月下逍遥

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人間国宝 佐々木苑子―絵絣紬に生きる― と 伊香保温泉

群馬県立美術館にて 人間国宝 佐々木苑子―絵絣紬に生きる―  を開催していると聞き、出かけてきました。
今回の上京の目的の一つ、です。

それは もう 素晴らしい作品の数々で、頭が くらくら くらくら。
作品、というのは どの分野でもあれ 作者そのものが 出てしまっているものなので、この佐々木さん、というかたの 魂の強さ、を深く感じました。
ただ あまりに手の込んだものは 着てみたい、という魅力を感じないことがけっこうあるのですが、今回は これが欲しい これを着たい、と思えるものが多くて、まあ 購えないのですが、もしかしたら ひょんなご縁ができるのではないか、などと 不穏なことを考えます。

あの紫の濃淡 市松 藤の絵絣、、、、、目に焼き付いてしまいました。

作品は呉服屋さんで手に取ったり 展示会で拝見したりしたはずなんですが 今回はそれと違うものを見た、という気がしています。

会期はまだありますので ご興味のあるかたはぜひ。


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群馬在住のお友達に高崎までお迎えしてもらって お昼も美味しいお蕎麦屋さん。
帰り道に ここまで来たのだから温泉にでも浸かって帰ろうと 伊香保温泉まで送ってもらいました。
で、せっかく来たのにもったいなあ、とふと魔がさし、夕方 観光協会に電話して宿を紹介してもらって、一泊してしまいました。
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帰りは高速バスを予約して、翌日はぽくぽくぽく 汗だくになって歩きまわり 伊香保堪能。
小さな温泉地なので 充分歩きで回れます。
紹介してもらったお宿は もうひとつでしたが、一番高いところにある この町営の外湯、露天風呂がいいのでした。
カエデの大木から 頭上に枝がさしかけられ、 湯に浸って 仰向くと 青葉の間に陽が ちらちらとして 大変気持ちがいいのでした。

ふむ 突然 温泉一人で一泊 ということも できるのであるなあ、と 新鮮な驚き。

なんで絵絣が 温泉に化けるのは よう わかりませんが、とても楽しい二日間でした。
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by fuko346 | 2015-05-29 13:03 | 山と温泉と旅 | Comments(0)

江戸好み

叔母からのいただきものシリーズです

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雨コート
下の水色は道行です。
いただきものの中で一番気に入りました。
裄出しをいたしましょう。
母のものと同じく 自分では選ばないけど 好き です。

若い時はいざしらず それなりの歳になってから誂えたものは 叔母の好みがはっきりしているなあ、と 改めて、このコートを見て思いました。
きものって その人が ほんとに現れるものだ と思います。
遠くに離れてしまったので 疎遠になってしまいましたが 大人になってから ゆるゆるお話したかったなあ、と今更思います。

このコートを見ながら 叔母の人生を思っています。

きものって そういうもののようです。
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by fuko346 | 2015-02-09 13:27 | きもの | Comments(4)

本塩沢

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あなたなら 着るでしょう、と、叔母のところから きものが 数枚 お引っ越ししてきました。

その一枚 本塩沢。
精緻な絣。
いつ頃のものだろう 機屋はどこだろう。
しゃりしゃりとした布の質感 つややかさ。

着物の命は長いなあ、と また思います。

袷になっていて 裾まわしが ひと昔前によくあったような赤系、といってもエビ茶のような落ちついた色なんですが、自分では選ばない色なので はて 仕立て変えようか、それとも単衣にしようか。
はたまた 胴抜きにして あい の季節に着ようか。
う~ん う~~ん。
このまま 袷の季節だけど ちと暑い、というときに着ようか。
でも それじゃあ この裾まわしの色が暑苦しい。
う~ん う~~ん。
どうしましょ。

そんなことをあれこれ考えるのは楽しい。
そんなことを考えられるのがうれしい。

って 考えていただけじゃ だめですね 着なくちゃ。
さて 気力が戻ってきつつあるので きものでおでかけ いたしましょ。
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by fuko346 | 2015-02-05 14:03 | きもの | Comments(6)

丈の短い きもの

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先日のきもの 立ち姿の写真がありましたので のせてみます。
お初釜が終わったあとで 立ったり座ったり ずったりしていますので 着崩れてます。

