月下逍遥

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能楽囃子 と うるし

京都市近代美術館 「うるしの近代」 を拝見に。
何人かの方が素晴らしいとの感想を述べておいでだったので 期待して。

期待を裏切らない 展示品の数々でした。
人の手が生み出す 美しさ、に見とれます。
今回 新鮮だったのは 下絵が展示してあったこと。
思えば下絵があるのは当たりまえなのに、その実物を見たことがなかったので、興味深く拝見しました。

作品の超絶技巧には 感嘆するのですが、自分が欲しいな、と思うのは あっさりしているけど力のある、静かな音のする作品。
あのその他に比べたら 地味な 内側だけに 簡潔化された椿が ぽんぽん、とあるお椀 良かったな。
技術や芸術性より 自分が欲しいな、と思うものを頭に描いて見てしまう癖、って 鑑賞法としては どうなのかしらん。
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中やすみ
白川を見る 風雅な席で 今年初氷。

さてお次は 京都観世会館へ
前川七曜会  前川光長・光範社中による素人会 です。
太鼓 をお稽古なさっている皆さんの発表会。
音の海に 身を委ねて しあわせ。
お囃子好きには たまらないのでありました。
あれやこれやでお稽古はまたしばらくお休みしてしまったので お師匠の大鼓を久しぶりに拝聴して、ほれぼれ。 お稽古する気力がちょっと湧いてきました。

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会館でお会いした お稽古仲間と 軽く食事。
予約の取りにくい ダ ユウキ に 運よくお席が二つ 空いていました。
なんだかよくわからん 写真になってしまいましたが 美味しいマルゲリータ。

午後からの半日 岡崎あたりで 目も耳もお腹も 堪能、でございました。
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by fuko346 | 2014-08-04 10:34 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(0)

能 松風

大津市伝統芸能会館主催能公演 恋に狂ふ
 
・仕舞 井筒 青木道喜
     融  河村和重
・能   松風 
 片山九郎右衛門  味方玄 原大 鈴木実
 左鴻泰弘 曽和尚靖 河村大
 地頭 河村和重

久しぶりにお能へ。
とても良いお席をとっていただいて 堪能しました。

「恋に狂ふ」
松風さん 狂おしく舞っておいででした。
やっぱり 私には 能は ひとときの 夢 です。

特に印象に残ったのは 面。 近々と見せていただいからから、なのか あの面に力があるのか。

久しぶりの能楽堂で 久しぶりのお顔を たくさん 拝見できたのもうれしいことでした。




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きもの 能登上布
帯   しな布八寸名古屋  しなの木の色、と墨色の染め分けなので 後ろは半分半分になっていますが、前は墨色一色になってしまいます。 ああ 自然布はいいな 気持ちいいな。

能楽堂は あの衣裳で舞うのですから 冷房がきついです。
なのでストール二枚持参 一枚は肩から 一枚は 膝から下へ。それでも冷え切りました。
おでかけの際は ご注意くださいまし。

<ふふ ちと きものブログっぽくなってきたぞ いつまで続くかな>
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by fuko346 | 2014-07-21 21:26 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(4)

第65回 京都薪能  第2日目(2014 )

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平安神宮の薪能へ行きました。
月曜日のほうが空いているかな、と 二日目を選びました。

やはり 外の演能が好きです。
風、があるのが 一番 いい、と思うのです。
身に当たる風も そのときの気候や天気や そういうものを感じられますし そのとき、の匂いも運んできます。木々や土からの匂いって 季節によって違いますものね。
それと 演者の衣裳が 強い風 弱い風で 揺れ動くのはなんともいえず 美しいものです。

今回で印象に残ったこと。

いつものように 一番空いている(一番見にくい、ともいう) 地謡の後ろの席に座ったのですが、今年はとっても舞台から遠かったのです。
あれ、こんなに離れていたかしら、、、火の粉でなんかあったのかしら、、、
なので 前回よりちょっと臨場感が減っていましたけど、それでも音、を主にしているものには、回りを気にしなくていいので好きな場所です。

