月下逍遥

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タグ:きものあれこれ ( 52 ) タグの人気記事

小千谷麻襦袢 120番手

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今年も 麻襦袢をもう一枚 染めてみました。
麻を 濃い色に染めるのはなかなか難しくなっているらしく やや難航しましたけど きれいに染まりました。
また 緑~ って言わないでね。
希望は 椿の葉の 新芽と古い葉の中間くらいの緑、だったのですが そんな注文 困りますわねえ。
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120番手の布は さすがに柔らかくしなやかで、絽目は入っていますが、4月の暑い日から10月まで たぶん 着ることになるでしょう。
これで 夏の襦袢は絹物 海縞綿、も含めて かなりの枚数になりました。
贅沢かしらん。

10代からきものは着て というか着せられていましたけど それなりの年になってから いわるゆ普段着というかおしゃれ着というか を自分の好みに着るようになってから 何をどうしたらいいのかわからず きもの本 やら 呉服屋さんで聞くやらで あれこれ あれこれしましたけど。
とどのつまり 基本は知っていて、あとは もう自分の好きなように 楽なように着ればいいのです、と判じたわけです。
でも、「こうしなくてはいけません」「それはおかしいです」という声は 頭の隅にひっかかっているので、それを、ええい 好きなように着るんだ、と払いのけるのは それなりに力がいります。
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先日の宮古麻布に合わせてみました。
これだと9月半ば過ぎまでいけそう。
今日 最高気温32度でして これはまだ続くでしょうから 単衣なんて まだ暑くて着られません。
木綿以前 または絹物なんて買えない層は 昔は一年中 麻、着てたんですから 盛夏(暦上の)に限る っていうしばり 無くしてほしいですねえ。

麻は優れもの。
大好きな布 です。
できれば国産の麻が 復活してほしいなあ。
旅していると 各地に 麻・苧 という字のついた地名があります。
おそらく産地だったのだろうなあ。 



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by fuko346 | 2016-09-07 12:15 | きもの | Comments(6)

宮古上布を洗ってみました

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宮古上布です。
小千谷縮と能登上布は洗濯機の手洗いモードで洗っていますが、この宮古は絹の居敷当てがついており、お店で 家では洗わないで持ってきれくださいね、といわれていたので 家洗いはしていなかったのですが、ふと、苧痲なんだから どうにか洗えるんじゃないか、と思ったのでした。

優しく押し洗いしてみると
あらら~ 水が薄茶色に濁ります。
水洗いしていなかったのかしらん。
その後 すすぎにかかると あらら~ うっすらと 水が蒼くなります。
え、まだ藍が落ちているのか。

ということは この布は思っていたよりも 着こんでいなかったのかもしれません。
はい 新品ではなくて 古いものです。
古いものは糸がいいですし もちろん なんとか手が届く、ということもあり この宮古嬢はお気に入りです。
その布の 薄さは芸術的です。
それゆえ 手洗いは躊躇していたのですが。

さて日陰にほしておくと たいへん暑い乾燥した日であったからか ばりばりに渇いてしまいました。
布が薄いのに こんなにばりばりになるものなのか。
縫いめあたりも 少しつれています。
はてさて これは 押し なんてものでは どうにもならないな、とアイロンかけました。
苧痲にアイロンはだめ と聞いていたのでですが 大丈夫、という人もおり おそるおそる。

結果 きれいになりました。
ほっ。

ごく普通に日常のおでかけにきものを着る身 としては いちいち洗いに出していたら 金銭的にも 手間もばかにならず、これで一つ 手洗いできる上布が増えて 喜んでいます。

品と状態によっては 自分で手洗いしてはいけないものもあるでしょうから もろ手をあげて 上布は おうちで手洗いしましょう、とは おススメできませんが、まあ 一件落着であります。



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by fuko346 | 2016-09-05 10:15 | きもの | Comments(4)

能登上布に染め

数年前に能登で求めた無地の能登上布に染めを施してもらいました。
やっとの着用 です。
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胸の柄が見えるでしょうか。
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裾も見え、、、ないかしらん。
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これなら イメージできますかしらん。
波頭に そこはかとなく金が すっと入っています。

地色も微妙に違って写っておますが、布の色 というのは ほんとに繊細で 人間の目に見えるようには 写真に写らないものだ、といつも思います。

麻のいいおでかけ着が 欲しいなあと思っていて 能登でいい無地を見つけて 例の墨色の波の訪問着を作った染め屋さんにお願いして 下絵を描いてもらって あとはお任せして お気に入りができました。

不思議なもので 麻とはいえ 上布は上布 柄ゆきもあっさりしていますが 繋がっているので訪問着に近く、正統派の帯をのせますと 「どうだ!」の重めの取り合わせになってしまいます。
そこで 絽つづれの名古屋で かる~くしてみました。
お出かけ先が茶会でなければ 自然布でも良かったのですが、敬意を表して、と思いましたら、ご亭主側が浴衣茶会でありました。
まあ 冷房ないのですから 当然といえば当然でしたねえ。
ということで お出かけ先は 後ほど。




