月下逍遥

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申し合わせ

30日が初のお笛の会で舞台に上がります。
今日はその前の申し合わせで、大阪まで行ってきました。

能楽堂の楽屋口を開けようとしたら、中から茂山七五三さんが出ておいでになりました。
軽くご挨拶しながら内心「おお~」
能の世界はとても不思議に感じています、お弟子になると、舞台の向こう側に飛び込んでしまったようになります。

中へ入れば能楽師さんたちがわらわら わらわらおいでになる。
こういう経験は、見所から見上げていた身には、ワンダーランド、です。

自分の出番はほんのちょっとで、本番と同じようにおさらい、をします。
はは、回りの大音響に負けて、間違えてしまいました、あと5日、もっと練習しなくちゃ。
自分の音に集中しなくちゃ。
あがらないこと、言われたことを忘れないこと。
と、自分のことはこれだけで。

あとは見所で、申し合わせが進んでいくのを拝見、聞かせていただいていました。
これが、なんとも気持ち良い。

見所にはぽつぽつ、としか人はいません。
もう、これだけで、うれしくなってしまいます。
申し合わせとはいえ、本番と同じ音がするのです。
舞が入ったり、お能もあります。
装束も面もなく、お笛は素人であったとしても、その他は玄人です。

そこにいさせてもらう贅沢。

特にお能は、装束がないだけに、動きが良く見えて、とても美しい。
能の型がこんなに美しいとは、思っていませんでした。
舞台を見つめていると、お笛が素人だということがだんだん気にならなくなり引きこまれます。

今回は初めてのことで、どういう按配なのかまったくわかりませんでしたが、次回からは準備怠りなく、申し合わせのときも長い時間拝見していようと思うのでした。

お能は面白い!
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by fuko346 | 2011-10-24 22:09 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(6)

首里花織

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今日は御所前にある きもの鶴さん の三周年の記念の会にお邪魔しました。
お謡つながりの方にここのお話は聞いていて、ずっと伺ってみたいなあと思っていたのですが、なかなか機会がありませんでした。
今回は、お能のお話がある、ということでそれっと申し込みをしたのでした。

道行く人が、つい足を止めてしまう素敵な店構え。









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これは展示してあった、こちらで作られた 金剛家の能衣装の復元品です。
ご主人にいろいろと苦労されたことなどお聞きしました。
作り手 のお話を伺うのはいつも興味深く 楽しいものです。

唐織は、その色彩と質感が大好きな織りものです。
一度、このような衣装を纏ってみたいなあと思いますが、、、。

この日のことは鶴さんのブログに詳しく書かれているので、ご興味のある方は見てみてくださいね。


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メインのお話をしてくださった能楽師、金剛流の廣田幸稔さんと記念撮影してしまいました、ふふ。
舞台だけでなく、こういう場でざっくばらんなお話を聞くもの、大好きです。
きものつながりで、こういう企画に参加できるのも、きものの効用でしょうか。

いつも思うのですが、能楽師の方の和服姿はとってもかっこいいので、ほれぼれします。
どこか凛としたものが漂っているのですよね。
お能も芸能の一つなのでしょうが、魂とか想いとかをことさら大事にするように感じています。演じている今ここ、この人、のさらに奥、普遍的なものを具現してみせてくれる、そう思うのです。
演じられている個々、ではなくその奥にあるものに、自分の奥底が観応するとき、得も言われる感覚が起こることがあります。

そんなことを質問しましたら、当を得たお答をおいただき、また、その観応した時の感情がよみがえって涙が出そうになりました。
そのお能は 野宮、だったのですが、六条御息所が鳥居から一歩を踏み出そうとする一瞬の静止。
あの白い足袋が ありありと思いだされました。

廣田さんの 野宮は どのように演じられるのか、拝見したいものです。

鶴さん 貴重な楽しい時間をありがとうございました。


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今日のきもの

きもの 経錦 単衣
帯   首里花織 九寸名古屋

先日暑かったので、紐類は麻にし、帯板も夏使用にしましたら快適でした。25度を超える気温のときはこうしましょ。
さて~、いつまで単衣でいるかしら。
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by fuko346 | 2011-10-10 21:54 | 今日のきもの 秋 | Comments(4)

