月下逍遥

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タグ:きものあれこれ ( 55 ) タグの人気記事

 レクイエム Ⅰ 志村ふくみ

母衣への回帰 志村ふくみ 京都国立近代美術館(~3月21日)
へ 行ってきました。
志村さんの作品は 何回も美術館で開かれた展示会、または普通に売るための展示会にも伺っているので、もういいかなあと思っていたのですが、とてもいい、と評判を聞いて京都まで。
はい 行って良かったです。
最近作られた 無地のきものたちの色といったら、、、。
もうご高齢で 全部自分の手のみ、ではないとしても、総指揮はとっておいでのはずで、草木から こんな色が、そして布の底から 照りはえるようなこの光は なんだろう、と 首をかしげてしまいました。

美しい布たちが並ぶ中 すうっと引きつけられ 銘をみると レクイエムⅠ、となっていて はっとする一枚がありました。
その前から離れられなくなり 佇んでおりました。
その間 あの体験 去っていった人の気配が見えたときのことが ありありと思い出され、ふくみさんも あれを見たのだろうか、と感じました。
ひどく乱暴に言ってしまえば 魂の色、とでも言うほかはありません。
しむらさんのものは わあ きれい これ欲しい、とまあ 戯れに思ったり 言ったりするのですが、これは 纏いたい、というか 纏ってあげたい、と強く感じたのでした。
きものとしてこの世に作られたものは 着るものという用をなしていないと しん、と死んでいるように感じ、ガラスの向こうで 悲しんでいるような気配を感じてしまうのです。
これを纏うのは私、と まあ たわごとを言うだけは 許していただきたい。

あれはどこへいくのでしょうか、どこかの美術館蔵になってしまうのでしょうか。
作る人の想いを吸い取った布には 着る人の想いとそのひと肌をも感じて欲しいと願うのでした。


この日のランチときものは別に。↑
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by fuko346 | 2016-02-26 11:31 | 展覧会 | Comments(0)

可愛い帯

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                何の気の迷いか こんなかわいい帯を迎え入れてしまいました。 
鈴木紀絵さんの作品です。
鈴木さんの作品ンはいいな と思っても人物が入っていると苦手で手が出なかったのですがこの子は うさぎと蜂なのです。
春風が吹いたら、使いたいです。

ところで 今 タブレットで書いていますが はあ 時間がかかります。
先ほどは スマホで失敗、再挑戦中です。
こちらは何とかなりそうです。
いきなり両方使おうとするのは 無謀なんでしょうね。

いやしかし
さっぱりわからんぞう。

連休から東京へ 寄り道しつつ向かいます。                   
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by fuko346 | 2016-02-09 14:59 | きもの | Comments(13)

さて どうしましょう

私としては かなりの変わり種です。
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かなり大胆にデザインされた 椿の きもの。
このままでは 恥ずかしくて、
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母の羽織を仕立て直したものを はおって いちど 着た記憶が、、、、いつだったかしら。
それから ずっと箪笥で すやすやお休みしていました。

箪笥の整理をぼちぼちとしていて このきものも、くりまわし 羽織にしよか 道中着か、はたまた襦袢か。
肌触りのいい生地で なんとかして 一番いい道を。

って 思いつつ 季節ですし、もう一度 この取り合わせで着ようか、とか。
うだうだ うだうだ。

とりあえず 繰り回すか 処分かで とり置いてあるものが たくさんあって、これはこうしたらとか、これはああ、とか、見ながら一緒に 相談できる人がいたらなあ。
そして 洗い張りしたこのはっかけをこのきものに合わせてという注文に気楽に応じて 仕立ててくれるような 私の基準に近い感覚の仕立屋さんが いないかなあ、とか。
うだうだいっているうちに どんどん時間が過ぎてしまうのですから、まずは 反物をひとつ、仕立て直しを一つ、どこぞにお願いいたしましょう。

帯は あそこ、と決まっただけでもいいかしらん。
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by fuko346 | 2016-01-08 11:07 | きもの | Comments(12)

八寸帯を洗ってみた

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いいお天気が続くので さしもの湿気の強い山里でも 空気が乾燥しています。
ということで、、、

八寸の夏帯を洗ってみました。
ひなやさんの蔵出し品 あの古い品の匂いが気になっていたのですが、まあ 使えないこともないけど、試しに洗ってみましょ、思った次第です。
実験 であります。