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by fuko346 | 2016-07-15 11:29 | 今日のきもの 夏 | Comments(8)

草木染の 美しさ

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サイトで拝見していて 気になってた 中野みどりさんの 作品展示会が 在京中にあることは 知っていたのですが 行けるかどうか、、、
最終日 朝から 気持ちに波が立つことがあって きれいなものがみたい、と思い立って 行ってきました。
ここからだと都心に行くよりも 近い場所だったこともあります。
小田急線の鶴川駅に ほど近い 可喜庵 という 古民家が 会場です。

優しい ほっとこころになじむような 紬を拝見して 気持が落ち着きました。
乾燥した地面に じわじわっと 水がやって来て ほとびていくような。
美しい布の 力は 大きいなあ。
といって これをいただきます なんてことは そうそう言えないので、せめても、とこちらを連れ帰りました。
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絽ちり の帯あげ。
この 緑色には めっぽう弱い のです。
なんて きれいなんだろうと 思ってしまいます。

この子が この場所へ 私を呼んだかなあ。

中野さんとも少し お話させていただきましたが、優しい布を作ってくることのできた 表面には表れない 深いところの 強さ を感じました。
一見 たおやかな 織姫たちに 共通する 佇まい。
その 強さがなければ 美しい布は 生れないのだなあ と 思うのでした。



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by fuko346 | 2016-06-08 13:37 | きもの | Comments(8)

相楽(さがなか)木綿

なぜか 同じ時期に 木綿布の展示会があることを知って 会場のある 京都は けいはんな記念公園へ。
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京都府相楽郡精華町 です。
もともとの自然を残しつつ 広くて立派な公園でした。
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案内ハガキ。
明治から昭和10年ころまで 盛んに生産されていたものを 復活した試みです。
先日の美濃縞、と同じですね。
こちらは 藍のかった いかにもの木綿布。
いいですね。
とてもよく似た古い木綿布が 蔵にあったのですが、京都 滋賀にも流通していたそうですから、もしかして、ここのものだったのかもしれません。
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こじんまりながら、作品 ずらり。

大和機、ちょんこ機、という あまり糸を張らない方法で織るそうですが、今日はその展示はありませんでした。
スタッフにお話伺って 私でもできます? と聞いてしまいます。
できます できます。 ほんとかなあ。
うちから一時間強、で通えるので できれば 教えてもらいたいなあ、と 楽しい夢を持ちました。

全国で こういう試みが あるのかもしれませんね。
以前はそれぞれの地域で 綿を栽培して 自宅で織っていたのですものね。
おばあさんが 家で織っていた、という記憶がある人がいる ぎりぎりに それを絶やすまい、とする人が現れるのかもしれません。
家族の着るものを 一から作ってきた記憶が 女たちに 受け継がれているのかもしれません。
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by fuko346 | 2016-03-12 21:42 | きもの | Comments(8)

きもの お片づけは続く

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ぼちぼち 続いております お片づけ。

三つに分かることにしました。

い: バザーなどに使ってもらえるところへ 送るもの。
ろ: 何かに繰りまわせる可能性のあるもの。
は: 処分するにはしのびないので とりあえず 別場所にそのまま保管しておくもの。

 は ここ一二年で 変身させられなかったら  へ移動。
 は時折 見直して  へ移動。

この先 どのくらいきものを着続けることができるか、日常的にずっと着ているならいざしらず、お出かけのときだけ、となると そう枚数はいりません。
それと 着るなら こころ うきうき うれしい気持ちになるのだけで十分なので そのあたりを吟味いたしましょう。

い、ろ、は に分けられなくて お気に召したら どうぞ使ってください、と ガレージセールみたいにできればいいのだけれど、こんな山奥まで来てくれる人はそういないでしょうし。
あ、 を作って 機会があったら見ていただく、という グループも作っておこうかしらん。

家も庭も倉庫も蔵も いつ終わるかわからないくらい 「お片づけ」が あるけれど 見ているだけでは減らないので ちょっとずつちょっとずつ。


今日は音のするくらいの雨が降っています。
そんな日は きもの部屋で ごそごそ。
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by fuko346 | 2016-03-09 11:40 | きもの | Comments(4)

美濃縞

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岐阜県 岐阜羽島あたりで江戸時代から 農家の副産物として 織られていた 木綿布を地域の人たちで復興している美濃縞伝承会なるものがあり、その展示会があることを 知って、東名を飛ばしていってみました。
どこで見つけたのか 忘れてしまったのですが、送ってもらった このハガキを見て もういてもたってもいられなくなったのでした。
知らない場所へ 一人で車で遠出は 初のこと。
どうしても見たかったのですもの。

心配していたほどもなく 会場である 羽島市文化センターへ到着。
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ずらりと作品が。
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糸車 くるくる。体験もさせてもらいました。
まあ、魔法みたいに 綿の塊から糸ができていきます。
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綿から栽培 その種から綿をとって 伸ばして まとめて 糸を引いて 染めて 織って、その工程を丁寧に説明、実践して見せてくれていて 感動ものです。
昔は 女たちが自分や家族の着るものは 織っていた それを彷彿とさせる試み。
これなら 私でも もしかしたら できるのではないか、と ふと思ってしまいました。
10年やれば 自分の着る着物が織れるのではないか、、、と。
近かったら 参加したい、です。
(織をしてみたい、という野望はひそとまだ持っているのです)

