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月下逍遥

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第68回 正倉院展

第68回 正倉院展_a0236300_1555814.jpg

今年のポスターです。
平日の5時直前が 一番 空いている時間なのではないか、と家人の車でぴゅーっと行ってきました。
はい ゆっくりと拝見できました。

今年の目玉はこの瓶 なのかもしれませんが、いえいえ 例年どうり ほほ~~~~っとため息のでる宝物がたくさん、でした。

記憶に残ったところを並べてみると
・大幡残欠 色といい 布といい 組み紐といい その大きさといい 大仏殿での法要を想像させるに十分でした。
その場にいられたのは ほんの限られた人間でしょうが、その人たちの 高揚感が伝わってくるようです。
・二彩の器 三彩より もしかしてきれいかも、、、形が少し歪んでいるのも味があって 欲しくなりました。
・きちきち きちきち書かれた書類たち。
どんなお役人さんが 書いたのかなあ。当時は超エリートのはず、もしかして渡来人、、、なんて想像します。
署名のあるものもあるのです。天平の時代に生きていた人が ぐぐと身近になります。

一番は やっぱり布類で 羅のきょうけちの小さな袋がありまして、そのきれいなこと。
この贅沢品の持ち主は やはり 聖武天皇か それとも、、、
女性の持ち物のような気がするので 天皇の覚えめでたい采女なんぞに 与えられたものか、とか、もう、妄想は膨らむのでした。

で 最後に これらが 美しく残っていて そして私たちが見られる、ということの不思議というか 残した人たちの執念というか、を 思うのでした。
国の宝 ですなあ。



by fuko346 | 2016-11-08 16:12 | 展覧会 | Comments(2)
Commented by 神奈川絵美 at 2016-11-12 22:20 x
こんにちは。このポスターだけでも、十分に「宝物」感が
伝わってきます。
二彩の器、みてみたいなあ…。
考えてみれば史実というものは、すべてではないにせよ
後世の人の推察もあって残されていくもので、
本当はどうなの? というところを想像、妄想(?)
できる余地があるのが、この時代のいいところですよね。
Commented by fuko346 at 2016-11-12 23:11
神奈川絵美さん
こんにちは。
二彩は 緑色がとってもきれいで、、、あれ、緑好きなのでそう感じたのでしょうか。
史実って 映像が残っていない時代は ほんとのとこはわからないし、残っていても ほんとはもう一つ わからない。
しかし、、正倉院はすごい です。
行き出したのは近年ですが まあ 毎年 は~は~って びっくりします。