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月下逍遥

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大津市伝統芸術会館

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シテ 林宗一郎師
大津市伝統芸術会館

こちらの演能は お能一曲 その前に解説、のみ なので くたびれ果てることがありません。
歌人の 林和清さんの解説は 分かりやすくて 好きなんです。

平家物語にある 鵺退治 のお話なんですが、、、どうも 退治系(?)のお話には 私は気が入らないようです。
って これは以前からわかっていたことですが、鵺、がどういうお能かはわかったので、満足であります。
大鼓がお師匠で 脇が良く知っている 若いかただったので どうも そちらに気を取られました。

それ以前に 前夜 寝られませんスイッチが かち、と入ってしまって四時までうつうつしていいたので 心身 ぼーっとしてしまい 行っただけで よし なのでした。
どうしよか どうしよか とぎりぎりまで悩んで やっとこのおでかけ。
チケットが もったいない という けち根性で ずりずりと這い出していったのでした。
行っただけで すごい と以前の私からすると 喜ばなくてはいけません。
というわけで 用意していた きものは 着られませんでしたが、ものすごく暑かったので それはそれで正解か、ということにしておきます。

こちらの能楽堂は 車で一時間で行くことができるので ほんとにありがたい、です。
京の観世能楽堂でしたら もう 完全にあきらめて ぐたっとしていたはずです。
大津市 となっているからには 市の持ちモノなんでしょうが けっこうすごいことではないかしらん。
経営は たいへんでしょうが ありがたい存在です。





by fuko346 | 2019-09-08 11:28 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(2)

能 杜若 素囃子

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7月15日 月・祝
大津市伝統芸能会館

杜若 素囃子
シテ 片山九朗右衛門さん

大津のお能は できるかぎり行こうと思ってはいるのですが 今回は ややお疲れだったこともあって どうしようかな、と悩んでいたところ お友達から声がかかったので、それっと行ってきました。
お誘いは滅多とかからないので どうしても無理な場合は除いて お応えすることにしています。

こちらのお能は 歌人 林和清さんの解説が 面白いのと 車でびゅっと行けるので お気に入りです。京都も 良いお能がかかるので行きたいけど さらに遠い大阪も なかなか行くことはできません。

さて 今回は 素囃子 という子書き がついています。
以前 見た 杜若は あわあわと紫色の美しいものが 舞っていた、という記憶しかないのですが、今回は あれ 違うな 緊張感 あるな、と。
ちょっと 道成寺の乱拍子に 似たような足さばきもありました。

装束も 初冠をつけ(業平です) 衣裳は 唐ごろも(二条の后) で、本性は 杜若の精なんですから 倒錯しまくっています。妖しい 気配がそこはかとなく。

お能は 子書きがついて 演出そのものが違う場合でなくても おシテの解釈で まったく違う演目に見えるときがあり、面白いものだと感じます。

削ぎ落された 一見単純とみえる 一曲が その日限りの 二度と無い 二度と見られないもの、ということが 能の魅力の一つかもしれません。


by fuko346 | 2019-07-17 23:22 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(6)

お稽古再開

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大鼓のお稽古をしていました。
初めて 一年 もう少しかな、その最中にも 主に介護で 長いお休みが入ったりして、そのたびに 先生にまた一からお願いします、、、と お世話になって それでも とうとう 心身 ぼろぼろ、お稽古に行く気力というか お稽古をすることそのものに 気持ちを向けられなくなって、長のお休みに入っていました。

このたび めでたく 再開できました。
お稽古場が京都、ここからだと往復三時間なので ためらっていたのですが、県内にお稽古場を設けてくださいました。
といっても 車で山越え 40分くらいかかりますか。
それでも京都へ行くよりは 気楽に出ていくことができます。
月に一度のお稽古場です。

ひさ~しぶりに 大鼓を打ってみると、あら 楽しい。
もちろん ほとんど忘れてしまっていて 先生にまたお手数をかけているわけですが、それでも、ほんとの最初のときよりは かなり ましではあるわけ、です。

何が好きって。
他の能楽囃子もそうなんですが 気迫 が好きです。
先生の謡や掛け声 拍子を打つ音、それに負けまいと 自らも大きな声と おもいっきりの打ち手、です。
気迫 という点では 大鼓が一番 表にそれが出ていると感じていて、それが気持ちがいいのです。

ふだん ほぼ一人ですし 大きな声も出さないでいたので 掛け声を出そうとして けほけほになってしまいました。
慣れていかねば。
大きな声を出すって こんな気持ち 良かったかしら。

写真は 新しくバージョンアップした教本です。
ぼちぼち ゆっくり どこまでいけるか 楽しみたいと思います。 
余裕のあるときには 京都のお稽古場にも行って お仲間にも会いたいと思うのでした。




by fuko346 | 2019-05-10 18:46 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(4)