花筐 に使われた面。とくにシテの面は おまくから登場した瞬間から え、と思うほど妖艶。
照明の加減なんでしょうか なまなまと迫ってくる怪しい肉感的な 美しさ。
金剛さんの所有なんでしょうけど あの面、近くで拝見してみたいです。
たとえるなら 京マチ子か 太地喜和子(やや古いけど 今の女優さんにはああいう美しさを持った方はいませんね)、あんな能面があるなんて驚きです。

石橋に奏でられる曲 獅子 かっこいい。
もうお笛はお稽古していないからできないけど 大鼓で 獅子 やりたいなあ。
何年お稽古したら できるかなあ。
杉さんの笛も良かったなあ、うっとり。

一夜 楽しませていただきました。


・能 観世流「屋島〜那須語〜」
松野浩行(前シテ)、浦部幸裕(後シテ)
河村浩太郎(ツレ)
原大(ワキ)、有松遼一,岡充(ワキツレ)、茂山正邦(間)
杉信太朗(笛)、林大輝(小鼓)、石井保彦(大鼓)

・半能 金剛流「花筐」
金剛永謹(シテ)
金剛龍謹(ツレ)、廣田明幸(子方)
小林努(ワキ)、久馬治彦,岡充(ワキツレ)
帆足正規(笛)、竹村英雄(小鼓)、井林清一(大鼓)

・狂言 大蔵流「止動方角」
茂山千三郎、茂山宗彦、網谷正美、井口竜也

・半能 観世流「石橋〜大獅子〜」
橋本擴三郎(白獅子)
吉田篤史(赤獅子)、深野貴彦,橋本忠樹(赤獅子)
有松遼一(ワキ)、茂山良暢(間)
杉市和(笛)、吉阪一郎(小鼓)、渡部諭(大鼓)、井上敬介(太鼓)
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by fuko346 | 2014-06-03 20:24 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(2)

第59回 同明会能

第59回 同明会能
2014年2月22日(土) 12時半開演 京都観世会館

・独鼓 金剛流「右近」 金剛龍謹、林大輝(小鼓)
 
・舞囃子 金剛流「八島」金剛永謹
森田保美(笛)、林大和(小鼓)、石井保彦(大鼓)

・一調 金春流「葛城」 高橋忍、前川雪(太鼓)
  
・居囃子 宝生流「咸陽宮〜琴曲ノ会釈〜」 帆足正規(笛)、吉阪一郎(小鼓)、河村大(大鼓)

・一調 金剛流「芭蕉」 今井清隆、石井仁兵衛(大鼓)

・舞囃子 喜多流「熊坂」 大島輝久
杉信太朗(笛)、竹村英敏(小鼓)、井林久登(大鼓)、前川光範(太鼓)

・舞囃子 観世流「定家〜甲ノ掛リ 埋留〜」 観世喜正
光田洋一(笛)、林吉兵衛(小鼓)、井林清一(大鼓)

・大蔵流 「三番三〜鈴ノ段〜」
茂山逸平、山下守之、左鴻泰弘(笛)、伊吹吉博,古田知英,曽和尚靖(小鼓)、渡部諭(大鼓)

・一調 観世流「胡蝶」 浦田保親、井上敬介(太鼓)

・舞囃子 宝生流「天鼓〜盤渉〜」
和久荘太郎、杉信太朗(笛)、竹村英雄(小鼓)、武重正律(大鼓)

・無謡一調 幸流 曽和博朗(小鼓)

・一調一管 喜多流「望月」 大島政允、杉市和(笛)、前川光長(太鼓)

・舞囃子 金春流「高砂〜舞序破急ノ伝〜」
山井綱雄、森田保美(笛)、曽和尚靖(小鼓)、谷口正壽(大鼓)、前川光範(太鼓)

京都を中心に活躍する 能楽囃子方の団体が主催する年に一回の会、です。
お囃子が好きなので 楽しみにしているのでした。

今回はシテ方五流が勢ぞろい 贅沢な番組でした。
うきうきうき、、、、

はい、大変楽しゅうございました 四時間弱が あっという間に過ぎてしまい、もったいないくらい。
お能一曲演じて 流派の違いを比べるのは 時間もかかるし 一曲に没入してしまったら 流派の違うことなんて気にならなくて その差を感じることは少ないでしょうが、舞囃子のように 短いものを 次々に見ると 
おお! 違う、と分かります。

