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月下逍遥

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2019年 07月 17日 ( 1 )

能 杜若 素囃子

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7月15日 月・祝
大津市伝統芸能会館

杜若 素囃子
シテ 片山九朗右衛門さん

大津のお能は できるかぎり行こうと思ってはいるのですが 今回は ややお疲れだったこともあって どうしようかな、と悩んでいたところ お友達から声がかかったので、それっと行ってきました。
お誘いは滅多とかからないので どうしても無理な場合は除いて お応えすることにしています。

こちらのお能は 歌人 林和清さんの解説が 面白いのと 車でびゅっと行けるので お気に入りです。京都も 良いお能がかかるので行きたいけど さらに遠い大阪も なかなか行くことはできません。

さて 今回は 素囃子 という子書き がついています。
以前 見た 杜若は あわあわと紫色の美しいものが 舞っていた、という記憶しかないのですが、今回は あれ 違うな 緊張感 あるな、と。
ちょっと 道成寺の乱拍子に 似たような足さばきもありました。

装束も 初冠をつけ(業平です) 衣裳は 唐ごろも(二条の后) で、本性は 杜若の精なんですから 倒錯しまくっています。妖しい 気配がそこはかとなく。

お能は 子書きがついて 演出そのものが違う場合でなくても おシテの解釈で まったく違う演目に見えるときがあり、面白いものだと感じます。

削ぎ落された 一見単純とみえる 一曲が その日限りの 二度と無い 二度と見られないもの、ということが 能の魅力の一つかもしれません。


by fuko346 | 2019-07-17 23:22 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(6)