月下逍遥

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タグ:きものあれこれ ( 48 ) タグの人気記事

相楽(さがなか)木綿

なぜか 同じ時期に 木綿布の展示会があることを知って 会場のある 京都は けいはんな記念公園へ。
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京都府相楽郡精華町 です。
もともとの自然を残しつつ 広くて立派な公園でした。
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案内ハガキ。
明治から昭和10年ころまで 盛んに生産されていたものを 復活した試みです。
先日の美濃縞、と同じですね。
こちらは 藍のかった いかにもの木綿布。
いいですね。
とてもよく似た古い木綿布が 蔵にあったのですが、京都 滋賀にも流通していたそうですから、もしかして、ここのものだったのかもしれません。
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こじんまりながら、作品 ずらり。

大和機、ちょんこ機、という あまり糸を張らない方法で織るそうですが、今日はその展示はありませんでした。
スタッフにお話伺って 私でもできます? と聞いてしまいます。
できます できます。 ほんとかなあ。
うちから一時間強、で通えるので できれば 教えてもらいたいなあ、と 楽しい夢を持ちました。

全国で こういう試みが あるのかもしれませんね。
以前はそれぞれの地域で 綿を栽培して 自宅で織っていたのですものね。
おばあさんが 家で織っていた、という記憶がある人がいる ぎりぎりに それを絶やすまい、とする人が現れるのかもしれません。
家族の着るものを 一から作ってきた記憶が 女たちに 受け継がれているのかもしれません。
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by fuko346 | 2016-03-12 21:42 | きもの | Comments(8)

きもの お片づけは続く

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ぼちぼち 続いております お片づけ。

三つに分かることにしました。

い: バザーなどに使ってもらえるところへ 送るもの。
ろ: 何かに繰りまわせる可能性のあるもの。
は: 処分するにはしのびないので とりあえず 別場所にそのまま保管しておくもの。

 は ここ一二年で 変身させられなかったら  へ移動。
 は時折 見直して  へ移動。

この先 どのくらいきものを着続けることができるか、日常的にずっと着ているならいざしらず、お出かけのときだけ、となると そう枚数はいりません。
それと 着るなら こころ うきうき うれしい気持ちになるのだけで十分なので そのあたりを吟味いたしましょう。

い、ろ、は に分けられなくて お気に召したら どうぞ使ってください、と ガレージセールみたいにできればいいのだけれど、こんな山奥まで来てくれる人はそういないでしょうし。
あ、 を作って 機会があったら見ていただく、という グループも作っておこうかしらん。

家も庭も倉庫も蔵も いつ終わるかわからないくらい 「お片づけ」が あるけれど 見ているだけでは減らないので ちょっとずつちょっとずつ。


今日は音のするくらいの雨が降っています。
そんな日は きもの部屋で ごそごそ。
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by fuko346 | 2016-03-09 11:40 | きもの | Comments(4)

美濃縞

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岐阜県 岐阜羽島あたりで江戸時代から 農家の副産物として 織られていた 木綿布を地域の人たちで復興している美濃縞伝承会なるものがあり、その展示会があることを 知って、東名を飛ばしていってみました。
どこで見つけたのか 忘れてしまったのですが、送ってもらった このハガキを見て もういてもたってもいられなくなったのでした。
知らない場所へ 一人で車で遠出は 初のこと。
どうしても見たかったのですもの。

心配していたほどもなく 会場である 羽島市文化センターへ到着。
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ずらりと作品が。
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糸車 くるくる。体験もさせてもらいました。
まあ、魔法みたいに 綿の塊から糸ができていきます。
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綿から栽培 その種から綿をとって 伸ばして まとめて 糸を引いて 染めて 織って、その工程を丁寧に説明、実践して見せてくれていて 感動ものです。
昔は 女たちが自分や家族の着るものは 織っていた それを彷彿とさせる試み。
これなら 私でも もしかしたら できるのではないか、と ふと思ってしまいました。
10年やれば 自分の着る着物が織れるのではないか、、、と。
近かったら 参加したい、です。
(織をしてみたい、という野望はひそとまだ持っているのです)

22回目、ということですから 長く続けてこられるのは 大変なこともあったのだろうなあ、今ここに 成功しているのは すごいこと、だと思いました。

織り上がった布たちは 自然で無理がなくて 美しく、 この頃、工芸展などに出品してある 手の込み過ぎて 着たい、という気持ちの起らない布に 首をかしげることの多くなった私の胸に さあっと さわやかな風が吹いたようでした。
用の美。それを忘れていませんか、と 感じることが多かったので とてもうれしかったのです。

