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月下逍遥

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カテゴリ:お茶会と稽古( 66 )

水滴の茶入れ

不調につきお休み が続き 久しぶりのお茶の稽古。
覚書です。

お軸は 名残の 桜に 文言は聞き忘れ。

棚 旅箪笥
釣り釜にて。

茶入れは水滴。口が常に主器の方向へ向くように扱うこと。

花は 鯛釣り草 卯の花

私は普通のお薄。
茶尺の銘は やまざくら とする。
ちょうど今、山里の山桜が咲いているので。(低い場所からだんだんに標高の高い場所が咲いています)

お一方が 旅箪笥の中板を出して 芝だてをなさる。
さしてお手前がかわるわけではありません。


久しぶりの一服が しみじみ美味しい。
勉強不足なので まったく知識は増えないし、お手前も毎回 はい?とわからなくなることがあるけど、釜の前にすわる あの時間が やはり好きです。

今日はたまたま違う方のたてた二服をいただいたのだが、同じお茶 なのにこんなに味が違うかなあと驚く。
何が違うのかしら。
私のお茶はどうなのかしら。
こんなことを思ったのは初めてなので、おそらくとても特徴的なものを短い時間で比較しやすいようにいただいたのだろうとは思います。

同じ柳桜園のお茶。
釜も水も同じ。
不思議ですね。
by fuko346 | 2013-04-24 22:37 | お茶会と稽古 | Comments(0)

きものでお稽古

 久しぶりにきもので お茶のお稽古に行きました。
きもの備忘録のブログではありますが、お稽古のことも少し書いておきましょう。
覚えられるかも、、、

お軸の字がとても柔らかくて感じが良かったので、お聞きすると

大道透長安 大道 長安に通ず、という意味で(そこからいろんなことを思えますね)、筆は何代か前の、東福寺さんの管長さんだそうです。
どんな御坊様だったのかしら、と思えるような 素敵な字、でした。

お棚はこの時期に一度は用意される好文棚、でした。                                                              表千家 十一代 碌々斎好み。
 木屋町棚の引き出しがない形で京都・北野天満宮の献茶の折りに好まれたで透しが梅の花になって います。
 梅のことを「好文木」と呼ぶことからこの名前があるようです。

この梅の透かし、がとっても素敵です。

お茶碗は 馬上杯を使いました。
これは背が高いので少し座りが悪く、それを気にいていたらお手前、ちょっと手が止まってしまいました。
ゆるゆるお稽古 なかなか しゃきっとお手前までには行きつきません。
でも、茶室で炉の前に座る時間が好きです。

お稽古場は その日 使ってもいいですよ、というものが時期に合わせて水屋に置いてあり、各自、それを選んで使います。
お道具が豊かなので、お勉強させていただいています。


今日のきもの。
所作を身につけるべく なるべく着ましょうね、と最近 おきもののの方が増えました。
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きもの ぜんまい紬
帯   イカット木綿 九寸

なんとな~~く色目で 二月、のつもり。
帯あげに白く梅が 絞りになっているのですが、これは自己満足。
お稽古用のざっくり仕様です、木綿の帯はとても着易くて 着心地良くて好きです。
社中うお若い方が「いいですね~~~」って言ってくださって「見るのは好き」と。
お初釜だけでなく、着て下さったらうれしいなあ。
by fuko346 | 2013-02-27 18:39 | お茶会と稽古 | Comments(2)

お初釜 と 大茶盛

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14日(月)成人の日
社中のお初釜でした。先生の体調が今一つ思わしくないので、あっさりと行われましたが、常の稽古とは違い、やはり楽しいものです。
最後のくじびきで、香合が当たりました。
みいさんの作りものは、姿がもうひとつ、、、なものもありますが、これは愛嬌があって好きです。次の巳年が楽しみです、お正月に飾りましょう。

と、お初が釜終了後、近くにある水無瀬神宮の月釜に連れて行ってもらいました。
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一席目は、大茶盛
お道具は皆 特大、こちらのお社中は全員男性、袴姿、、、なので似合います。女性にはこれでお茶をたてるのにはかなりの腕力が必要ですね、無理かもしれません。
その男性二人が両脇からお茶碗を支えてくださいます。
飲むのはなかなか大変でしたが、とっても面白い体験です。
これはお正月 恒例の行事だそうです。

