毛無山登りのときに入った温泉と寄り道、です。
真賀温泉館 真庭市湯原町仲間181
アルカリ性単純泉
共同浴場です。
道脇の山肌というか崖、というかに 張り付くようにではなく数軒の旅館と共同浴場が張り付いています。
あまりにいいお湯だったので 行った日と帰りに 二度行きました。
身体が あそこにもう一回入りたい~と言ったのです。
無色透明 やさしい ぬるめのお湯が とうとうと、、、、。 湯船が深くて ところどころに石が置いてあってそこに腰かけるようになっています。このあたりの温泉 浴槽が深いのは 湯温が低いからかしら。
幕湯 という 昔お殿様が 幕を張り巡らして入ったという湯船の他にいくつかお湯はあって 選べます。幕湯に入りたかったのですが 完全 混浴風呂(せまい脱衣所、小さい湯船)なのであきらめました。
脱衣所別 湯船が広めなら 迷わず入ってしまいます。
女湯では かすかに硫黄臭を感じたのですが 家族ぶろではそれがなく、気のせいだったのかしら。
細かい気泡がいっぱいつきます。
ここは今までの温泉の中で 三本の指に入るなあ、、、、遠いなあ、、、また行きたいなあ。
郷緑温泉 岡山県真庭市本庄712
アルカリ性単純温泉
真賀も含め 湯原温泉郷の一つ 一軒宿、です。
いや~~~
このお湯一つしかないので 30分貸し切り、です。でも お客さんがいいといえばけっこうな人が入れる大きさなんですけど、どうして貸し切りなのかしら。
右にちょっと見えているのは 沸かし湯、です。湯温が35℃弱なので 寒い人はどうぞ、と。でも 左の温泉にはいって この沸かし湯に入ると 身体が いや! といいます。 こんなに違うのか、と改めて感じました。沸かし湯は循環 消毒、です。
さて、写真でわかるでしょうか、湯船は大きな岩の上を囲ってある、ので 中はごろごろ、です。その岩の割れ目から お湯が 泡とともに ふく ふく ふくっと湧き上がっています。その割れ目に足を差し入れてると ほんわか 暖かい。
地球の恵みをじかに受け取っているような気持ちになります。
ここも良い です。
真賀もここも 岩の上に湯船があるので 気をつけないと わっと転びそうになります。深いところがあります。野生 一杯、です。こういうとこが好きです。
古い自然湧出の温泉ですから 昔から土地の人たちが 疲れた病んだ身体をいたわりに たくさん 湯治にきたのだろうなあ、と いまどきの立派な美しい温泉宿とは まったく違う 温泉を 味わうことができました。
そういう場所には ほとんど、お薬師さんなどを祭った小さな祠や 神社 そして一軒屋でなければ共同浴場があります。 そういうところを探して行くのでした。
わたし けっこう 温泉に力を いただいている、と思うのでした。
さて 寄り道編を少し。 常に予定はたてず この道行こうか、と進むと中に目に着いたところに寄っていきます。今回は 行ったことのない道だったので 面白い旅、でした。 土地が違うと風土が違う。佇まい、が違う。
おそらく 江戸時代の藩 によって線引きがされているように思います。
昔の道は今とは違い 尾根筋を通って峠を越えて、、、今の感覚からすると え、 こんなとこに家がある、と思うけど 昔は街道筋。 今は忘れられた往幹 です。
完全な形で残っている武家屋敷。 奥方が手をついてお迎えに出てきそう。
農家。 全面にしか開閉面がありません。分厚い土壁 重厚な屋根。
古い 由緒ある 今はさびれた神社にあった大杉。幹回り10m以上。これで岡山県で三番目に大きいのですって。一番目ってどんななんでしょう。
峠の関所跡。ここは宮本武蔵の生まれ育った土地。
あと鉱山跡、とか 歴史のある土地をめぐるのは面白い、です。
どんな人がどんなふうに 生きていたのだろう 往時はどんなだったろう、と想像するのは 興味深いことです。
山も温泉も 土地も 楽しみました。