青木玉さんの本を読んでいると、面白い表現にたびたびぶつかります。
その中でも頭にしっかり残ってしまったのが
ぼろとじくり。
私の生まれた場所と小石川の家はそう遠くないのですが、聞いたことがありません。
一昔前の言葉、なのでしょうか。
つくろいもの、のことなのですが、いかにも感じが出ていますね。
その ぼろとじくりとは少しニュアンスが違うかもですが、きもののつくろいものをしました。
大島のきもののを、雨コート兼用の長コートにして重宝していることは、旧ブログに書いて、重宝に着ていました。
それが、ふと気がつくとどこにひっかけたものか上前の脇あたりに穴が、、、、。
え~~~、着られない、と以前だったら思うところ、お針を少ししているもので、自分で直してしまおうと思いたちました。
残り布があったはず、、、あ、コートとおそろいの雨草履の鼻緒に使ってしまったのだった。
しかし当て布がなくてはどうしもうもありません。
そこで、裾をさぐってみると生地がけっこう折り返してある様子。
そこで裾を少しほどいて、ちょっぴり切りだしました。
わ~い、切ってしまったぞう。
裏から当て布をしてちくちく ちくちく。
針目のほどは、、まあ、気にしないことにします。
気がつけば、あら、つくろったコートなんか着て、ですが、着用に耐える、ということにして、着てしまいます。
面白かった、のでした。