これは母のきものです。
母は私より20cmくらい背が低いのですが けっこう太っていたので 身幅は十分、でも 身丈と裄は足りません。
裄の方は 私が纏うと 腕がにゅうっと出てしまうので 布がある限り 裄出ししてもらっています。
それでも手持ちの襦袢が ちょっと出てしまうときには 袖幅を少しつまんで着ます。見苦しいほどの短さ、にはなりません。昔の着尺の幅ですと 一尺八寸の裄は 出ないのです。

丈は 着方でなんとかなります。といっても限界がありますが、測ってみたところ 私のものより、9cmほど短かったです。
他の方のところで 10cm以上短いと書いてしまいましたが、そこまでは短くなかったのです。背の高さから考えてそのくらい違う、と思いこんんでいました。
ただ 着た感じでは もう2cmの短さなら なんとかなるかな、と思います。
とすると 着丈の差は 10cmなら 着ることができる、ということになりますか。
腰骨 ぎりぎのところに紐を結びます。

いただいたものを 解き洗いして 仕立て直して 自分サイズにするのが 一番 いいけれど それはなかなかもの入りで、そのために箪笥に寝かせておくよりは、と思って、母のきものは 裄出しだけで、着ています。

帯だけでなく 叔母からはきものもいただいているのですが、丈はいいのですが 裄が足りません。
裄はちょっと我慢して そのまま着ようかどうか 悩んでいるのでした。
礼装は別として 普段着だったら 多少 お袖が短くでも いいかなあ、と。

そんなことを考えていると 自分でそのくらいは ちゃちゃっとできた母の時代の人たちは いいなあ、と思います。 当然のこととして 身についているのですものね。
あ、そうか 教えていただける方がいるので いただいた叔母の紬、裄出しに挑戦してみようかしら。

なんてことを あれこれ おもう 穏やかな 冬の雨
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by fuko346 | 2015-01-15 13:42 | きもの | Comments(12)

郡上八幡

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郡上八幡城、です。
ここは もう何十回も横を通過しているのですが、ここを目的としたことはなく 道路から小高い山の上に見える、このお城が気になっていたのです。

ふと家人が行ってみようか、と言うので 行ってみました。
(家人の運転でありまする)
ちょうど もみじ祭りをしていて お城にはけっこうな人出でありました。
再建した天守閣から 郡上の街を見下ろして、その小ささに 意外な感じがしました。
その小さな街が 魅力的な 観光地になっていることに 感心。

今までしたことのない 「観光」で、郡上踊り の実演を見たり お団子買って食べたり、町歩き。
家人はこういうの あまり好きではなく、かなり遠くへびゅーっと行って びゅーっと帰る。私が あ、そこに寄りたい、そこで歩きたい、といっても 却下。
そこそこ近場で ゆっくりする、なんて初めてではないかしら。
私の希望をきこうと 思ってくれたのかしら。
そういう歳になったのかしら。

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お昼はやっぱりお蕎麦。
何軒があるので お好みでどうぞ。

で、結局私の目に 残っているのは、、、
むろん 郡上踊りのときに来てみたいなあ、というのは 除いて、郡上八幡博覧館に展示してあった、力三さん作の 郡上紬。かなり初期のものも。
う~ん いいなあ 今まで 見ていたのとちょと違うなあ。
これ 欲しいなあ。。。

最後の一枚に 赤のきものがほしくて 今まで見た中では 伊兵衛織 のあの複雑な赤のきもの、だったのですが、ううむ この色、この織り。
到底 これは手にはできないので、もう あの赤が欲しい、という気持ちが 減ってしまいました。
あれ、が手に入らないなら いらないや、というのは 困った性分か。

展示品のガラスの前に 寝転んで ばたばた暴れて これ欲しい これ欲しい と喚いたら 面白いかなあ、なんて、ふと。

それとも あ、これ、というのに 出会うかしらん。
あれ、 結局 きもの話に なってしまいました。
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by fuko346 | 2014-11-17 12:29 | おでかけ | Comments(4)

京都和久伝

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京都駅ビル 上 にある和久伝は とても便利です。
今回は暑い中 外を歩きたくないな、と選びました。

