月下逍遥

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タグ:きものあれこれ ( 48 ) タグの人気記事

ぜんまい の 綿

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タケノコを採ろうと うろうろしていたら 目についたので ついでに収穫してみました。
蕨にゼンマイ。
例年は鹿の口に入ってしまうのですが どうも ちょと余所に行っているらくし ちょっぴり採れました。
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で、 ゼンマイの綿毛。
ぜんまい紬というものがあるので どういうことなんだろうと不思議だったので、この綿毛をとってみました。
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ゼンマイの綿毛なんで どう集めるのだろう どう紡ぐのだろうと 不思議だったのですが、綿毛は簡単にむくことができました。
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綿 そのもの です。
ちょっとめ には 茶綿と見まがうかもしれません。
そういうことだったのか と 納得。
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これは 私の持っている ゼンマイ紬 です。
横糸に ちょぴちょぴ と ゼンマイが織りこんであります。

ゼンマイの綿を 布に使うという先人の知恵はすごいなあ、と思います。
丈夫になるし 糸の足しになるし 防虫効果もある と聞きました。
ただ これくらいの量だと 野趣のため、でしょうが 横糸だろうとは思うのですが 全部ゼンマイの紬糸を使ったものがあって それは ゼンマイの量もたくさんで 手もかかり高級品 なのでした。
布の味も特別で いいなあ、と 眺めたことを覚えています。

ともあれ ゼンマイなんか 布になるのか? という私の謎は解けたのでありました。




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by fuko346 | 2017-04-19 11:57 | 山里便り | Comments(8)

派手な 羽織

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きもの 花織 秋山 真和さん作 胴抜き
帯   首里花織 あい工房
羽織  若い時の小紋 仕立て直し

春には一度は出してあげたいこの羽織。
もう 派手よねえ、、、と どこからか声が聞こえる。
どうしようかなあ。
今までは 濃い色の紬に合わせていたのですが、それだと対比で この羽織の華やかさが より目立つような気がして、同じような色目のきもの 帯はそれをおさえるような色。
ということで こうなりました。
結果 羽織だけが目立つことはなく 全体が花がすみのようにぼんやりして これならまだいけるのじゃない、という結果に収まりました。

で 花織に花織ってどうなの、ですが ちらっとしか見えないので よし といたしましょう。
なじませたいと 思ったら こうなったわけです。

すっかり おばあさん、というわけでもない このお年頃 取り合わせに悩むのでありました。

この20年ほど もう一生着るんだ、と 言い聞かせて 誂えたきものたち、どうも そうはいかないようで、といって 金の蔵があるわけでもなし、この先 困ったことです。

それは ともかくお友達と京都へ行って 一月に行って気に入った チェネッタ バルバで 食し、ギャラリーあん さんの 京都展へ行って きれいな布をたくさん見て さわって 幸せな時間。
展示会は19日までですので 気になる方は おいでくださいませ。




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by fuko346 | 2017-03-18 11:01 | 今日のきもの 春 | Comments(4)

おばあさんの桐箪笥

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結婚するとき 叔母が 祖父母の家にあった 桐箪笥を洗いに出して きれいにして 持たせてくれた。
今頃 こんなものが張ってあるのに気が付く。
そう 痛んでいない。 もしかして 洗ったときに この紙も洗って貼りなおしたのだろうか、字がきえているところがある。
今でも このお店はあるのか、と検索してみたら 十一屋ビル というものがあるようだ。

父方の祖父は二度 妻を亡くし 私が会ったことのあるのは三度目の奥さん。(と 聞いている)
それも 子供のときで ほとんど記憶にないけれど 黒っぽいきものを 着ていたように覚えている。
この箪笥は彼女のものだったのだろうか、それとも、、、。
私は 一度目の奥さんによく似ているようだ。 これもだいぶ前だけど 法事のときに 「まあ *子さんにそっくり」と何人もの 親戚の女性たちに言われたことを思い出す。
父は母似 であるそうな。
で、私は 父に似ている。

一代 飛んではいるけれど、まあ 女三代の桐箪笥ということになる。
私の丈の長いきもの 二つ折では 入らないので これは 帯箪笥、として使っている。
まあ そこそこのものが びっしり 入っているわけで。
箪笥は 何思う。
まだまだ どこも痛んでいない 四代でも五代でも使えそうである。

母の桐箪笥もある。
あれも どうんかして こちらへ持ってこられないか、と考えているところ。

私のは こんなきもの狂いになるとは思っていたかったので よくある 上半分が桐の作りになっている箪笥 それもかなり大きなものなのだが、下半分の服を入れるようになっている部分も ぎっしり きもの、になってしまい、洋服は別に 押しのけられている。

