群馬県立美術館にて
人間国宝 佐々木苑子―絵絣紬に生きる― を開催していると聞き、出かけてきました。
今回の上京の目的の一つ、です。
それは もう 素晴らしい作品の数々で、頭が くらくら くらくら。
作品、というのは どの分野でもあれ 作者そのものが 出てしまっているものなので、この佐々木さん、というかたの 魂の強さ、を深く感じました。
ただ あまりに手の込んだものは 着てみたい、という魅力を感じないことがけっこうあるのですが、今回は これが欲しい これを着たい、と思えるものが多くて、まあ 購えないのですが、もしかしたら ひょんなご縁ができるのではないか、などと 不穏なことを考えます。
あの紫の濃淡 市松 藤の絵絣、、、、、目に焼き付いてしまいました。
作品は呉服屋さんで手に取ったり 展示会で拝見したりしたはずなんですが 今回はそれと違うものを見た、という気がしています。
会期はまだありますので ご興味のあるかたはぜひ。
群馬在住のお友達に高崎までお迎えしてもらって お昼も美味しいお蕎麦屋さん。
帰り道に ここまで来たのだから温泉にでも浸かって帰ろうと 伊香保温泉まで送ってもらいました。
で、せっかく来たのにもったいなあ、とふと魔がさし、夕方 観光協会に電話して宿を紹介してもらって、一泊してしまいました。
帰りは高速バスを予約して、翌日はぽくぽくぽく 汗だくになって歩きまわり 伊香保堪能。
小さな温泉地なので 充分歩きで回れます。
紹介してもらったお宿は もうひとつでしたが、一番高いところにある この町営の外湯、
露天風呂がいいのでした。
カエデの大木から 頭上に枝がさしかけられ、 湯に浸って 仰向くと 青葉の間に陽が ちらちらとして 大変気持ちがいいのでした。
ふむ 突然 温泉一人で一泊 ということも できるのであるなあ、と 新鮮な驚き。
なんで絵絣が 温泉に化けるのは よう わかりませんが、とても楽しい二日間でした。