おきもの友達と二人の 6月7月の御誕生日に乾杯しましょ、とお会いしました。
お友達はきれいにきものを着ておいででしたが、私は朝方からめまいがするので、こりゃ危険と、洋服にしてしまいました。

料亭のような風情はないけど、鮎も含め美味しい料理と ちょっとのお酒、おしゃべりで 嬉しい時間。
ありがとうございました。

ところで今回 「あれ またビルが増えた?」 ここは京都市街は見渡せるので おぼろな前回の記憶、初めて来ただいぶ前の記憶、と比べると にょきにょきと生えたビルが景観を遮っているのが気になります。
歩いていても 町家が平地になっていたり マンションになっていたりがとても目立つので 残念に思っています。どうにか税制やら政令やらで保護できないのかしら。
京都の魅力が減っていくのが淋しいです。住んでいる人には事情があり 他所者がとやかくはいえないけど、ヨーロッパの古い街並みが見事に残されているのと比べると、国の姿勢が残念です。 といって 町家、買えないしなあ、、、、。 保護基金のようなものを全国展開、とか できないのかしら。わずかながらでも寄付いたします、、、が。

御食事のあと 予定はおもっきり変更になり ちょうど行われていた 呉服の催事場で あ~のこ~のと楽しませていただきました。
京都だなあ、と思ったのは あの催事場にあるビニールの透明袋に きもの 帯、をどさ、と入れてのお買い物客がたくさんいらして うわ まとめ買い だわ。 きものが仕事着の方なのね~、と。
きものまとめ買い というのが自分の頭の中になかったので ほうほう、と感心したことでした。

きものを見て回るのと そのあとのお茶で びっくりするほどの時間がたっており 今日の予定はまた次回にリベンジのお約束。
また お会いしましょう 次回は 私もきもので。

え、私のお買いもの?
ああっと 必要品リストに入っているもので 気に入って お値頃のものがありましたもので、つい。
見るだけ、っていけませんね あはは。
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by fuko346 | 2014-07-24 12:35 | 美味しい場所 | Comments(2)

つづら 

探し物をしていて 結局 きもの部屋の 押し入れの中をごそごそ。
整理してみました。
そこで、、、ふと 面白いな、と並べてみました。

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右のは 今回 両親の家をかたずけていて見つけた 母のもの。
え、こんなのあったのね。
かなり古く、おそらく 上京してきたときに持ってきたのでは、、、ということは60年以上前のもの。
違うかな、、、でも 戦後の東京にまあ10年たっていたとはいえ こんなものがあったかな。
そのときに履いてきたという 畳表の立派な草履もあったから そうなんじゃないか、と思う 娘なのでした。

中のは義母のもの。
こちらも お片づけしていて見つけました。
あ、これ 素敵。

母のは 竹を剥いで編んだものに 漆を塗ったもの。
義母のは 柳であんだ いわゆる柳行李の小さいものではないか、と。
二つとも 古いけど しっかり、しています。
わあい きもの関係のもの入れよと、喜んで使っています。
ふと思うに 次の代、子のパートナーが こういうものを喜んでくれなければ ぽい、と捨てられちゃうのだなあ、もったいないなあ、と。

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大きいのには 反物、裏物などを。
中には 端切れなどを。
小は 私が紋と名前入りで 作ったものですが 小さめなので 袋物を入れています。

大 中 小 並べてみると ちょいと楽しいのでした。
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by fuko346 | 2014-06-10 20:58 | きもの | Comments(6)

能登上布訪問着

能登上布会館で求めた無地の上布。
染めを施したいなあ、と目論んで完成しました。
例の黒の波柄の単衣(大鼓の会で着たもの)を染めた染屋さんにお願いしました。
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地色とほぼ同色 あっさりした柄なので こう見ると 無地 あれ なにか もろもろっと柄があるのかしら、という印象のきもの。
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上前ですが こうしても しか、とはカメラの目には写りません。
地と同色のやや濃いめの砂色、胡粉、うっすらと金の波。
纏ってみると かなりはっきり、光の加減でわかります。
この染屋さん 好きです。

と、上布の訪問着、という相反する 品、はて どういう取り合わせ どこに着て行くの。
いくら柄が訪問着の形をとっていても 上布だろうが 麻は麻。
ええい 好きに着ましょ。
って 帯は?

