月下逍遥

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光悦会

 京の市外から少し北へあがった 山里 鷹ヶ峰に 本阿弥光悦が主になって作り上げた芸術村が 光悦寺となり、茶室が点在しています。
そこで 年にいちど 行われる 光悦会 にご縁をいただいて参加してきました。
そういう会がある、ということはおぼろげに知っていて 機会があればとは思っていましたが、そんな機会がそうあることもないでしょう、だったのですが、、、
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 お茶をいただくのではありますが、茶会、ではありません。
道具屋さんが主宰の(ではない席もあったような) 名物を頂点とする 茶道具を見る 手に取る 勉強する、といったほうが正しいです。
(商談もあるのでしょう)
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暖かい陽につつまれて 青空に紅葉。
美しい日に 恵まれました。
ここは だいぶ前に一度来たことがあって 光悦さん 素敵な場所を選んだのだなあ、と うっとりしたことを覚えています。
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受付で会記をいただきます。
中身を公開していいものかどうかわからないので やめておきますが、席ごとの 道具組が その伝来とともに 載っています。
席は 四席 それぞれの席主の 渾身の道具組。
道具の自慢合戦のような お茶会は苦手なのですが ここまでくると もう突き抜けてしまって、こういう世界があるからこそ 利休さんのなにやら、や 太閤さんが茶を飲んだお茶碗や、信長さんから家康さんに渡ったなにやらが いまここ に残っている いて間近に見、手に取ることもできるのですから、貴重なことです。
そして 呈茶 説明する 紋つき袴の 男性たち(お道具屋さん関連と思われる)の、この道に込めた気迫、のようなものも感じられて 少し お道具に対する わたしの気持ちが 変わりました。
(物腰は柔らかです あくまで)
ガラス越しではなく 本物 を みる ことの意味がわかったような。

極上のお茶とお菓子 瓢亭さんのおべんと、すばらしいというよりすごいお道具の数々。
きもちは ほわん ほわん。
お道具は 美しいというより 形容詞を探すと妖しい。
道具に魅入られる という感覚が ちょぴっと分かったような気がしたような しないような。
一番 印象が強かったのは 光悦さん作の茶杓。
どうも 茶杓に 惹かれてしまいます。
直接 その手で作ったものなので その人が 現れているように感じるのでした。
これは 手に取らせてもらえないのが 残念でした。

お茶というのは
茶杓なんて 竹を削っただけ
茶碗なんて 土くれ
それなのに、、、
面白い の極みなところが 魅力なのかもしれません。

自分ごと としては まったく無関係の世界ではあるので 垣間見る 喜びを享受させていただきましょう。

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きもの 縫い一つ紋(地と同色) 裾濃グレーのつけ下げ
帯   織 袋帯 龍村

どんな装いがふさわしいのかなあ、と考えて選んだ一そろい。
合格 かな。
この日の皆さんの 茶の場にふさわしい装い さすがでありました。
こちらは 素直に楽しませてもらいました。参考にしよ。
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贅沢に遊ばせてもらいました 感謝。









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by fuko346 | 2017-11-14 12:02 | お茶会と稽古 | Comments(8)
Commented by 神奈川絵美 at 2017-11-14 22:54 x
こんにちは! ああ、文章を読むだけでもうっとりです。
さぞかし趣深い、格調高い、お茶道具だったのでしょうね。
おっしゃる通り、ガラスケース越しに見るのとでは
語りかけてくるものが違うのでしょう。お道具も、使われてこそ命が宿りますものねぇ。
お召しものもとてもステキで・・・帯などもう、ため息ものです。紅葉に映える白、絵になる着姿ですね。
Commented by fuko346 at 2017-11-14 23:49
> 神奈川絵美さん
きもの 写真では白く写ってしまっていますが グレーで裾濃のぼかし なんです。
微妙な光の加減で 色って違ってしまいますね。

この会 東京の大師会と並んで 茶会の双璧、といわれているようです。
すべてが 極上でありました。
私なんかは わ~紛れ込んでしまった状態 です 笑
Commented by 朋百香 at 2017-11-15 17:01 x
風子さま
きゃ〜、なにこの帯! もーもー(って牛じゃありません)
何も言えない。紅葉に負けずに美しいわ〜!
素敵なコーディネイトですねー。
おきもののこういう微妙な色、私も好きですが写真じゃなかなか写らないのよね。実物見た〜い!!!

Commented by 香子 at 2017-11-15 18:15 x
わあ〜、力のある帯!
と思ったら「龍村」でしたか。
サスガでございますなあ (^-^)b

素晴らしい紅葉の写真もありがとうございます。
なかなか遠出は出来ないのでこちらで紅葉狩りです♪
Commented by fuko346 at 2017-11-15 21:33
> 朋百香さま
あら 牛になってしまわれた 笑
この 帯 好評ですね、うれしいです。

はい このきもの ちょっとラベンダーがかった グレーの濃淡なので、なんとも
表現のしようがありません。
光の加減で まったく違う色にみえるかも です。
生地がいいのか てり、もあって 帯に負けていないのが 偉い、とほめてあげたい
きもの、です。
だいぶ前に 誂えて 良い機会にデビューさせてあげられました。
Commented by fuko346 at 2017-11-15 21:36
> 香子さん
龍村 だから なんでもいい というわけではありませんが、 ぱっと目について
いいな、と思うものは それなりの機屋さんだったり 作家物 だったりしますね。
これは 某所で手に入れた いろんな意味で 良い子なんです。
最初は 黄色だし 派手かなって思ったのですが 魅力に負けて手にいれておいて
良かったです。

うちのお山のモミジは 今年はとんと駄目なので こちらで私も良い紅葉狩りが
できました。
お裾わけ できたのなら うれしいです。
Commented by team-osubachi2 at 2017-11-16 00:20
ああ、想像するだけでうっとりします。
読みながら一人バスに揺られて鷹峯を訪ねたことを思い出しました。
私は萩の咲く光悦垣を見たくて行ったのですが、あすこで茶会だなんて、、、♡
私には想像もできないようなお道具の数々に接するときに自分の衣服が場に相応しいと、
しっかりと物や事にあたれるようなキモチがしませんか?美しい着姿です。
私が見た萩の光悦寺はとても絵になるところが其処此処にありましたが
蚊の垣根も凄かった(^^;; 桜と紅葉の季節を私も体験してみたいです〜♪( ´θ`)ノ
Commented by fuko346 at 2017-11-16 12:03
> team-osubachi2さん
はい 私もうっとり していました (^O^)

おっしゃるように 場にふさわしい、ときは 自信を持ってふるまうことができますね。
落ち着いていられます。
このあたりだろうな という目論みが正しかったときはうれしくなります。
その反対で しゅん、としているときもありますが 笑

蚊ですかあ。
あそこ山ですものね。
私が昔行ったときは やはり秋だったような気がします、蚊はいませんでした。
ほんと桜の頃も行ってみたいです 春のお茶会もあったような、、。