舞いの違いはよく分かりませんが、謡、と 足運びの違いは はっきり差があるようです。

金剛 金剛 金春 宝生 金剛 喜多 ときて 観世流になったとき 「わ 安心 聞きなれた謡」と思いました。
金剛さんはともかく 他の流派は 京都で演じられることは少なく 耳慣れないのでしょう。
聞きなれる、というのは すごいことのようです。

ふと思うに
常には 囃子方がどんじゃか かってにやっては お能が台無しになってしまうので、それぞれの塩梅で演じているのだと思うのですが 今日は 囃子方中心の会。
お囃子が きりっと立っていて 気持ち良かったのでありました。
そして いつも思うのですが こういう会に来る人は 能楽囃子が好きな人なので、おシテよりも、、、囃子方中心に見ている人が多いと思われ、きっとやりにくい舞台なのではないかしらん、などと。
演じた シテ方の方に お聞きしてみたいものです。
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by fuko346 | 2014-02-22 22:19 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(4)

卒塔婆小町

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大槻能楽堂 自主公演能 老の美と悴「卒都婆小町」

お話「『心の花』の矜持」
村上湛

能「卒都婆小町」
友枝昭世(シテ)
森常好(ワキ)、森常太郎(ワキツレ)
赤井啓三(笛)、曽和正博(小鼓)、柿原祟志(大鼓)

大槻能楽堂は心惹かれる演目を登場させているのですが なんせ遠いので行きつくことができません。
といいつつ、友枝さんがシテのときは いそいそと出かけるのでありました。

橋掛りのすぐ横の席です。
お幕が開いて シテの登場するのを わくわくどきどきしながら待ちました。
幕の開く前から その内側の緊張が 伝わってくるのでした。

私が能楽堂へ求めているのは 演じられている間、その異次元に抱きとられるような うき世を忘れられるような 美しい時間を味わうためのようです。

すべてが終わり しんとした場内を 床ちょっと上を浮いているように静かに戻っていく しわ一つない白足袋の足運び。
つかの間の夢を 見せていただきました。

謡曲をどのように解釈するかは シテのお考えによるのでしょうが 今日の百歳の小町はいまだ意気軒昂、うちにも外にもまだまだ 花がありました。
お能って不思議。


*写真は まだ始まっていないときです。一応 お断り。

*初めてのことですが 拍手は演者がすべて幕内へ入ってからお願いします、とパンフレットにも、アナウンスもありました。
うれしい です。 
どの演能でも そうしてほしいものです。
お幕が最後の一人を 受け入れるまで しんとした時間を味わいたいのです。

この日は一人でとチケットを取ったのですが お友達も行かれるとわかり 大阪で美味しいランチの時間もいただいたのでした。 ハレ の一日でありました。
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by fuko346 | 2014-01-26 11:16 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(2)

命が 足りん、、、

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大鼓お稽古場での初級が終わって 一段 前へ進むので 小冊子を二冊 いただきました。
舞 の 手附と 手の一覧表とでもいうもの。

石井流大鼓手法 をぺらりとめくって くらくらっと 目眩がしました。

大鼓の打ち方には ドン チョン チン の三種類がございます。
それと掛け声がございます。これは何種類もございます。
いや~ とか ほお~ とか あとは何と言っているのだか、、、というのまで お聞きになったことがおありかと存じます。
それの組み合わせで 手の数が、、、、、、びっしりと、、、、20ページ以上 小さい字でびっしりと、、、。
数えようかと思いましたが くらくらするので 止めました。
一ページに18個 並んでいます、のが 20ページ強でございますね。
手、お能はリズムの一固まりが 八拍でございます。

その八拍に たとえば
ドン ヤ ハ チョン これを八拍に頭詰めですと 「返し」
ドン ヤ ハ ですと 「ヤノ片地」
という手になるのであります。
八拍の真ん中に チョン だけ なんぞというのもございます。
もっと長く 八拍全部 打つのもございます。
その 手 には 皆 名前がついているのであります。

その手の種類が18×20 通りある    ということを知ってしまった。
うわああ そんなこと初めから知ってたら 大鼓のお稽古始めていないぞお。

中の舞のお稽古がすみますと、謡本に 手を書きこんでいただき それでお稽古いたします。
で、その書き込みなんですが、先ほど書きました「返し」とか「ヤノ片地」とかではなく 記号を書きこむのでありますね。

