予定では テント泊の翌日 早朝から登るはずでしたが雨のため、遊びに出かけてしまったので栗駒山荘に泊まった翌日、雨が降らなかったら登りましょう、ということにしました。
7月16日 山の神さんが 微笑んでくれて 青空。貴重な晴れ間をいただきました。
須川温泉の横から 源泉の脇を通って いい道がついています。かなり急な個所や 雨のために川になってしまっている個所などもありますが、お散歩気分で楽しく登れる山です。
昭和湖 噴火でできた湖。
途中にも荒れた岩肌に蒸気があがっている場所などあり、登り始めからかなり上部まで 温泉のあの硫黄臭がしています。
栗駒山は火山だった!
ですが 稜線にでると木道のついた気持ちのよい湿原になります。お花も一杯咲いています。湿原好きにはたまりません。
栗駒山 1627mやはり山頂には祠があります。
宮城 秋田 山形の県境にあり 登山道は あちらこちらからあります。この日は須川から登って、ほぼ誰にも会わない(梅雨に登山計画する人はあまりいない、、、大雨警報でていた、、、)、というめずらしい登山だったのですが、山頂についたら どこからともなく人が湧いてきて 賑やかになりました。
晴れたぞ それっと出て来た人なんでしょうか。下りには 登って来る人にたくさん 会いました。
白い部分は残雪です、かなりあちらこちらに残っており、下界からみたときにも はっきりとわかるくらいです。
豪雪地帯ですから さもありなん、です。
今回うれしかったことは、この登っている間 人にあまり出合わず、見渡す限り私達だけ、というシアワセと、虫がいなかったこと、です。
この時期の東北なんてアブやらブユやらで もうとんでもないことになるはずなんですが、登り始めの標高が高いこともあるかも、ですが、川に温泉成分が入っていて、生息できないのだろう、と気がつきました。
私には これは 素晴らしいことなのです。
温泉 高層湿原 高山植物 残雪 美しく楽しい山歩きを 十二分に 味わうことができました。
写真を撮りながら うらうらとお休みしながら 二時間くらいの登り 雲上 お散歩。
山の神さん ありがとう。
ふと不安になったので蛇足
お散歩 お散歩と書いていますが、がしがし登った経験があるのでどうしてもこういうゆるい山歩きはお散歩になってしまいます(といっても登っているときはへーへー言っています)。が、お散歩でも山ですからあなどっているわけではありません。もしも、のことは考えて、最低の山装備(登山靴 山用ズボン、長袖、雨具(防寒着にもなる、一晩くらいしのげる)、水、食糧、ヘッドライト、地図は必要です。
それから自分の体力と技術をよく考えて。(だから 今はお散歩の山になってしまうのです)
むろん、もっと軽く考えても まず大丈夫ですが、これまた若いときに叩きこまれた 登山心得があるので、おろそかにはできないのでした。
ほんとは 五万分の一の地図も読めないのに 山 行っていいのかなあ、とか思う 昔のヤマヤです。
この頃 山を舐めてるなあ、というニュースが多いので 書いてみました。
栗駒山の花へ続く、、、(長いけど覚書なのでお付き合いくださいまし)