台風17号の置き土産。
土手 壊れました。
治そうと思いましたら 水の通った穴は芝の奥深くかなり広範囲に渡っていて、この状態の何倍もあることが判明。ちょいと土を盛っておこうなんて甘いものではありませんでした。
ん~~~~~。
崩れるってこういうことなんだ。
田んぼの畦も壊れているから けっこう大変かも。
ここ山里の
降雨量は記録的だったらしく、昨日のTVでも今朝の新聞でも大きく出ていました。
里の中心を流れる川が氾濫して、非難勧告は出るは、通行止めになるわ、電車は止まるは、おまわりさんはくるは、消防団は出るわ、、、
でも被害としては、水路の水があふれて畦を超えたため、田んぼが沼地みたいになっていろんなものが入ってどろどろになってしまったことと、野神さんにあった大きな檜がばったり倒れて道を塞いだこと、そしてこの土手、くらいでしょうか。
聞こえてきませんが、大きな被害がでていなければいいなあと思います。
昨夜遅く、風も雨も収まりかけた頃、あたりを見行ったのですが、一面のだんぼが沼状態になっているのが、不謹慎ですが幻想的な景色でした。
川は大量の泥水が ごんごんと流れていて、水の力を思い知ります。
日本人の胸の奥深くにある「水に流す」って言葉は、この傾斜のきつい国土、ちょこっとした川があっという間に大河になって何もかも流してしまうのを長い間、見続けてきた国民に特有の感覚なんだろうなあ、としみじみ思ったことです。
なんてのんびり書いているのは、この家がこのあたりでは一番高台にあって、洪水になったとしても無事なことがわかっているからです。
昨夜は下の方の家に一軒ずつ 非難を呼び掛けていたようですがうちには来ませんでした。
それとご近所では 水がでそうだとうちの駐車場(ただの空き地)に 車を上げにきます。
なんかあったら うちに来てもらうことになるのでしょう。
昔 伊勢湾台風のときはあたり一面 水に浸かり、うちとお寺で、このあたりの集落の人を収容して炊き出しをした、と義姉はおぼろに覚えているようです。
昨夜も ふと 「えっとお米は一俵(30キロ)精米したばかりだから おむすびはいっぱい大丈夫ね、と思ったのです。
梅干し三年前から漬けたのたくさんあるし。
幸い そんなことは起こりませんでした。
ただ、山際の傾斜地ですから 裏山崩れるってこともあるわけで、、、
山は岩だから大丈夫、13代続いた間にそんなことはなかったと家人は言いますが、、、
ちと 怖いけど それはしょうがないですね。
森が守ってくれるっと思うことにしましょ。
それと怖いなあと感じたのは。
消防車が赤い点滅で集落を通りながら 何か言っているのですが。
「**川が・・・・氾濫(?)・・・・避難(?)・・・・・公民館(?)・・・・」と、途切れ途切れで雨と風の音で聞きとれないのです。
はい、ちょっと高台に家があってすぐ道端にないので音が遠いのです。
あのくらいの雨風でそうだったら、あちらこちらの土地で、大きな被害にあった人たちが、「聞こえなかった」というのは本当にそうだろうなあと思いました。
ってことは自己責任 自主避難か。
難しいですね。