二席目はお煎茶席でした。
こちらは お床の飾りもお手前も、かなりめずらしいもので、興味深く拝見しました。
そうそうお茶会に行っているわけではありませんが、こんな流派があるのだなあ、と感心することがけっこうあって、この先も驚くことがあるのかもしれません。
それも楽しみの一つですね。

ということで 場所を変えて三席の茶席に連なり、目一杯 (お腹一杯?)半日を お茶三昧に過ごした、幸せな時間でした。

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きもの 江戸小紋 大小霰 一つ紋
帯   織名古屋 織楽浅野

あとで思ったらこのきもの、以前の大徳寺のお茶会でも着ていました。
なぜか柔らかものを、さくっと着ようと思うと、これに手が出てしまうようです。
by fuko346 | 2013-01-15 23:50 | お茶会と稽古 | Comments(4)

大徳寺 月釜

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紫野 大徳寺山門
毎月28日に、いくつかの塔頭で釜がかけられます。
いつか参加したいと長いこと思っていましたが、今回 お稽古場の先輩に誘っていただいて実現しました。

表千家のお席に三席 入れていただいて亭主の季節の趣向をこらした道具立て、美味しいお茶にお菓子を味あわせていただきました。
京では名だたる名刹で自由に参加できる茶会があちらこちらで開かれていて、ありがたいことです。

茶席そのものの喜びもさることながら、観光客では入れない場所にすっと入ることができ、ごく普通にいろいろ見ることができるのも、とてもうれしいことです。

今回一番目に残ったものは、一休和尚 自筆、と伝わる一幅のお軸。
おおどかな 自由な筆、に見えました。
その人に会ったような気持ちがすることは、あまり起こることではありません。

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日常とはまったく違う時間が流れて 楽しいことでした。

こういうお茶会、今までは、気楽に考えてけっこう紬なども(むろん格子やいかにも、の絣柄ではありませんが)着て行きましたが、今回はなんといっても大徳寺、姉弟子さんたちもご一緒なので少々改まった装い。




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きもの 縫い一つ紋 
江戸小紋 大小霰
帯   織名古屋

きものの色はこの二枚の中間くらいです、光の加減でまったく違う色になってしまいます。

皆さんどのような装いなのかしらと興味深々だったのですが、訪問着からつけ下げ 小紋 色無地、紬のあっさりした訪問着、などさまざまでした。
さすがだったのは何百人という参加者だったと思うのですが、洋服の方が少なく、素材の違いはあっても、それぞれに茶席の雰囲気を大事にしたお着物姿で、それも楽しませていただきました。
やはり大徳寺の茶会、なんて感心してしまったことでした。
by fuko346 | 2012-02-29 23:48 | お茶会と稽古 | Comments(8)

久々のお濃茶

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表千家茶道十二か月
下のものは、昭和53年発行、先代の宗左宗匠の編、上のものは平成5年の新版、です。

本棚にはこの二冊が並んでいて、お稽古の長さを感じますが、実のところ、間が26年近く空いているのでした。
中学のときに、美味しいお菓子に惹かれて、友達のお母さんが先生をしている教室に遊びのようなお稽古を始めて、こちらにくるときに中断しました。
数年前、時間にゆとりができたときに良いご縁をいただいて再開しました。

昨日、久しぶりというのもおかしい、29年ぶりくらいの間を開けて、お濃茶のお手前をしました。
お薄は数年かけて、少しずつ記憶が戻ってきていますが、お濃茶は はてな。

先生:以前なさったことがあるのですよね、今日は濃茶をどうぞ。
私; は 30年くらい昔ですが。。。

以前の先生はお友達のお母さんだったこともあり、嫁入り道具にもなるから、とせっせとお許しをすすめていただいたので、一応 地方教授までの免状は持っているのです。
看板もあるのです、、、
が、実力は これからお稽古を続ける前提でしたから、まったく伴っていないのでした。
そこに長い間が空きましたから、あら~~~~~ということになっています。

今のお稽古場に入門したときは、一から始めます、ということと、いくつかに分かれてお稽古しているグループの中で一番初心者組に入ったので、皆、お薄のお手前をなさっていました。
ですから、濃茶のお手前は数回しか拝見したことがありません。

ですが、、、
手前座に座ると、手が勝ってに動きます。
頭でどうだったかな、と考えても出てこないのですが、遊びながらでも長く稽古をした効用はあるものだ、と感心してしまいます。
むろん、忘れていることもたくさんあって、先生に教えていただきながらですが、そうつっかえることもなくお稽古を終えることができました。