22回目、ということですから 長く続けてこられるのは 大変なこともあったのだろうなあ、今ここに 成功しているのは すごいこと、だと思いました。

織り上がった布たちは 自然で無理がなくて 美しく、 この頃、工芸展などに出品してある 手の込み過ぎて 着たい、という気持ちの起らない布に 首をかしげることの多くなった私の胸に さあっと さわやかな風が吹いたようでした。
用の美。それを忘れていませんか、と 感じることが多かったので とてもうれしかったのです。

ほんとはいっぱい質問したかったのですが 会場はたくさんの人で 皆さん 忙しくしておいでになり、聞きそびれてしまいました。
気が小さいの、、、、です。

毎年 開催しているみたいですので ご興味のある方は ぜひ来年を楽しみにしてくださいませ。
お知らせをいただいたら ご報告しますね。



 
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by fuko346 | 2016-03-07 22:14 | きもの | Comments(2)

 レクイエム Ⅰ 志村ふくみ

母衣への回帰 志村ふくみ 京都国立近代美術館(~3月21日)
へ 行ってきました。
志村さんの作品は 何回も美術館で開かれた展示会、または普通に売るための展示会にも伺っているので、もういいかなあと思っていたのですが、とてもいい、と評判を聞いて京都まで。
はい 行って良かったです。
最近作られた 無地のきものたちの色といったら、、、。
もうご高齢で 全部自分の手のみ、ではないとしても、総指揮はとっておいでのはずで、草木から こんな色が、そして布の底から 照りはえるようなこの光は なんだろう、と 首をかしげてしまいました。

美しい布たちが並ぶ中 すうっと引きつけられ 銘をみると レクイエムⅠ、となっていて はっとする一枚がありました。
その前から離れられなくなり 佇んでおりました。
その間 あの体験 去っていった人の気配が見えたときのことが ありありと思い出され、ふくみさんも あれを見たのだろうか、と感じました。
ひどく乱暴に言ってしまえば 魂の色、とでも言うほかはありません。
しむらさんのものは わあ きれい これ欲しい、とまあ 戯れに思ったり 言ったりするのですが、これは 纏いたい、というか 纏ってあげたい、と強く感じたのでした。
きものとしてこの世に作られたものは 着るものという用をなしていないと しん、と死んでいるように感じ、ガラスの向こうで 悲しんでいるような気配を感じてしまうのです。
これを纏うのは私、と まあ たわごとを言うだけは 許していただきたい。

あれはどこへいくのでしょうか、どこかの美術館蔵になってしまうのでしょうか。
作る人の想いを吸い取った布には 着る人の想いとそのひと肌をも感じて欲しいと願うのでした。


この日のランチときものは別に。↑
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by fuko346 | 2016-02-26 11:31 | 展覧会 | Comments(0)

可愛い帯

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                何の気の迷いか こんなかわいい帯を迎え入れてしまいました。 
鈴木紀絵さんの作品です。
鈴木さんの作品ンはいいな と思っても人物が入っていると苦手で手が出なかったのですがこの子は うさぎと蜂なのです。
春風が吹いたら、使いたいです。

ところで 今 タブレットで書いていますが はあ 時間がかかります。
先ほどは スマホで失敗、再挑戦中です。
こちらは何とかなりそうです。
いきなり両方使おうとするのは 無謀なんでしょうね。

いやしかし
さっぱりわからんぞう。

連休から東京へ 寄り道しつつ向かいます。                   
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by fuko346 | 2016-02-09 14:59 | きもの | Comments(13)

さて どうしましょう

私としては かなりの変わり種です。
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かなり大胆にデザインされた 椿の きもの。
このままでは 恥ずかしくて、
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母の羽織を仕立て直したものを はおって いちど 着た記憶が、、、、いつだったかしら。
それから ずっと箪笥で すやすやお休みしていました。

箪笥の整理をぼちぼちとしていて このきものも、くりまわし 羽織にしよか 道中着か、はたまた襦袢か。
肌触りのいい生地で なんとかして 一番いい道を。

って 思いつつ 季節ですし、もう一度 この取り合わせで着ようか、とか。
うだうだ うだうだ。

とりあえず 繰り回すか 処分かで とり置いてあるものが たくさんあって、これはこうしたらとか、これはああ、とか、見ながら一緒に 相談できる人がいたらなあ。
そして 洗い張りしたこのはっかけをこのきものに合わせてという注文に気楽に応じて 仕立ててくれるような 私の基準に近い感覚の仕立屋さんが いないかなあ、とか。
うだうだいっているうちに どんどん時間が過ぎてしまうのですから、まずは 反物をひとつ、仕立て直しを一つ、どこぞにお願いいたしましょう。

帯は あそこ、と決まっただけでもいいかしらん。
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by fuko346 | 2016-01-08 11:07 | きもの | Comments(12)