はあ、なんですと。
手の打ち方と その名前と 記号を覚えるので ございますかあああああああああ。
お師匠さまあああああああ。
あ、失礼 取り乱しました。

取り乱しつつも これは 和のお稽古特有かと 存じますが、手は曲やシテ方の流儀によって また太鼓が入ったりしますと 微妙に変化するのであります。
ということは 一体 何をどれだけ 覚えたら いいのだろうか。

ここで暗然といたします。

会のために 草紙洗い小町 掛り三段(中の舞をはしょってある)を覚えるのに 夏の暑さでぼうっとしていたとはいえ、数ヵ月かかっているのであります。
それも会のために お手本のテープをいただいているのに、であります。
それを 謡本に記号だけでお稽古して 打てるようになるとは到底 思えませぬ。

お謡をちょこっとお稽古したときにも 謎の記号に面喰いました。
お笛の いきなりの「おひゃ~~~~♪」にもびっくりいたしました。

しかし しかし 石井流大鼓 これはその比ではありません。
ここへきて分かったのですが、お社中の皆さまは 小さい頃からお能に親しみ 大鼓もなさり の方。
小さい頃からいろいろお稽古なさって 最後に大鼓をはじめられた方。
若い皆さんは 皆 大學の能楽部 ご出身。または現役 能楽部の学生。
が ほとんどでございました。

あほぽんたん あら~素敵と気持ちだけでお稽古 始めて 良かったのか。
私なんぞがお稽古するのは冒涜ではないか。
飛んで火に入る夏の虫、、、、 じゅっ ←焼けた音

お師匠が つれづれに 「石井流は手が多いかも」 「大鼓が一番難しいかも」なぞとお話になるのをちらと小耳にはさんで おののいていたわけですが うううむ、これほど とは。

あはははは 意味もなく笑いだす。
でも 好きなんだもの お師匠の音。
できるとこまで やればいいわい。

しかし 今からでは どう考えても 残りの命では 足りませんなあ。
ということが 分かったので おちは 結局 できる範囲でぼちぼち やりましょう、なのでした。

ふふっ (ここ自虐的に笑う)


 *付記 お師匠からさらに教えていただきました。
       音には ツ もあり またさらに、、、現時点で言っても混乱するので このまた奥があると。
       まだまだ 初級編 でございました。

       でも 大鼓に興味があるかた じりじりと後に下がってしまわないでくださいね、私がやろうと
       しているのですから。 お稽古場は楽しいです 初心者いつでも歓迎!!
       
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by fuko346 | 2013-12-24 21:14 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(12)

パンケーキ

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サラサ押小路

今日は大鼓のお稽古
その前に おしゃべりしませんか、とこちらに伺いました。
このあたり、魅力的なお店が多く、ん~~入ってみたいなあ、と横目で見ていた一軒です。
パンケーキの種類がたくさんあって目移りしますが、本日の気持ちは甘いもの、はい 美味しくいただきました。


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雨、でしたが きもので行くことができました。
きもの 結城紬(本場結城 ではない)
帯   塩瀬 染め名古屋 
柄は 樹下双鳥紋で 正倉院文様の応用ですが ロウケツっぽい染めで しゃれ味もあり、クリスマスが近いので この緑の葉は ヒイラギにも見えるでしょ? とこじつけ。
で、横向きサンタがぷらっと下がっています。
そのまんま、とか 写実的 とかは どうも好みではないらしく そういうものは手持ちになく、なんとな~~~く、そう見えません? と自己満足に浸るのが、、、、いいかな なんぞと 思うのでした。




さて お稽古はめでたく 初心者本(お師匠作)が終わり、実にうれしいのでした。
基本のき が終わったということで ここから 始まる、とでも申しましょうか。
先はなが~~~~~~~~~~~い のですが、できるとこまで とことことこ、と皆さんの後をついていきたいと思います。
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by fuko346 | 2013-12-19 23:14 | 今日のきもの 冬 | Comments(8)