飯縄山へ (その3 霊泉寺温泉)

この旅の温泉。

24日
☆戸隠神告げ温泉
長野県長野市戸隠3812
単純泉

飯縄山下山後の汗を流しました。

25日
松本への帰途とに寄りました。
どこかいいとこないかな~と地図を眺め、あ、ここへ行ってみたいというところへ行ってみるのがいつものことです。
温泉好きのこと、頭の中にはいつか行ってみたい温泉の名前が一杯あって、今回はあっちにもこっちにも昔からの名湯がある土地ですが、なぜか霊泉寺!と頭の中にひらめいたのでした。

☆霊泉寺温泉共同浴場
長野県小県郡丸子町大字平井字唐沢口2515
どんどん細い道を入っていって、ん? けっこう有名なはずだけど、こんなところに温泉が、と思う頃、着きました。
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温泉街、なんてものはなく、小さめの宿が5,6軒固まっています。
おお、なんという素敵な風情。


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宿の並ぶ横を流れている川を見て、あらあ、なんて色。
川床の石がきれいな蒼緑。
そこをきれいな水が勢いよく流れています。
ひなびた、というかと世離れしている、というかそんな温泉です。
こういうところ大好き、わくわくわく。

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ありました、共同浴場、うれしいこと。
番台はあるのですが、人はおらず、置いてある木箱に入浴料200円を入れる仕組み。
でもおざぶはあったので、人がいるときもあるのでしょう。
お湯はむろん、かけ流し。
いいお湯でした、満足です。
旅館の立ち寄り湯もいいのですが、外湯、共同浴場があるときは、迷わずそちらを選びます。

いいですよ、ここ。
温泉好きにはたまりません。

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こちらが霊泉寺、です。
由緒を見てみると、おや、こちらも謡曲紅葉狩。

「平維茂が独鈷山の鬼女を退治したあとこの温泉で傷を癒した。ここから温泉に寺を建てたという。「紅葉山」は戸隠山との解釈が普通だが、ここでは独鈷山となっている」

維茂さんは鬼女との戦いで傷を負ったのですね、伝説は、おそらくこのあたりに元々いた勢力との戦いを所以としているのでしょうから、もしかしたら結構な激戦だったのかもしれません。
どうもこのあたりには、鬼女伝説があちこちあるようです。

お能を見るようになって、訪ねた土地への興味の要素が増えて楽しいことです。
こんど、紅葉狩を見るときは、きっと戸隠山の威容や、このお寺のことを想うでしょう。

二泊三日の山と温泉の旅。
はずせないお蕎麦も堪能して、良い温泉にも入れて、うれしいことでした。
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by fuko346 | 2011-09-28 22:49 | 山と温泉と旅 | Comments(2)

飯縄山へ (その2 戸隠編)

a0236300_222997.jpg 24日、下山後、たっぷり時間があったので、キャンプ場のお向かいにあった戸隠牧場に遊びに行きました。

はろばろと気持ちの良い場所ですな~。

仔馬さんがお乳を飲んでいるのをぽけーっと見たり、まだ毛の柔らかい子ヤギさんをなでてみたり、子供のように遊んでしまいました。



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戸隠といえば、むろん 蕎麦
牧場の入り口付近にあった「岳」というお店にふらふらと引き寄せられていただきました。
せんだって見た映画「岳」となにか関係あるのかしらん。

はい、美味しゅうございました。




翌、25日。
来るときに戸隠神社の大混雑、駐車場満杯状態を横目で見たので、朝食前に戸隠神社奥社へ参拝に出かけました。

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奥社参道の杉並木
神々しくて美しくて。









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奥社社殿とその背後の戸隠山
鋭い岩が切れ落ちて連なっている戸隠山を神宿る場所としたことは、日本人としてのこころからは納得できるものがあります。

