連休の23、24日と鳥取県にある
扇ノ山へ 行きました。
泊まりはこちら
八頭町ふるさとの森キャンプ場 鳥取県八頭郡八頭町妻鹿野
ブナ林に囲まれた美しい場所です。
もうシーズン終わり、連休なのに誰もいません。
この日は雨の予報、テント泊のつもりでしたが、管理人さんが どうしても、というなら止めませんが、よければテント料金でいいのでキャビンに泊まってください と 親切に勧めてくれたので、ありがたくここに泊まりました。
これは 雪になりますよ、、、と二度もおっしゃる。
はい、あちこちに数日前に降った新雪が残っておりました。
キャンプ場でキャビンに泊まるのは初めてですが、中のきれいなのにびっくり。
快適でありました。
ここ新緑や 紅葉のとき それはすばらしく美しいだろうなあ、と思わせる場所です。
明けて 小雨の中、扇ノ山へと登りに行くと、、、
見上げる山上は白くなっています、やっぱり もう少し標高の高いところは雪が積もっている模様。
雪道になりました。
ブナの枝という枝が凍りついて きれいな景色。
小雨はだんだん雪交じりになり、あたりはガスッて視界も悪くなり、雪も深くなり、べっとりしめった落ち葉の上につもった湿り気のある雪に足を取られ、こういう道では登りより下りに時間がかかるので、ハイキング気分で登りにきたけど、、、これは、、、。
「今日はもう帰りなさい」
と 山の神さんの声がしたので、家人は不満そうでしたが もう少し先の、山頂には行かずに戻りました。
でも、にっかり 笑っています。
うれしいのです。
雪道は、湿った場所では がしゃがしゃと音をたて、乾いた場所では山靴の下できゅきゅと鳴ります。
谷底ではごおうっと風の音がします。
天からは白いものが落ちてきて、こういうときしかしない とってもいい
山の香りに満ちています。
雪が降り積もってしまったら、またもっと標高の高い雪と氷の山では こういう香りはしません。
木と落ち葉と湿った土と雪、そして低いけど 世界が凍ってしまわないくらいの気温。
いっぱい いっぱい それを吸い込みながら歩きます。
生き物の気配はありません。
世界がどんどん 白くなっていきます。
楽しかった!
帰り道の温泉はこちらで
湯村温泉 薬師湯 兵庫県美方郡新温泉町湯1604
やさしいお湯、でした。
行きの通りがかりの温泉は名前、忘れてしまいました。