うれし 恥ずかし 初舞台

先日の 大鼓の会 写真をいただいたので 、、、

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ふっふっふっ
観世能楽堂の舞台で

あら おかし


不思議ねぇ
わたし 何やってるのだか

こんなことができてしまう
生きてるって 面白い
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by fuko346 | 2013-11-11 22:34 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(22)

厳島観月能 

いつか行きたいと思っていた 観月能へ行くことができました。

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宮島口からのフェリーに乗り 見えてくるこの景色。
訪れるのは二度目ですが、やはり 美しい。
早めに到着したので あちこち見学。
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日が落ちかけて、、潮も満ちはじめ 期待が膨らみます。
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席について 月に群雲。
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能舞台の回りにも 水が静かに満ちて行き、それに従って これから始まるものへの期待も増して 胸が高鳴ります。
ここまでの景色だけで十分 美しいのです。
ここを作った清盛さんは、この美しさを求めていたのでしょうか。
どう 見たのでしょうか。

10月16日 第17回 友枝昭世厳島観月能 厳島神社能舞台 6時45分~

・仕舞
 「実盛 キリ」出雲康雅
 「三輪」粟谷明生
 「熊坂」友枝雄人
  地頭:長島茂
・能「経政 鳥手」
 シテ:友枝昭世
 ワキ:森常好
 笛:杉市和 小鼓:横山晴明 大鼓:亀井広忠

夢に漂ったような、それでいてかすかな緊張を含んだ時間は あっと言う間に ほんとに飛ぶように過ぎました。
友枝さんの 経政 はまだういういしい、という表現をしたいような美しい青年に見えました。
烏手、という小書は 笛が 琵琶の音を奏でます、その音に呼ばれてふうと漂い出てきてしまった幽の者。
その戸惑いまでが 感じられるようで。
たぷり たぷりと波の音。
その波の動きにつれて ゆらめく光。その光が面に映えて 見えている世界そのものが揺らいでいるようです。
今 ここにしか現れない世界、を見せていただきました。

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終演後 あっという間に観客も引き、静かに浮かぶ能舞台。
夢のあと。








現実に戻って。
この日は ゲストハウス菊川 へ 一泊。
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能の終わるまで待ってもらって 美味しい食事をいただきました。
貝類は得意ではないのですが、はじめて 牡蠣を美味しいと感じました。
もちろん 他のお料理も。まだ続く興奮を胸に就寝。
翌日も あちこちたくさん歩いて 宮島を堪能。

着いた日には お能の前に身を清めるのもいいいのでは、と温泉にも。
錦水館へ立ち寄り湯。 独り占めで楽しみました。
・含弱放射線-ナトリウム-塩化物冷鉱泉

先日の白木峰も美しい時間でしたが、それとは又違う 美しい時間を味あわせてもらいました。
こちらに何年か前から通っている お能友達に お世話になって、、、
ご縁をいただいて ありがたいことでした。
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by fuko346 | 2013-10-17 22:27 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(16)

野村 萬斎さんの  ボレロ

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びわ湖ホール開館 15周年記念コンサート
で、萬斉さんの ボレロが上演されると知り 行ってきました。

不思議な舞台。
あの 翁の三番叟 鈴の音と たん た たん という小鼓の音が 聞こえてきてしかたがありません。
むろん こちらはオーケストラのボレロ。 そんなはずはないのですが 重なって仕方がありません。
萬斉さんは 狂言の形から はずれてはおらず、なのに ボレロを舞っている。
おもしろいなあ 美しいなあ いい男だなあ。
引き込まれました。

最後 ぱっと消えて この世のものならず の ものは どこへいったのでしょうか。

そのあと
モーツァルト:ピアノと管弦楽のためのrロンド 二長調k.382
ストラヴィンスキー ;火の鳥
指揮 沼尻 竜典 
    日本センチェリー交響楽団


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叶 匠壽庵さんのお茶席が出ていたので 琵琶湖を望んで一服。
びわ湖ホールからの景色は 超一流。
今日はお天気もよく、空気も澄んで 見晴らしもよく いい気持ち。

栗のきんとんも美味しかったのでありました。

ほんの短い時間だけど 常を離れて どこか地上数メートル浮いて どこか違う場所にいたような。
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by fuko346 | 2013-10-12 19:47 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(6)