この旅の温泉。
24日
☆戸隠神告げ温泉
長野県長野市戸隠3812
単純泉
飯縄山下山後の汗を流しました。
25日
松本への帰途とに寄りました。
どこかいいとこないかな~と地図を眺め、あ、ここへ行ってみたいというところへ行ってみるのがいつものことです。
温泉好きのこと、頭の中にはいつか行ってみたい温泉の名前が一杯あって、今回はあっちにもこっちにも昔からの名湯がある土地ですが、なぜか霊泉寺!と頭の中にひらめいたのでした。
☆霊泉寺温泉共同浴場
長野県小県郡丸子町大字平井字唐沢口2515
どんどん細い道を入っていって、ん? けっこう有名なはずだけど、こんなところに温泉が、と思う頃、着きました。
温泉街、なんてものはなく、小さめの宿が5,6軒固まっています。
おお、なんという素敵な風情。
宿の並ぶ横を流れている川を見て、あらあ、なんて色。
川床の石がきれいな蒼緑。
そこをきれいな水が勢いよく流れています。
ひなびた、というかと世離れしている、というかそんな温泉です。
こういうところ大好き、わくわくわく。
ありました、
共同浴場、うれしいこと。
番台はあるのですが、人はおらず、置いてある木箱に入浴料200円を入れる仕組み。
でもおざぶはあったので、人がいるときもあるのでしょう。
お湯はむろん、かけ流し。
いいお湯でした、満足です。
旅館の立ち寄り湯もいいのですが、外湯、共同浴場があるときは、迷わずそちらを選びます。
いいですよ、ここ。
温泉好きにはたまりません。
こちらが霊泉寺、です。
由緒を見てみると、おや、こちらも謡曲紅葉狩。
「平維茂が独鈷山の鬼女を退治したあとこの温泉で傷を癒した。ここから温泉に寺を建てたという。「紅葉山」は戸隠山との解釈が普通だが、ここでは独鈷山となっている」
維茂さんは鬼女との戦いで傷を負ったのですね、伝説は、おそらくこのあたりに元々いた勢力との戦いを所以としているのでしょうから、もしかしたら結構な激戦だったのかもしれません。
どうもこのあたりには、鬼女伝説があちこちあるようです。
お能を見るようになって、訪ねた土地への興味の要素が増えて楽しいことです。
こんど、紅葉狩を見るときは、きっと戸隠山の威容や、このお寺のことを想うでしょう。
二泊三日の山と温泉の旅。
はずせないお蕎麦も堪能して、良い温泉にも入れて、うれしいことでした。