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はい こんなんありますう。
お願いした呉服屋さんが 素敵な夏帯をたんと持ってきてくれました。
左上にちらと見える つづらの中からは 玉手箱のように 私の好みのものがいつも入っているのです。
もう わくわくわく。
むろん 今回は見るだけですが、この上布にも 帯に困っていた 夏の訪問着も持ち出して、あれこれ乗せてみます。
ああ、楽しい。
実際 乗せてみると 帯の格 テイストによって 合う 合わないははっきり分かります。
そういう時間 なんて贅沢なんでしょう。

この呉服屋さんは まつや古河さん ほぼどんなことでも相談に乗っていただけます。
「ほぼどんな」は範囲が広くて 感心してしまいます。
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by fuko346 | 2014-06-05 13:10 | きもの | Comments(6)

更紗 (MIHOミュージアム)

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会期 ぎりぎり 今週までの展示です。

更紗を中心に、インドから起こった更紗文様 日本にきてどうなったか。
いかに珍重し 上手に使ったか。
そして この国の文様へと変化させていったか。

更紗好きにはたまらないない展示の数々でした。

面白かったのは、常の展示ですと 茶器 茶入れ、などは展示されていますが それを包む入れ物、包む布はあまり一緒に出ていることはありません。
お道具もさりながら 「包む」ことにかけてのこの国の人の情熱には驚かされます。

それから 東洋の文様を西洋画とり入れての変化、またその逆、というのも 似ていながら はっきりと違いが出ており、その感性の違いってあなどれないな、風土、というか伝わってきた遺伝子というか、違うのだなあ、と面白く。
いまだに 舶来もの」に目がくらむ 性質って 島国だからかな、それとも特有のものなのかな、とか。
異国情緒に惹かれるのは 共通かな、でも、ありがたがりかたが尋常じゃないな、とか。

こういう展示物は いつまでも見ていたいな、気分 悪くならないな、どうしてかな、とか。

感想でした。

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母の手持ちの金更紗の帯。
一度使ったのですが いかんせん古いので帯芯がくたっとしており、仕立て直そうと思いつつ押し入れの中に眠っていました。
早く きれいにして 使ってあげなくては。
とても好きな帯です。
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by fuko346 | 2014-06-04 11:54 | 展覧会 | Comments(2)

白生地のおはなし

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きもの好きには この画像 喉から手が出そうな、、、、

きものステーション京都で 行われたワークショップ「知っておきたい白生地のいろは」に参加してみました。
FBで 一般の人もOKとあり ちょうどお稽古で京都に行く日と重なっていたので興味深々申し込んでみたのでした。

白生地問屋さんが 主にちりめんの白生地を中心に お蚕さんから糸 織 布 デザインのことまで。
ちりめん、の しぼの出しかたや そのしぼの大きさの違い、が そうか そういうことか、と了解できて、すっきり、しました。

参加者は ほぼ いとへん関連 呉服業界の新人さんが多かったようです。
にもかからわず きものをお召の方が 少なかったのは ちょっと哀しかったりします。
売る側に 着て欲しいなあ、と いつも 思っているものですから。
私は着て行く予定でしたが 問題が起こってボツ。(次回 書きますね 情けない話)

面白かったのは 京都の白生地問屋さんが 生地のデザインをして 産地(長浜屋丹後)に注文を出す、ということ。 織屋さんでもデザインはしていると思うので その割合ってどのくらいかなあって。
お聞きしたいことが 一杯あったのですが、なんだか そういう雰囲気でもなく 新人さんたちも何も発せず帰っていってしまったので、ちょっと残念でした。

単なる消費者がそこまで知らなくてもいいのですが 興味は尽きないのでありました。

とどのつまり あの柄のあの生地 夏のコートに欲しいなあ、その柄、色無地にして さてそんな色がいいかしら、で、今 いただけます? と いう言葉を飲み込んでしまった、ただの きもの好きなのでした。

このワークショップはこれからも続くようで 一般人にも開放しているみたいなので また行ってみたいです。
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by fuko346 | 2014-05-25 15:09 | きもの | Comments(2)