押し洗い。
赤と黒の色素が出て 水は濃い紫色に。
といっても洗い上がりの色が薄くなったとも思えず、そう縮んでもおらず、端はへなへなしていますが、アイロンかければ 大丈夫そう。

どれもこれも お水でじゃぶじゃぶはしませんが、できるものもあるようです。

こちらにいられる間に ごそごそ片づけ 掃除。
もう 11月ですものねえ。
ふっ ふっ ふっ と笑えてきますなあ。
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by fuko346 | 2015-11-04 11:23 | きもの | Comments(4)

会いました

東京です。
あれこれは帰宅から書くことにしますが 一つだけ。
ちょっと ぼうっとしています。

きもの もう趣味に走ったものは着るには十分あるので もういらない。
最後に 赤の入ったあの 縞の伊兵衛織が見つかったら それでおしまいにしよ、と思っていました。
今日 銀座を友達とふらふらとしていたら 招待のハガキが来ていた 呉服屋さんがあったのを思い出し 寄ってみました。
そしたら、、、

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この布が 待っていました。
ありゃ
眼があった瞬間
ありゃ、そんなつもりで来たわけではないのに。
型絵染の展示をしているから 見に来たのに。
なんで あなたがここに。
それも え、という 決心がすぐついてしまうお値段で。

伊兵衛織。
あの縞、ではないけど 赤が入っているし、その赤 黒 白 の糸の按配が素敵。
ちょっとみには 茶色の無地に見えます。
でも 赤、という色を意識している私には 赤が勝って見えるのです。
この反物 どこをどうまわって ここにいるのかしら。
つれて帰りましょ。

赤にこだわる年齢のうちに 気に入った反物が見つかるとは思っていなかったので、見つかってしまって驚いているのでした。
そうそう無い出会い だと思うのでした。

つまり きものの神さまが 願を聞いてあげるから まあ このくらいできもの狂いはおやめなさい。
あとは あるものを楽しんで着なさいな、といってくれているのかも しれません。
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by fuko346 | 2015-10-06 22:47 | きもの | Comments(10)

手織りの里 金剛苑で 

近江の特産品 秦荘紬と近江上布。
そちらを扱っている 手織りの里金剛苑で 初夏と秋に催事があります。
時折 出かけております。
大阪からのお友達と一緒に 初日に伺いました。
雨模様に 園内の緑 アジサイが とてもきれいでした。

車で往復二時間なので、楽なのと雨も降っていたのでこういう感じで。
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きもの 永江間道、と名付けられた 大島の糸 綿薩摩の糸、で織られた試作品、ということでした。
帯    夏八寸名古屋 

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今日の きも は 帯あげでして。
上の着姿も 見えるように 少し引き出して写しています。
青そのものの色と そのグラデーション、浪の模様、 うっすらと黄とピンクの縞。
かなり凝ったもの、です。
帯あげ、ちょっぴりしか見えず 自己満足の局地ですが、その少しのものに、作り手さんの気持ちが入っているような気がします。
生地は絽ちり です。

こちらは きもの類だけでなく 布類も いろいろあり 客を、ほとんど放置してくれるので、好きなように遊べます。
とても 素敵な近江上布があって ううう~~~~、っとなりましたが、薄物はもう十分あるので、あきらめました。

車の中でもランチでも おしゃべりたくさん。
常にはほとんどしゃべらない生活なので 力になります。
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by fuko346 | 2015-06-20 20:20 | 今日のきもの 夏 | Comments(6)

藍 あおあおと

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先日 東京で伺って とても 美しい 向鶴の 帯をいただいてきた 正藍染の 田中昭夫さんから お礼状が届きました。
え~~~ 一体 何人の人が 押しかけたのやら、なのに この美しいハガキを 一枚 一枚 染めたなんて。

しっかりとした風情のある 和紙に くっきりと 白抜きされた 菖蒲の姿。
いや~ん 素敵。
見ていると妄想がふくらむ。

裾のほうから だんだん上に行くに従って 薄くした藍染めのきもの。
この菖蒲を 膝から下あたりだけ ぽん ぽん と 乗せて行く。
ひ~ きれいだろうなあ。

こういうお仕事のできる職人さんが 今 日本にどれだけいるのでしょう。
陽の目をみている人は どれくらい いるのかしら。
この先 技術や思いが続いていくかしら。

そんなこと、私が思ってもしかたがないかしらん。
あの 帯を たくさん の人に 見ていただこう。
できるのは それくらいかしら。
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by fuko346 | 2015-06-08 21:39 | きもの | Comments(6)