ほんとはいっぱい質問したかったのですが 会場はたくさんの人で 皆さん 忙しくしておいでになり、聞きそびれてしまいました。
気が小さいの、、、、です。

毎年 開催しているみたいですので ご興味のある方は ぜひ来年を楽しみにしてくださいませ。
お知らせをいただいたら ご報告しますね。



 
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by fuko346 | 2016-03-07 22:14 | きもの | Comments(2)

 レクイエム Ⅰ 志村ふくみ

母衣への回帰 志村ふくみ 京都国立近代美術館(~3月21日)
へ 行ってきました。
志村さんの作品は 何回も美術館で開かれた展示会、または普通に売るための展示会にも伺っているので、もういいかなあと思っていたのですが、とてもいい、と評判を聞いて京都まで。
はい 行って良かったです。
最近作られた 無地のきものたちの色といったら、、、。
もうご高齢で 全部自分の手のみ、ではないとしても、総指揮はとっておいでのはずで、草木から こんな色が、そして布の底から 照りはえるようなこの光は なんだろう、と 首をかしげてしまいました。

美しい布たちが並ぶ中 すうっと引きつけられ 銘をみると レクイエムⅠ、となっていて はっとする一枚がありました。
その前から離れられなくなり 佇んでおりました。
その間 あの体験 去っていった人の気配が見えたときのことが ありありと思い出され、ふくみさんも あれを見たのだろうか、と感じました。
ひどく乱暴に言ってしまえば 魂の色、とでも言うほかはありません。
しむらさんのものは わあ きれい これ欲しい、とまあ 戯れに思ったり 言ったりするのですが、これは 纏いたい、というか 纏ってあげたい、と強く感じたのでした。
きものとしてこの世に作られたものは 着るものという用をなしていないと しん、と死んでいるように感じ、ガラスの向こうで 悲しんでいるような気配を感じてしまうのです。
これを纏うのは私、と まあ たわごとを言うだけは 許していただきたい。

あれはどこへいくのでしょうか、どこかの美術館蔵になってしまうのでしょうか。
作る人の想いを吸い取った布には 着る人の想いとそのひと肌をも感じて欲しいと願うのでした。


この日のランチときものは別に。↑
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by fuko346 | 2016-02-26 11:31 | 展覧会 | Comments(0)

可愛い帯

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                何の気の迷いか こんなかわいい帯を迎え入れてしまいました。 
鈴木紀絵さんの作品です。
鈴木さんの作品ンはいいな と思っても人物が入っていると苦手で手が出なかったのですがこの子は うさぎと蜂なのです。
春風が吹いたら、使いたいです。

ところで 今 タブレットで書いていますが はあ 時間がかかります。
先ほどは スマホで失敗、再挑戦中です。
こちらは何とかなりそうです。
いきなり両方使おうとするのは 無謀なんでしょうね。

いやしかし
さっぱりわからんぞう。

連休から東京へ 寄り道しつつ向かいます。                   
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by fuko346 | 2016-02-09 14:59 | きもの | Comments(13)

さて どうしましょう

私としては かなりの変わり種です。
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かなり大胆にデザインされた 椿の きもの。
このままでは 恥ずかしくて、
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母の羽織を仕立て直したものを はおって いちど 着た記憶が、、、、いつだったかしら。
それから ずっと箪笥で すやすやお休みしていました。

箪笥の整理をぼちぼちとしていて このきものも、くりまわし 羽織にしよか 道中着か、はたまた襦袢か。
肌触りのいい生地で なんとかして 一番いい道を。

って 思いつつ 季節ですし、もう一度 この取り合わせで着ようか、とか。
うだうだ うだうだ。

とりあえず 繰り回すか 処分かで とり置いてあるものが たくさんあって、これはこうしたらとか、これはああ、とか、見ながら一緒に 相談できる人がいたらなあ。
そして 洗い張りしたこのはっかけをこのきものに合わせてという注文に気楽に応じて 仕立ててくれるような 私の基準に近い感覚の仕立屋さんが いないかなあ、とか。
うだうだいっているうちに どんどん時間が過ぎてしまうのですから、まずは 反物をひとつ、仕立て直しを一つ、どこぞにお願いいたしましょう。

帯は あそこ、と決まっただけでもいいかしらん。
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by fuko346 | 2016-01-08 11:07 | きもの | Comments(12)

八寸帯を洗ってみた

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いいお天気が続くので さしもの湿気の強い山里でも 空気が乾燥しています。
ということで、、、

八寸の夏帯を洗ってみました。
ひなやさんの蔵出し品 あの古い品の匂いが気になっていたのですが、まあ 使えないこともないけど、試しに洗ってみましょ、思った次第です。
実験 であります。

