月下逍遥

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花 咲く

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しばらく留守にしているあいだに山里はすっかり春めいていました。
すっかりあたりの匂いも変わっていて、春になったなあ、と感じるのでした。

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といっても梅はまだまだ白い花を空に向かって広げていて、その香りも健在です。
4月も10日も過ぎてこの様子というのは、この30年では一番遅い開花かもしれません。


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今年は 菫が玄関まわりにたくさんあります。
この子は神出鬼没で、種が飛んでそこに生え付けばどんどこ増えるもののようです。









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水辺にはショウジョウバカマも、可憐な姿を見せ










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ヤブツバキもそこここで開花を始めました。
気がついたのですが、この椿、敷地内に5,6本あるようです、この子もなかなか生命力の強い植物のようです。


音は、、、、
カエルがだいぶ這い出て来たと見え、賑やかになってきました。
燕、雲雀もさかんにさえずっています。


自然はうらうら うらうら していますが、人の世はなかなかそうはいかないようです。
世間では次から次から いろいろ起こり 
私のこころのざわめきも 収まることはありません。
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by fuko346 | 2012-04-13 10:25 | 山里便り | Comments(4)

こけみどり

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苔緑 というと少しくすんだ濃い目の緑を思い浮かべますが、この季節の苔は、冬枯れから復活して、それはみずみずしい色彩になります。

はっと する色、です。

毎年 見とれてしまうのでした。

山里では梅が不揃いな柄も咲き始め、満開から一分咲きまで様々な咲きようであちらこちらに白が浮かんでいるようです。
水仙もちらちらと咲き始め、鶯がにぎやかに 春をうたっています。

うらうら うらうら うらうら 今日はいい天気。


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おまけ
昨日 着ようと用意して都合が悪くなってしまった取り合わせ。
藍大島に 野口のちりめん名古屋帯。
この季節にぴったり、だったのですが。

たしかこの帯、昨年も使い損なって 画像だけ載せた覚えが。
季節限定は ぴったりの時期がせいぜい二週間くらいしかないので、その時期を逃すことがしばしばありますが、この帯はことさら時期が限定される種類のもののようです。
いくら暦が春になっても寒いくらいのときには はばかられ 春爛漫になり陽射しに目を細めるようになっては、ちりめんは遅くて野暮に思えます

昨今の天候だと、ちょうど という時期がほんとに限られてしまうもののようです。


(あさってからしばらく留守にします)
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by fuko346 | 2012-03-30 10:44 | 山里便り | Comments(4)

ころんと 天蚕

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今日は良いお天気でした。
昼間、ストーブをつけずに過ごしました。

庭をうろうろしていたら、あら 天蚕の繭が。
蛾の抜け出た穴が ぽっかり。
クヌギの葉っぱと共に 風で落ちてきたのでしょう。
葉っぱは枯れて茶色になっているのに、その葉を食べて緑になった繭は緑のまま。
不思議です。

いつだったか見つけた繭は、まだ新しかったのかもっと鮮やかな緑でしたが、この子はだいぶ風雨にさらされて色が抜けてしまっています。
それでも、あのきれいな若緑がまだ残っていますね。


イヌノフグリのお花畑に そっと置いてみました。
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by fuko346 | 2012-03-27 19:52 | 山里便り | Comments(4)

うめ

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梅屋敷の梅が咲き始めました。
例年どうり 一番気の早い一本が五分咲きです。
他はまだまだ蕾がほとんど。

それでもこの木の近くでは、芳香が漂って それを胸いっぱい吸い込んで
はぁ    気持ちいい。

こういうのをおそらく 幸せな一瞬というのでしょう。


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こちらは遠来の美人さん、はるばる山里に降り立ちました。
好みを思ってくださって、こんなすっきり、派手さは無いけどじんわり美しい手塩にかけた子をいただきました。
ここの気候が気にいってくれればいいのだけど。

毎年、この花を見ることができるかと思うと うれしくて。
うふ うふ。
花のある よろこび、です。
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by fuko346 | 2012-03-22 22:49 | 山里便り | Comments(6)

春の苦み

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フキノトウでございます。
昨日 今日と暖かかったので、どうかなあと庭をみてみますと、食べごろのものがありました。
二人の食卓にはこれで十分です。
てんぷらにして春を味わいましょう。

元々 庭にはわらわら蕗があったのですが、おそらく獣が食べてしまって全滅。
この蕗は、数年前、例年のようにいく山小屋近く新潟は魚野川べりで、20センチくらいの根を抜いてきて庭に埋めたもの。
年々 育って、今年は立派に収穫あり、です。