西行桜と 三井の桜

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大津市伝統芸能会館にて
西行桜 おシテは 味方 玄さん

西行はワキで この桜の精が ただ 「桜に咎はないものを」と 序の舞を舞うだけ、といってしまえば それだけ。
老木なので 翁の姿ですから 地味でもあります。

なのですが、
じいっと見入って(聞き入って)しまいました。
翁の姿の 味方さんから 何かが 匂い立つ。
翁の顔(面 おもて)が 若くなったり 老けたり 力強くなったり 静かになったり。
またしても 能は 不思議なものであることよ、と 感じたことでありました。
素人のものいいですが このお能 すごく難しいのではないかしらん。

ところで この会館は三井寺のお隣にあります。
湖国も下界は 桜が満開、車での道々 その姿を見ていたので 桜見物して帰ろ、と 心つもりして行ったのですが、、、ありゃ~、凄い人。
前日の伏見よりも ぞろぞろぞろ 駐車場には行列が。

ということで 渋滞をいいことに 車の窓から見学。
疎水の桜は おそらく 木の盛り。
それはみごとな 咲きぶり です。
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三井の桜には 想いがたくさん。
一度、いのちのゆく先を見たような気がしましたが。
そのまた先の 何かを変容させるのには 今年は まだ なのでしょう。
来年の平日にでも 訪れてみましょう。


by fuko346 | 2019-04-09 11:39 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(10)

京で遊ぶ

なにやら このところ多いような気もしますが。
京都で遊んできました。
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きもの 伊兵衛織 
帯   木綿更紗
根付は桜
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先日 雪で流れたきもので会いましょ、のリベンジです。
みなさん 春らしい優しいお色のきもので。
都合でメンバーが入れ替わって 今回も もう 一体何年前であろうか、という方にも会えてうれしいことでした。
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お店は 大好きな ごだん宮沢さんで。
お椀には うるい 焼き豆腐は ふきのとう 春の香りをいただきました。
今回も 幸せな 時間でした。
さてさて 皆さまと別れた後は、、
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太子町の秦家で行われた 謡講へ。
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本日の演目 西行桜の 付装束を目の前で 拝見。
この姿を見てから 闇の中で謡を聞くと ほんやりと この老木の桜の精が 舞っているところが ぼうっと浮かんだり 消えたり。
お能の西行桜は 見ていませんが 老木の花、という言葉を頭ではなく 少しだけ感じることができたような気がしました。

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最後に 初 一人ワインバーを決行(大げさですが そういう気分)
といってこのお店は知り合いですし 何度も行っているので 気安いのですが。
美味しい 泡泡 一杯いただいて 今日の盛りたくさん京遊びは終了です。





by fuko346 | 2019-03-04 10:30 | 美味しい場所 | Comments(10)

同明会能 第64回

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毎年楽しみにしている 京都囃子方の会 同明会能へ 今年も行くことができました。
大好きな能楽囃子が 細胞にしみわたって しあわせ しあわせ。
和泉流 金剛流 宝生流 観世流、と おシテが 取り混ぜて、なのも興が深いです。

帰り道 あれ、、、
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美味しい かき氷を食べたことのあるお店の料理が変わっていて お蕎麦屋さんになっていたので、お腹もすいていたことから ふらふらと引きよせられてしまいました。
お酒もあてもあるので ここは使えそうです。
そう あの昔からある お蕎麦屋さんの隣、です。
二軒ならんでお蕎麦やさん、になっていました。(!)

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今日のきもの
きもの 本場結城 糸は阿波藍で染めてあり まさか、ですが まだうっすらと藍の香りがするような気がします。
帯 織九寸 龍村 ノートルダム
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お太鼓柄、です。これを見ると ノートルダムというのがわかりますよね。
巻き方で 胴もこの柄を出せるのですが 私の手なり、だと反対になって、柄がちょぴりになってしまいました。
直す時間が無かったので そのままで、、、。


by fuko346 | 2019-02-24 11:46 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(4)

大鼓 


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長らくお休みしていますが。
大鼓のお社中の新年会の行われた 大津の能楽堂へ行きました。
春には 大きな会があるようですが、今回は こじんまり、です。
会の後 鴨鍋で新年会にも 誘われたのですが それはご辞退して。

で、、、
能楽囃子は すばらしい。
再確認。
細胞 喜ぶ。

太鼓 大鼓 小鼓 笛 謡
居並んだ 黒紋付き袴の 姿の美しさ。

そこで自分もやってみようと思うのは 今更 行ける場所が限られているのはわかっているので どうかしらん、なのですが 端っこの端っこに いたい、とやはり感じるのでした。
春の会が 終わったら お稽古再開しようと決めました。
来年の会には ちょろっと あのお舞台にいたい、と 思ったのでした。






by fuko346 | 2019-02-12 10:50 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(6)