人間国宝 佐々木苑子―絵絣紬に生きる― と 伊香保温泉

群馬県立美術館にて 人間国宝 佐々木苑子―絵絣紬に生きる―  を開催していると聞き、出かけてきました。
今回の上京の目的の一つ、です。

それは もう 素晴らしい作品の数々で、頭が くらくら くらくら。
作品、というのは どの分野でもあれ 作者そのものが 出てしまっているものなので、この佐々木さん、というかたの 魂の強さ、を深く感じました。
ただ あまりに手の込んだものは 着てみたい、という魅力を感じないことがけっこうあるのですが、今回は これが欲しい これを着たい、と思えるものが多くて、まあ 購えないのですが、もしかしたら ひょんなご縁ができるのではないか、などと 不穏なことを考えます。

あの紫の濃淡 市松 藤の絵絣、、、、、目に焼き付いてしまいました。

作品は呉服屋さんで手に取ったり 展示会で拝見したりしたはずなんですが 今回はそれと違うものを見た、という気がしています。

会期はまだありますので ご興味のあるかたはぜひ。


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群馬在住のお友達に高崎までお迎えしてもらって お昼も美味しいお蕎麦屋さん。
帰り道に ここまで来たのだから温泉にでも浸かって帰ろうと 伊香保温泉まで送ってもらいました。
で、せっかく来たのにもったいなあ、とふと魔がさし、夕方 観光協会に電話して宿を紹介してもらって、一泊してしまいました。
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帰りは高速バスを予約して、翌日はぽくぽくぽく 汗だくになって歩きまわり 伊香保堪能。
小さな温泉地なので 充分歩きで回れます。
紹介してもらったお宿は もうひとつでしたが、一番高いところにある この町営の外湯、露天風呂がいいのでした。
カエデの大木から 頭上に枝がさしかけられ、 湯に浸って 仰向くと 青葉の間に陽が ちらちらとして 大変気持ちがいいのでした。

ふむ 突然 温泉一人で一泊 ということも できるのであるなあ、と 新鮮な驚き。

なんで絵絣が 温泉に化けるのは よう わかりませんが、とても楽しい二日間でした。
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by fuko346 | 2015-05-29 13:03 | 山と温泉と旅 | Comments(0)

江戸好み

叔母からのいただきものシリーズです

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雨コート
下の水色は道行です。
いただきものの中で一番気に入りました。
裄出しをいたしましょう。
母のものと同じく 自分では選ばないけど 好き です。

若い時はいざしらず それなりの歳になってから誂えたものは 叔母の好みがはっきりしているなあ、と 改めて、このコートを見て思いました。
きものって その人が ほんとに現れるものだ と思います。
遠くに離れてしまったので 疎遠になってしまいましたが 大人になってから ゆるゆるお話したかったなあ、と今更思います。

このコートを見ながら 叔母の人生を思っています。

きものって そういうもののようです。
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by fuko346 | 2015-02-09 13:27 | きもの | Comments(4)

本塩沢

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あなたなら 着るでしょう、と、叔母のところから きものが 数枚 お引っ越ししてきました。

その一枚 本塩沢。
精緻な絣。
いつ頃のものだろう 機屋はどこだろう。
しゃりしゃりとした布の質感 つややかさ。

着物の命は長いなあ、と また思います。

袷になっていて 裾まわしが ひと昔前によくあったような赤系、といってもエビ茶のような落ちついた色なんですが、自分では選ばない色なので はて 仕立て変えようか、それとも単衣にしようか。
はたまた 胴抜きにして あい の季節に着ようか。
う~ん う~~ん。
このまま 袷の季節だけど ちと暑い、というときに着ようか。
でも それじゃあ この裾まわしの色が暑苦しい。
う~ん う~~ん。
どうしましょ。

そんなことをあれこれ考えるのは楽しい。
そんなことを考えられるのがうれしい。

って 考えていただけじゃ だめですね 着なくちゃ。
さて 気力が戻ってきつつあるので きものでおでかけ いたしましょ。
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by fuko346 | 2015-02-05 14:03 | きもの | Comments(6)