なぜ獣(多分 鹿です)の口に入らずに 育っているかというと、柵で囲った畑の隅にあるからなのでした。

集落をおおったはずの柵、どうもそこからはみ出た鹿がいるらしく、庭の被害は続いているのでした。
好きな花木を鉢から庭に移して地植えにしたくとも、この鹿の口が怖くてできません。

はてな~、鹿の痕跡を眺めては、首をかしげているのでした。
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by fuko346 | 2012-03-07 21:31 | 山里便り | Comments(6)

嵐のあと

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昨夜は恐ろしいほどの風が吹き荒れていました。
木々をたわめながらわたりつく強い風の音が ごうごうと寝付くまで聞こえていました。

朝見てみると、こんなものが、ここまで、と思うほど大きなものが遠いところに飛んでいて、それを運んだ風の力を思い知ります。
ドラムカンの鉄の蓋が、吹きあげられていて、近くに無く、しばらく探して見つけた場所は、もとあった場所のかなり上だったので驚きました。

そんな雨風でも、、、一雨ごとの暖かさ。
梅のつぼみが膨らみ始めました。
よお~く見てみると、白い花が咲くにしては、外に濃い紅色が覆っていて、この紅は、はかなく消えてしまうものなのに、なぜにこんなに色づいているのかしらん、と首をかしげます。

天からの水をたっぷりと吸って、さあ 今年も咲くぞう、と意気込みの聞こえてきそうな蕾たちです。
雨を喜び、あの強い風にも負けない。

その力をちょっとだけ ちょうだい。
そんなことを思っています。
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by fuko346 | 2012-03-05 14:51 | 山里便り | Comments(6)

つんつん と 初音

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久しぶりに感じる暖かい太陽が一日照っていた 今日。
少し遠くの竹やぶで 鶯のさえずり を聞きました。

あ、初音

庭に何か春の気配がないかと探しましたら、ありました、水仙の芽が出始めています。
つんつん つんつん。
ついせんだっての最低気温はマイナス8度でしたのに、凍れる土のその下には、じっと息をひそめた命が待ちかまえていたようです。

吹きだしたその緑の力強いこと。


心が萎れることがあっちでもこっちでもあっても。
負けるな 逃げるな。
まきこまれたりはもうしない、と決めたのですから。
できることを、、、何十年も考えて、出した結論を信じて 生きよう。
自分を殺して生きることは 止めたのですから。
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by fuko346 | 2012-03-03 18:13 | 山里便り | Comments(2)

苔緑

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今日は久方ぶりにあたり一面 暖かい陽が降り注いで、あの冷たかった日々が去って行ってしまったかのようです。
玄関先の苔が、ふくふくと色鮮やかに盛り上がって目を惹きます。

季節の移ろいを感じつつ、裏山に響く鳥の声など聞いています。


今週は、風邪だったのかなんだったのか、体調不良で、ごろごろと過ごしました。
そのごろごろとしていられることに、軽い驚きと感謝を感じつつ、この春を迎えましょう。
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by fuko346 | 2012-02-24 12:50 | 山里便り | Comments(4)

きのこ

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樹勢の衰えはじめた梅の木白い茸が、びしっとついていました。
少しずつ盛り返してきている陽に映えて、やさしいその白の色がきれいだなあと感じます。

梅の木は終わりに近づいていて、それに反応して、この茸がどこぞからきてひっついたのでしょうが、はてさて、目ざとくとこからきたものか、生き物の営みには目を見張ることが多いものです。

どこぞからきて はしっとひっつくということは、この茸の胞子がそこらじゅうを ふわふわと飛んでいることになり、そんなお仲間はたんといるのですから、このすーはー毎日絶え間なく吸っている空気の中にはいろんなものが混じっていることになります。

そんなものが混じりこじりで、生き物は連帯して生きてきたのですから、目くじらたてることもありますまい。



目くじらたてるべきところに目をつぶり、どうでもいいことに騒ぎ立てる、そういうことが多いなあと思うこの頃ですなぁ。
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by fuko346 | 2012-01-24 14:30 | 山里便り | Comments(0)

冬の訪れ

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あたりを低い山に囲まれたここ山里では、濃い霧に沈む朝が、冬になると続きます。
乳色の微粒子に囲まれ、視界がなくなるほどの濃い霧です。
それは太陽がでてしばらく、そう10時を過ぎる頃まで晴れることはありません。
そういうときには、あたりはまるで雨が降ったあとのように湿っています。

そんな朝。
散紅葉が濡れて光っていました。

今年は、そこらじゅうにあるカエデ類が燃えるような景色は見ることができませんでしたが、落ちた葉は鮮やかです。

きれいだなあと見入ってしまうのです。


今あるものを かいなに大事に抱えて
あったことどもが、すべて、今、なのだから。
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by fuko346 | 2011-11-30 12:30 | 山里便り | Comments(0)