能 松風

大津伝統芸能会館で行われた お能を拝見に。
能 松風 戯の舞
シテ 井上裕久師
大鼓は谷口せんせ で 笛は森田保美師 脇も地謡も すべてが きん と調和して素晴らしいお舞台でした。

ことに 橋掛かりからでていらしたときにはすでに なんて美しい、と感じた 松風の面(おもて)が、お能が進んでいくにつれ 活き活きとを越えて ぬれぬれと 生気が登ってきたように、妖しく、と感じられるようにまでなりました。
頬がうっすらと上気しているように、時折 まるで謡をうたっているように唇が動いているようにも見え、それにもまして 二度 はっきりと 瞬きが見えました。
初めは あれ、今のは何かしら 私の目が術後でおかしいのかしら、と いぶかりましたが、終盤の舞のときには 近く はっきりと それが見えて すうと背中が寒くなりました。
松風が なにか を 送ってきたように感じたのでした。

面が 瞬きするわけはないので、見えたものはなんだったのだろう、能は鏡であるからして、いったい 私の中のなにと反応したのだろう、と、思いを巡らしますが、そんなことは別として、それはそれは 美しいものを 見せて、感じさせてもらった、と 喜ぶのでした。

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今日のきもの
きもの 伊兵衛織
帯   紬地 染め九寸 佐藤節子さん 散り落ち葉がとても美しい帯なのですあ 画像それが良く見えておりません。

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松風さんと村雨さん。
公演のポスターから。
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このポスターもとても美しかったのです。
これを見た時から 物語は 始まっていたのかもしれません。

(今 これを書いていて わたしは やっと こちら側に帰ってこられたのかもしれない、と ふと 思いました)



by fuko346 | 2018-11-26 11:37 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(4)

二条陣屋で謡講

9月22日(土)
京都は二条陣屋で謡講 という催しに出かけてきました。
今日のきもの は、、、
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きもの 誉田やさんの 経錦 単衣
帯   縫いの夏帯 野口
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一面の縫い に 一目ぼれしました。
何って この色目、です。(良く写ってないのですが)
刺繍はそう好き、ということはなく きもの などでは この縫いが いらない、と感じることが多いのですが、この帯と 藤の帯だけは わあ と思うほど きれいに感じました。
夏紬地ですが 透け感がほとんないし この柄ですから9月中旬~10月初め、の使用です。

今日の催事は
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二条陣屋、の存在を知ったのは高校の時 修学旅行で京都のことを調べた時 だったと記憶しています。 それから興味があったのですが、今回 やっとこ行くことができました。
謡講の前に 一時間 ゆっくり見学させてもらいました。
思っていた以上に素晴らしいお屋敷で びっくりしてしまいました。
昔の贅沢な建物の その贅沢さ、って 想像を超えるのですよね、そういうものを見ると、ニンゲン、進歩しているのか 退化しているのか、って いつも思います。
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謡講は何度も描いていますが、江戸時代の京都の町衆が 屋敷に集って 夜 暗い場所で 謡を楽しむ催しでした。
井上先生が 再現して ご縁が合って 何度も伺っています。
この暗さ、魅力的です。
集う人の気配が消え、庭の虫の音と 屋外の月の光
そこに このついたての 向こうから流れてくる 朗々たる 低い謡の声。
身体の中にそのすべてがしみ込んで その音と気配だけになり、そして身体が消えて その中心だけがぼんやりと座敷に浮かんでいるように感じます。

山の中にいて 身体が世界に溶け込んでしまうようになるときとは また違った感覚です。

あの感覚を味わいたいたくて 謡講に足が向くのかもしれません。


by fuko346 | 2018-09-25 13:31 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(2)

京都駅ビル 薪能(平成30年)

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京都駅ビルの大階段のあたりに 舞台をしつらえ、お客さんは階段に座る、という形式の無料のありがたい催しに誘ってもらって 行ってきました。
舞囃子 八島
狂言  清水
能   賀茂

八島も賀茂も ショートバージョンになっていて テンポよく 盛り上がってすっと終わる。 一時間半 きっちりで終了 良いとこどりの感じでした。
一般の お能を良く知らない人でも楽しめるように配慮してあるようです。

どちらも 分かりやすく 舞いにも囃子にも勢いがあるので  あっという間に終わってしまいましたが、お囃子を聞くことができて うれし。

どうも毎年 開催されているようなことを聞いたので 時間がとれるときにはまた でかけたいなあと思ったことです。

お囃子聞いて うきうきと 真っくらけの山道を らんらんらん と帰ってきたのでした。

おっと 薪能と 銘うってはありますが 駅で火を炊くわけにはいかないので、薪はありませんが、ほぼ野外なので 風が吹きわたり 野外の気持ち良さは 十分 感じられます。



by fuko346 | 2018-09-02 22:24 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(2)