蝉の羽衣 上布の美 宮古島スタイルのカタチ展
長平庵でお知らせを受け取り 見たくなって最終日にちょこっと行ってきました。
会場は新宿パークタワー ギャラリー1
駅からちょいと距離があるからか、西口からシャトルバスが出ていました。
へえ こんなことになっているのか、、、とウラシマ子、は感心しきりです。
勤めていたビルの窓から 西口の高層ビル群が どんどん建っていくのを見ていたのは、ありゃ30年前ですね、ほお~。
宮古上布が美しいのは はなから分かっていること、あちこちの展示場やら、古布やら一杯見たけど、やっぱり、見たくなるのは魅力があるからでしょう。
そして展示で引きつけられたのは、やはり昔のもの。
その手仕事の細かさと糸の細さ 故の布の薄さ。
すごいな、、、人の手でこういうものが作れるなんて。
そしてこころが震えた映画 スケッチオブミヤークで見た 島の人々が重なる。
過酷な生活なくては、この布は産まれてこない。
もはや、昔のような布を織ることはできますまい。
といっても現代のものも美しいことには変わりなく、ほう、とため息。
帰り際にアンケートに答えましたら 粗品として写真の小さなお守りをいただきました。
宮古の布に 宮古の塩が入っているそうな。
これをじっと握って祈れば 欲しい宮古上布が手には入るか、、、ううむ。
リメイク上布と、ご縁があって手に入った苧痲 麻、の混紡のものは持っているから、もう十分ではないか。<と 自分に言い聞かせる
アンケートの問い。
宮古上布を欲しいと思いますか。
その選択する答えの一つに 「宝くじが当たったら」というものがあって笑ってしまいました。
そう、くじでも当たらねば一般人には無理な価格。
迷わず そこに丸、をつけました。
当たったら 宮古島に行って上布を買いますとも!!
宮古上布だけでなく、沖縄中を回ってあれもこれも 買いますとも!!
上の写真は美しい 宮古を紹介した冊子です、会場も上品 かつ高級品を扱う雰囲気に溢れていて、経費かかっているだろうな、宮古上布のおかれた位置がわかります。
宮古からいらしたであろう織子さんたちからだけ宮古の土の匂いがあって ちょっと異彩。
普通に着るもの、でなくなった宮古上布よどこへ行くのだい?
宮古という島を、美しい上布をトウキョウのニンゲンに知らしめたい、という意図はわかるけど、こう上段に構えるのは どうなんだろう、と感じたことでした。