母方の祖母も早くに亡くなっているので おばあちゃんとの記憶はほぼ 無い。
そうそう もちろん おじいちゃんとの記憶もほぼ無い。

無くても 私は ここにいる。
しんと 不思議な気持ちになるものである。






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by fuko346 | 2017-03-07 10:35 | おもいつれづれ | Comments(6)

繰りまわし

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以前 なんだかしっくりこなくなったので 仕立て変えをしようかしらん、と書いていた牛首紬、単衣の道中着に変身させました。
これは なかなか使えそう。

繰り回し 成功です。
新しいもの ではないけれど 仕立て上がってくると うきうき します。

あれもこれも 変身させたくなってきてしまいました。




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by fuko346 | 2017-02-11 21:22 | きもの | Comments(12)

すこうしだけ 飲みたいの

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何 しに 行ったの~
そりゃあ あなた 見るだけ っていって あらあ、、、
もし 気にいって お買い得だったら 買ってもいいリスト、というものがありまして。
もちろん 素敵なもの 欲しいものは たくさんあったけど リストに入っていないものは あきらめます。
今日は 薄色のつけ下げ に それにぴったりのものがありました。
袷で 白っぽい 柔らかもの。
目立たず 色無地に準じるくらいで 薄色 というのは 一つは欲しかったのでありました。
それに 問屋さんのセールでありまして、、、。
お道具 です。←と 自分にいいわけ。
こちらは自由に見せてくださるので お友達と二人 二時間近く たっぷりと遊ばせてもらいました。

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どうしても 美味しい泡が 飲みたくて お知り合いのワインバーへ行って あのう 半分だけでもいい?と我がままを言いました。
鮎のコンフィもお友達と半分こにして すこうし だけ。

6日続く お寺の行事で 心身 疲れておりましたが ふう。
あと半分 乗り越えるぞ、です。



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by fuko346 | 2016-10-08 21:58 | おでかけ | Comments(4)

夏紬を コート類へ

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お茶会とか礼装以外のきものに興味を持って それも織に目がくらんで着始めた頃、そこそこ仕事をしてそこそこ、とはいえない収入(?)があったものだから、もう 「わあ きれい」と 勢いで手に入れたものがけっこうあります。
特に 薄ものは美しくて 手に入れても着る機会がなく いまだに手を通していないものもあります。

この二枚。
左は 夏塩沢 右は越後夏結城 です。
盛夏のきもの、として作られており とても透けて 見た目はとっても涼しそうなんですが 着用しますと、そう涼しくありません。 昨今の関西 33度でも今日はまし、なんていう気候では とても着ることはできません。
といって透け感がすごいので 単の時期に着るのも 憚られます。

羽織物に 仕立て変えました。
夏塩沢は 道中着。 夏結城は羽織 です。
死蔵しているのは きものが可愛そうで 胸が痛んでいたので なんだか ほっとしています。
薄手のカーディガンか 薄手のジャケット、のように さらりと はおりたいものです。



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by fuko346 | 2016-09-13 11:50 | きもの | Comments(4)

小千谷麻襦袢 120番手

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今年も 麻襦袢をもう一枚 染めてみました。
麻を 濃い色に染めるのはなかなか難しくなっているらしく やや難航しましたけど きれいに染まりました。
また 緑~ って言わないでね。
希望は 椿の葉の 新芽と古い葉の中間くらいの緑、だったのですが そんな注文 困りますわねえ。
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120番手の布は さすがに柔らかくしなやかで、絽目は入っていますが、4月の暑い日から10月まで たぶん 着ることになるでしょう。
これで 夏の襦袢は絹物 海縞綿、も含めて かなりの枚数になりました。
贅沢かしらん。

10代からきものは着て というか着せられていましたけど それなりの年になってから いわるゆ普段着というかおしゃれ着というか を自分の好みに着るようになってから 何をどうしたらいいのかわからず きもの本 やら 呉服屋さんで聞くやらで あれこれ あれこれしましたけど。
とどのつまり 基本は知っていて、あとは もう自分の好きなように 楽なように着ればいいのです、と判じたわけです。
でも、「こうしなくてはいけません」「それはおかしいです」という声は 頭の隅にひっかかっているので、それを、ええい 好きなように着るんだ、と払いのけるのは それなりに力がいります。
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先日の宮古麻布に合わせてみました。
これだと9月半ば過ぎまでいけそう。
今日 最高気温32度でして これはまだ続くでしょうから 単衣なんて まだ暑くて着られません。
木綿以前 または絹物なんて買えない層は 昔は一年中 麻、着てたんですから 盛夏(暦上の)に限る っていうしばり 無くしてほしいですねえ。

