では珍しくもない風景なのでしょうが、私にはとても興味深く美しく感じられました。

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城崎雑感

まず、人通りの多いのにびっくりしました。
こういうのは、、、草津、野沢、ああ湯布院でも見たけど、その中でも一番の大賑わい。
夜になっても人通りはあり、どこの温泉地でも閑散としてる射的場もお客さんが入っています。
温泉地、というより観光地になっているのだなあ、それを楽しむ若い人がたくさん来るのだなあというのが感想です。
肝心のお湯は、、、
外湯めぐりを楽しみにしていたのですが、温泉は一か所から循環で送られていると聞き、あれそうなんだと期待がしぼみます。
加水 塩素消毒あり、で、、、。
それはもう私にとっては温泉地、という魅力はなく、、、。
あ、いえいえ 温泉の風情を楽しむ観光地としては良い場所だと思いますので、そういう場所がお好きな方はぜひ訪れてくださいまし。
などと言いつつ、宿の内湯に二回、外湯二ヶ所、しっかりと入ってきました、来たからには!です。

お宿は かに庵。

今回の喜びは温泉ではなく、通りすがりに立ち寄った場所にありました。

その前に、国道を帰途についていると、フロントガラスの向こうに見慣れぬ大きな鳥が飛んできて、ばさりと電信柱に止まったですが「あ コウノトリ!」 思わす叫んでしまいます。
コウノトリの里公園からはだいぶ離れているのですが、まあ、翼のあるものですから、お気に入りの場所を求めて移動しているのでしょう。
コウノトリは、おなじみの多摩動物園でよくよく見ているので、めずらしことはないのですが、やはり、そこらをばっさばっさと飛んでいると、そして復活をかけて努力している人たちのいることを思うと、感動的です。

わ~い わ~い 野生の(野生にしようと努力中の)コウノトリに出会えた、と大喜びしたのでした。

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今回の眼目 鵜の瀬 です。
福井は小浜から山の中へ分け入って、あたりの風景が あ、ここは特別な場所、と感じられるようになり、小雨の降る中 この降り立つと、神いますことを肌から知ります。
折りしも、雪解けの少し白濁した水が勢いよく あふれんばかりに滔滔と流れていました。

東大寺のお水取りは、ここから お水送りをすることから始まります。
資料館の写真など見ますと、その火祭りを実体験したい、という想いがつのります。
でも、まだ東大寺のお水取りも行っていないのに。

どうも憑依体質らしい私は、こういう場所に立つと、ずんと、現実を離れていにしえへ魂が飛んでしまうらしく、ぼうっとしてしまいました。
そのまま移動して、、、

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こちらは 瓜割りの滝
ここらはよくよく通る場所で、いつもぴゅっと通過してしまうのですが、今日こそは行くぞ、と薄暗い中に森を分け入りました。
たんに、日本百名水にあげられたから、行ってみたかっただけなのですが、なんのことはない、神や仏に囲まれて、滝の周囲は神域として 立ち入り禁止になっていました。
人がたくさん行くようになったからそうなったのかもしれませんが、立ち入り禁止のしめ縄が厳かです。
水のあるところ神はいて、それは鵜の瀬でも同じことです。
若狭あたりは観音の地、と思っていたけれど、神います土地でもあったのですね。
というか、仏に神が融合していく、その初めの頃の行いが始まった土地でもあるのかもしれません。

外来の仏さんをいつのかにやら 太古からの神さんと一緒にしていまうという どこの民族でもしてしまうことを日本でもしてきたのですが、どうもこの頃、日本人の血の中には、神さんが、色濃く残っているように感じることが多いのでした。


この旅も いつかは行きたかった場所にたくさん行くことができて、とてもうれしいことでした。
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# by fuko346 | 2012-03-20 11:42 | 山と温泉と旅 | Comments(0)

義援能

13日(火) 京都観世会館

東日本大震災第二回 義援能 (二部)

舞囃子 仕舞 

能は 養老 シテは井上先生

急な舞と囃子に、身体の細胞とこころが、わくわくとなり。
いつしか自分が ここでないどこかはろばろとした場所で舞っているような気分になってきて、心地よい。
たぶん おそらく こういうものが能の面白さなのかも、と感じた夜でした。

この催しは全額 震災への寄付になるそうです。
一年 二年 とことさら区切るこもぜず、他に起こった災害や苦しみにも、あたう限り気持ちを飛ばして、できることをしていこうと思うのでした。

ところで。
今夜の能楽堂は 今まで経験した中では一番 いい感じでありました。
見所の気持ちが やはり常とは違っていたように思いました。

もうひとつ。
記憶力がとみに落ちております。
存じおりの方にすれ違っているような、、、知らんぷりをして失礼をしているのではないかと恐れております。
一度 二度 短いお出会いや大人数の会では お顔が覚えられないのです、お許しあれ。



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きもの ほぼ久米島紬 袷
帯   丹波布 九寸名古屋

目立つのやだな、、、という気持ちがあって、少しずつ払拭しつつはあったのですが、最近、自分の着たいもの着よう、と思うようになりました。

以前なら えっというような黄の帯締と、桃色帯揚げの取り合わせ。
寒の戻りでとっても寒い夜でしたが、春 なんですもの。
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# by fuko346 | 2012-03-14 12:02 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(4)