ここは天の岩戸伝説と、鬼女伝説があり、以前、来たときは ふ~んそうかあと思っただけですが、お能をしばしば見たり謡をかじったりしたあとでは、ここが謡曲 紅葉狩の舞台だったのだ、と改めて感慨深し。

ところがこのあと寄った霊泉寺温泉でも鬼女紅葉に出会うことになるのでした。

温泉編へ続く、、、
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by fuko346 | 2011-09-27 23:14 | 山と温泉と旅 | Comments(0)

謡講 第37回  のお知らせ

洛謡社さんからチラシを送っていただきましたのでお知らせです。

町家で、灯を落とし、謡の声だけを楽しむ催しです。
たびたび伺っておりまして、その記事は旧ブログに出ておりますのでよろしければ、和遊び のカテゴリーからご覧ください。
旧ブログ 月下逍遥

謡講・声で描く能の世界 (第37回)
京の町家でうたいを楽しむ


10月1日(土)
第一部 二時~
独吟 正尊  素謡 野宮
第二部 五時~
独吟 小督  素謡 融  他

出演 井上裕久 吉浪嘉晃 浦部幸裕 吉田篤史

会場 平野の家 わざ 永々棟
   北区北野東紅梅町11番地

各々2500円

定員 各50名

お問い合わせ お申込みは 洛謡社事務局へ
電話 075-231-3796(木 土 日 祝休日を除く 10~16時)


私は、井上せんせのあの謡の声が聞きたくて、今回も第二部に伺う予定です。
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by fuko346 | 2011-09-17 11:40 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(0)

藤田六郎兵衛「笛の世界」

大阪までえっちらおっちら。

追手門学院大学 和学講座「藤田六郎兵衛 笛の世界」

「お能をまだ見たことのない人がいらしたらその人に話を合わせます」と最初に言われたように、初心者にお能、または日本の伝統芸能を広く紹介したい、という思いでのお話だったかと感じました。

むろん、私はお能もお笛も初心者で何も知りませんので、興味深く拝聴いたしました。
お話の上手な方、です。
能舞台でお笛を吹いている姿、しか知らないので新鮮でした。

お笛の実演は、三番叟 序の舞 獅子。
藤田流のお笛は独特だなあと、今日も感じました。

お能の囃子はほんとに個性的。
私はまだお笛をちょっと知っているだけだけど、きっと鼓もそうなのだろうと思います。

あれこれたくさん思ったのですが、ここでは簡単な覚書です。


この日のきもの
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by fuko346 | 2011-09-12 23:34 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(4)

鴻之会 第一回囃子会

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台風の雨の中、河村能楽堂へと向かう。
おお、紅白の幕が。

今日は、森田流笛方・左鴻泰弘先生のお弟子さんたちの発表会。
お知り合いが登場するので、半身内のような気持ちでわくわくどきどきしながら拝見。

小さめの見所なので、舞台の近いこと。
ほんとはこういう能楽堂が好きです。

で、近いこともあり、大鼓、小鼓、太鼓の音の響くこと。
その気持ちの良いこと。

地謡の方も二人ついて、その玄人の中に一人混じってお笛を吹くってどんな気持かしら。
ものすごく緊張するのではないかしら。

お知り合いは、薄色のきもの姿もあでやかに、玄人方の音に負けずに力強く吹き終えました。
ほっ(って私がほっとしてどうするの)

ところで、驚いたのは、同じ森田流なのに、私のお稽古している音と違うところがあります。
お笛って、そういうものだったのですね。
あんまり熱心に拝聴していると、その違う音が頭に入りそうになって、いかん いかん、と気を取り直します。

やっぱりいいないいな お囃子の音。

本日は参加させていただきありがとうございました。

ヲヒャ ヲーヒャ ヒイヤー ♪ と足取り軽く、大雨の中、帰りました。

来月は私の発表会、なんだか楽しくなってきたぞ。

注)私の場合、新人数人で一緒にちょこっと出るだけなので、上記のような緊張はないはずです、たぶん、、、。
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by fuko346 | 2011-09-04 22:15 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(10)