押し洗い。
赤と黒の色素が出て 水は濃い紫色に。
といっても洗い上がりの色が薄くなったとも思えず、そう縮んでもおらず、端はへなへなしていますが、アイロンかければ 大丈夫そう。

どれもこれも お水でじゃぶじゃぶはしませんが、できるものもあるようです。

こちらにいられる間に ごそごそ片づけ 掃除。
もう 11月ですものねえ。
ふっ ふっ ふっ と笑えてきますなあ。
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by fuko346 | 2015-11-04 11:23 | きもの | Comments(4)

会いました

東京です。
あれこれは帰宅から書くことにしますが 一つだけ。
ちょっと ぼうっとしています。

きもの もう趣味に走ったものは着るには十分あるので もういらない。
最後に 赤の入ったあの 縞の伊兵衛織が見つかったら それでおしまいにしよ、と思っていました。
今日 銀座を友達とふらふらとしていたら 招待のハガキが来ていた 呉服屋さんがあったのを思い出し 寄ってみました。
そしたら、、、

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この布が 待っていました。
ありゃ
眼があった瞬間
ありゃ、そんなつもりで来たわけではないのに。
型絵染の展示をしているから 見に来たのに。
なんで あなたがここに。
それも え、という 決心がすぐついてしまうお値段で。

伊兵衛織。
あの縞、ではないけど 赤が入っているし、その赤 黒 白 の糸の按配が素敵。
ちょっとみには 茶色の無地に見えます。
でも 赤、という色を意識している私には 赤が勝って見えるのです。
この反物 どこをどうまわって ここにいるのかしら。
つれて帰りましょ。

赤にこだわる年齢のうちに 気に入った反物が見つかるとは思っていなかったので、見つかってしまって驚いているのでした。
そうそう無い出会い だと思うのでした。

つまり きものの神さまが 願を聞いてあげるから まあ このくらいできもの狂いはおやめなさい。
あとは あるものを楽しんで着なさいな、といってくれているのかも しれません。
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by fuko346 | 2015-10-06 22:47 | きもの | Comments(10)

手織りの里 金剛苑で 

近江の特産品 秦荘紬と近江上布。
そちらを扱っている 手織りの里金剛苑で 初夏と秋に催事があります。
時折 出かけております。
大阪からのお友達と一緒に 初日に伺いました。
雨模様に 園内の緑 アジサイが とてもきれいでした。

車で往復二時間なので、楽なのと雨も降っていたのでこういう感じで。
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きもの 永江間道、と名付けられた 大島の糸 綿薩摩の糸、で織られた試作品、ということでした。
帯    夏八寸名古屋 

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今日の きも は 帯あげでして。
上の着姿も 見えるように 少し引き出して写しています。
青そのものの色と そのグラデーション、浪の模様、 うっすらと黄とピンクの縞。
かなり凝ったもの、です。
帯あげ、ちょっぴりしか見えず 自己満足の局地ですが、その少しのものに、作り手さんの気持ちが入っているような気がします。
生地は絽ちり です。

こちらは きもの類だけでなく 布類も いろいろあり 客を、ほとんど放置してくれるので、好きなように遊べます。
とても 素敵な近江上布があって ううう~~~~、っとなりましたが、薄物はもう十分あるので、あきらめました。

車の中でもランチでも おしゃべりたくさん。
常にはほとんどしゃべらない生活なので 力になります。
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by fuko346 | 2015-06-20 20:20 | 今日のきもの 夏 | Comments(6)

藍 あおあおと

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先日 東京で伺って とても 美しい 向鶴の 帯をいただいてきた 正藍染の 田中昭夫さんから お礼状が届きました。
え~~~ 一体 何人の人が 押しかけたのやら、なのに この美しいハガキを 一枚 一枚 染めたなんて。

しっかりとした風情のある 和紙に くっきりと 白抜きされた 菖蒲の姿。
いや~ん 素敵。
見ていると妄想がふくらむ。

裾のほうから だんだん上に行くに従って 薄くした藍染めのきもの。
この菖蒲を 膝から下あたりだけ ぽん ぽん と 乗せて行く。
ひ~ きれいだろうなあ。

こういうお仕事のできる職人さんが 今 日本にどれだけいるのでしょう。
陽の目をみている人は どれくらい いるのかしら。
この先 技術や思いが続いていくかしら。

そんなこと、私が思ってもしかたがないかしらん。
あの 帯を たくさん の人に 見ていただこう。
できるのは それくらいかしら。
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by fuko346 | 2015-06-08 21:39 | きもの | Comments(6)