そして面白い体験をしました。
手前が進むにつれ、以前の先生の声がするのです、そのまま聞こえるわけではないのですが、頭の中に先生が恒に言っていらしたことが浮かび、それが先生の声になっていくような感覚。

「向こう 手前 右 左」 
「出し袱紗は手なりで」

この感覚は続き、車を運転して帰る途中で反芻していると 先生の声、そのままになり、姿まで浮かんでくるのでした。

ぱっと頭の中に、以前習った単語がうかぶことは 今までもままあり、記憶ってすごいなあと思っていたのですが、今回はまた、改めて 頭の中ってすごいなあ、と思いました。

記憶は忘れてしまうわけではなく、一度あったことは決して消えすに、頭のどこぞにしまわれているものだ、ということは10数年前に厳しい病気になったときに体験してわかっていましたが、こういう場合にも、回路がつながるのか、と、きっと今回はいきなり 濃茶をすることになって緊張し、集中したのだろうなあと思います。

それにつけても、その当時は遊んでいて申し訳なかったけど、以前の先生にはよくしていただいた、良いお稽古をしていただいていた、と感謝の気持ちが浮かびます。
だいぶ前に鬼籍に入られ、お伝えできないことが悔やまれます。
今度、上京したら、お友達のおうちへいってお仏壇に報告しようかしら、聞いてくださるかしら。


あ、そうそう。
私の持っているお道具は10代で揃えたものなので、みな派手で出し袱紗も懐紙入れも真っ赤っかです。
ちょと恥ずかしいのですが、お稽古には十分と使っています。
そのうちに、お稽古場にあるものを求めようと思います。

も一つ。
お稽古はみなさん洋服なので、一人だけきものは、、、と思っていましたが、月に一度はきもので、きものでの所作になれないと、とおっしゃる方が出てきたので私も月に一度はきもので、伺おうと嬉しく思ったのでした。
なにせ、おでかけはきもの、ある服はアウトドア仕様が多いので、スカートに困って昔のものを引っ張り出したり、お稽古用に買ったりしていたので、きものを着ていくことができれば助かるのでした。
by fuko346 | 2011-11-15 12:28 | お茶会と稽古 | Comments(0)

高台寺 観月茶会

9月18日(日)
京は高台寺で、中秋の名月の前後に観月の茶会が開かれます。
この寺では、季節折々の茶会が開かれていて、以前から参加してみたいもの、と思っておりましたので、お声がけをいただいて喜んで行ってきました。

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写真がぶれておりますが、雰囲気なりと。
恒例のライトアップのときよりは照明は少なく、入場者は、前もって茶会へ申し込んでいた人だけですので、静寂を味わうことができます。
ただ、あまりに暗いためか、案内の人について回るので、ゆっくりとその静寂を味わう時間が少なかったことが残念ですが、薄闇の中を各所の説明を聞きながらそぞろ歩くのは、やはり贅沢と申せましょう。

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茶会の様子を写すのははばかられますので、これは縁の設えです。
うさぎさんがかわいいですね。

お手前は表千家、使いたい細水指のために、竹台子の棚が用意してあり、涼やかさを感じました。
お菓子は 虫の音、と題されたもので、虫をどのように表わすのかしら、と興味深々で待っておりましたら、見事に草の陰にうっすらと墨色がにじんでいて、まあお上手、と感心しました。

茶会はその設えに季節と趣旨を盛り込んで、それを五感で楽しむ究極のお遊びと感じています。
存分に味わうためには、修行が必要ですけれど、なんとなくいいなあ、楽しいなあでも十分だと思います。
私は、むろん、いいなあ、この場の雰囲気、の組です。

この茶会には会の後の点心(十分な量でした)、そのあとの石塀小路での喫茶もついていて、京の初秋の一夜を楽しむには、趣あるものだと感じました。
京の旅に組み込むのも、一興かと思います。
(お茶のことを知らなくてもまったくだいじょぶ、です)

ここでの、も少し本格的な茶会にも参加したいもの、と話しながらとっぷりと暮れた東山を後にしました。
昼間の喧騒がうそのような石畳でした。

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京では月を見ることができませんでしたが。
逢坂山を超えた近江は浜大津港の上の月。
琵琶湖の遊覧船がいくつも港に休んでいます、こうこうと明るいのはミシガンです。

この後、ずっと月の光を車に浴びながら山里に帰りつきました。
その山里も、蒼い光に満ちていました。

☆ この日のきもの↓
by fuko346 | 2011-09-20 12:31 | お茶会と稽古 | Comments(3)