麻は優れもの。
大好きな布 です。
できれば国産の麻が 復活してほしいなあ。
旅していると 各地に 麻・苧 という字のついた地名があります。
おそらく産地だったのだろうなあ。 



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by fuko346 | 2016-09-07 12:15 | きもの | Comments(6)

宮古上布を洗ってみました

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宮古上布です。
小千谷縮と能登上布は洗濯機の手洗いモードで洗っていますが、この宮古は絹の居敷当てがついており、お店で 家では洗わないで持ってきれくださいね、といわれていたので 家洗いはしていなかったのですが、ふと、苧痲なんだから どうにか洗えるんじゃないか、と思ったのでした。

優しく押し洗いしてみると
あらら~ 水が薄茶色に濁ります。
水洗いしていなかったのかしらん。
その後 すすぎにかかると あらら~ うっすらと 水が蒼くなります。
え、まだ藍が落ちているのか。

ということは この布は思っていたよりも 着こんでいなかったのかもしれません。
はい 新品ではなくて 古いものです。
古いものは糸がいいですし もちろん なんとか手が届く、ということもあり この宮古嬢はお気に入りです。
その布の 薄さは芸術的です。
それゆえ 手洗いは躊躇していたのですが。

さて日陰にほしておくと たいへん暑い乾燥した日であったからか ばりばりに渇いてしまいました。
布が薄いのに こんなにばりばりになるものなのか。
縫いめあたりも 少しつれています。
はてさて これは 押し なんてものでは どうにもならないな、とアイロンかけました。
苧痲にアイロンはだめ と聞いていたのでですが 大丈夫、という人もおり おそるおそる。

結果 きれいになりました。
ほっ。

ごく普通に日常のおでかけにきものを着る身 としては いちいち洗いに出していたら 金銭的にも 手間もばかにならず、これで一つ 手洗いできる上布が増えて 喜んでいます。

品と状態によっては 自分で手洗いしてはいけないものもあるでしょうから もろ手をあげて 上布は おうちで手洗いしましょう、とは おススメできませんが、まあ 一件落着であります。



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by fuko346 | 2016-09-05 10:15 | きもの | Comments(4)

能登上布に染め

数年前に能登で求めた無地の能登上布に染めを施してもらいました。
やっとの着用 です。
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胸の柄が見えるでしょうか。
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裾も見え、、、ないかしらん。
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これなら イメージできますかしらん。
波頭に そこはかとなく金が すっと入っています。

地色も微妙に違って写っておますが、布の色 というのは ほんとに繊細で 人間の目に見えるようには 写真に写らないものだ、といつも思います。

麻のいいおでかけ着が 欲しいなあと思っていて 能登でいい無地を見つけて 例の墨色の波の訪問着を作った染め屋さんにお願いして 下絵を描いてもらって あとはお任せして お気に入りができました。

不思議なもので 麻とはいえ 上布は上布 柄ゆきもあっさりしていますが 繋がっているので訪問着に近く、正統派の帯をのせますと 「どうだ!」の重めの取り合わせになってしまいます。
そこで 絽つづれの名古屋で かる~くしてみました。
お出かけ先が茶会でなければ 自然布でも良かったのですが、敬意を表して、と思いましたら、ご亭主側が浴衣茶会でありました。
まあ 冷房ないのですから 当然といえば当然でしたねえ。
ということで お出かけ先は 後ほど。




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by fuko346 | 2016-07-15 11:29 | 今日のきもの 夏 | Comments(8)

草木染の 美しさ

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サイトで拝見していて 気になってた 中野みどりさんの 作品展示会が 在京中にあることは 知っていたのですが 行けるかどうか、、、
最終日 朝から 気持ちに波が立つことがあって きれいなものがみたい、と思い立って 行ってきました。
ここからだと都心に行くよりも 近い場所だったこともあります。
小田急線の鶴川駅に ほど近い 可喜庵 という 古民家が 会場です。

優しい ほっとこころになじむような 紬を拝見して 気持が落ち着きました。
乾燥した地面に じわじわっと 水がやって来て ほとびていくような。
美しい布の 力は 大きいなあ。
といって これをいただきます なんてことは そうそう言えないので、せめても、とこちらを連れ帰りました。
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絽ちり の帯あげ。
この 緑色には めっぽう弱い のです。
なんて きれいなんだろうと 思ってしまいます。

この子が この場所へ 私を呼んだかなあ。

中野さんとも少し お話させていただきましたが、優しい布を作ってくることのできた 表面には表れない 深いところの 強さ を感じました。
一見 たおやかな 織姫たちに 共通する 佇まい。
その 強さがなければ 美しい布は 生れないのだなあ と 思うのでした。



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by fuko346 | 2016-06-08 13:37 | きもの | Comments(8)