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月下逍遥

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ぼろとじくり

青木玉さんの本を読んでいると、面白い表現にたびたびぶつかります。
その中でも頭にしっかり残ってしまったのが ぼろとじくり
私の生まれた場所と小石川の家はそう遠くないのですが、聞いたことがありません。
一昔前の言葉、なのでしょうか。
つくろいもの、のことなのですが、いかにも感じが出ていますね。

その ぼろとじくりとは少しニュアンスが違うかもですが、きもののつくろいものをしました。
大島のきもののを、雨コート兼用の長コートにして重宝していることは、旧ブログに書いて、重宝に着ていました。

それが、ふと気がつくとどこにひっかけたものか上前の脇あたりに穴が、、、、。
え~~~、着られない、と以前だったら思うところ、お針を少ししているもので、自分で直してしまおうと思いたちました。
残り布があったはず、、、あ、コートとおそろいの雨草履の鼻緒に使ってしまったのだった。
しかし当て布がなくてはどうしもうもありません。

そこで、裾をさぐってみると生地がけっこう折り返してある様子。
そこで裾を少しほどいて、ちょっぴり切りだしました。

ぼろとじくり_a0236300_22495393.jpg
わ~い、切ってしまったぞう。











ぼろとじくり_a0236300_22512741.jpg
裏から当て布をしてちくちく ちくちく。
針目のほどは、、まあ、気にしないことにします。

気がつけば、あら、つくろったコートなんか着て、ですが、着用に耐える、ということにして、着てしまいます。

面白かった、のでした。
by fuko346 | 2011-11-23 22:54 | きもの | Comments(4)
Commented by 神奈川絵美 at 2011-11-24 10:01 x
こんにちは。私はお針自体はどうにも苦手なのですが、繕ったものを着ることにはまったく抵抗がなく、というか、進んでそうしたいものだ、と思っています。
昨日、偶然なのですが、夫と同じような話をしていました。
夫は東京・下町育ちが長くて、親に繕ってもらったものを着るのは当たり前、むしろ愛着があるそう。何と、今でもジーンズに穴が空いたりすると、「自分で」適当に当て布して繕っていたりします(笑 私は何もしません・・・)。
Commented by kasumi52h at 2011-11-24 20:13
きもの鶴さんでの会の帰りに、駅までご一緒しました。
ご無沙汰しています。
あれから金剛流の定期能を拝見しています。
今週末は廣田幸俊さんの「小督」。
お能の楽しみ、勢い衰えず育っています。
自分のお稽古は、できないことに慣れて心穏やかに過ごしています。
先生の声と舞姿に、しあわせを感じる時間です。

素敵なきもの姿、美しい自然、ブログ面白く拝見しています。


Commented by fuko346 at 2011-11-24 21:38
神奈川絵美さん
こんばんは~♪

私の小さいときには、普通に服を母が縫ってくれていましたし、
つくろうのも、普通でした。
そういうものを見ているので、私もつい つくろってしまいます。

御主人は男の方なのにすごいですね。
うちの男たちは針はまず、針は持ちません。

いらないものを溜め込んでおくのはいただけないけど、
必要なものを大事に使っていくのっていいなあと思って
います。
ただ、もうちょっと上手だといいのだけど。。。笑
Commented by fuko346 at 2011-11-24 21:43
kasumi52hさん

コメントありがとうございます。
それにご覧になってくださってありがとうございます。(^v^)

その節は少しですがお話できてうれしかったです。
金剛さんとこにはなかなかいけませんが、能楽堂にはちょこちょこ行きますので、姿を見かけたら声をかけてくださいね。

それとお名前のところにアクセスできませんでした。
もし、ブログをなさっておいでなのでしたら
fuko346@excite.co.jp
にメールいただければ、と思います。
こちらからも拝見に伺います。