月下逍遥

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タグ:きもの単衣 ( 74 ) タグの人気記事

能 松風

大津伝統芸能会館で行われた お能を拝見に。
能 松風 戯の舞
シテ 井上裕久師
大鼓は谷口せんせ で 笛は森田保美師 脇も地謡も すべてが きん と調和して素晴らしいお舞台でした。

ことに 橋掛かりからでていらしたときにはすでに なんて美しい、と感じた 松風の面(おもて)が、お能が進んでいくにつれ 活き活きとを越えて ぬれぬれと 生気が登ってきたように、妖しく、と感じられるようにまでなりました。
頬がうっすらと上気しているように、時折 まるで謡をうたっているように唇が動いているようにも見え、それにもまして 二度 はっきりと 瞬きが見えました。
初めは あれ、今のは何かしら 私の目が術後でおかしいのかしら、と いぶかりましたが、終盤の舞のときには 近く はっきりと それが見えて すうと背中が寒くなりました。
松風が なにか を 送ってきたように感じたのでした。

面が 瞬きするわけはないので、見えたものはなんだったのだろう、能は鏡であるからして、いったい 私の中のなにと反応したのだろう、と、思いを巡らしますが、そんなことは別として、それはそれは 美しいものを 見せて、感じさせてもらった、と 喜ぶのでした。

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今日のきもの
きもの 伊兵衛織
帯   紬地 染め九寸 佐藤節子さん 散り落ち葉がとても美しい帯なのですあ 画像それが良く見えておりません。

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松風さんと村雨さん。
公演のポスターから。
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このポスターもとても美しかったのです。
これを見た時から 物語は 始まっていたのかもしれません。

(今 これを書いていて わたしは やっと こちら側に帰ってこられたのかもしれない、と ふと 思いました)



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by fuko346 | 2018-11-26 11:37 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(4)

二条陣屋で謡講

9月22日(土)
京都は二条陣屋で謡講 という催しに出かけてきました。
今日のきもの は、、、
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きもの 誉田やさんの 経錦 単衣
帯   縫いの夏帯 野口
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一面の縫い に 一目ぼれしました。
何って この色目、です。(良く写ってないのですが)
刺繍はそう好き、ということはなく きもの などでは この縫いが いらない、と感じることが多いのですが、この帯と 藤の帯だけは わあ と思うほど きれいに感じました。
夏紬地ですが 透け感がほとんないし この柄ですから9月中旬~10月初め、の使用です。

今日の催事は
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二条陣屋、の存在を知ったのは高校の時 修学旅行で京都のことを調べた時 だったと記憶しています。 それから興味があったのですが、今回 やっとこ行くことができました。
謡講の前に 一時間 ゆっくり見学させてもらいました。
思っていた以上に素晴らしいお屋敷で びっくりしてしまいました。
昔の贅沢な建物の その贅沢さ、って 想像を超えるのですよね、そういうものを見ると、ニンゲン、進歩しているのか 退化しているのか、って いつも思います。
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謡講は何度も描いていますが、江戸時代の京都の町衆が 屋敷に集って 夜 暗い場所で 謡を楽しむ催しでした。
井上先生が 再現して ご縁が合って 何度も伺っています。
この暗さ、魅力的です。
集う人の気配が消え、庭の虫の音と 屋外の月の光
そこに このついたての 向こうから流れてくる 朗々たる 低い謡の声。
身体の中にそのすべてがしみ込んで その音と気配だけになり、そして身体が消えて その中心だけがぼんやりと座敷に浮かんでいるように感じます。

山の中にいて 身体が世界に溶け込んでしまうようになるときとは また違った感覚です。

あの感覚を味わいたいたくて 謡講に足が向くのかもしれません。


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by fuko346 | 2018-09-25 13:31 | 和遊び(ほぼお能・大鼓・能管) | Comments(2)

小千谷縮を今頃  田中一村展

佐川美術館で田中一村展が開かれており これは行かねばとお友達を誘って行ってきました。
まずは びわこマリオットホテル(ここは 以前 ラフォーレ琵琶湖、だった)で 14階から 美しい琵琶湖の風景を眺めながら パスタランチを食すの巻。
とっても気持ちの晴れるいい景色だったのですが 湿度が多くてもやっていたためか、腕が悪いのか うまく写真が撮れていませんでした。
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佐川美術館は 何度目、ででしょうか。
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人がたくさんいて びっくりしました。こんな多いのは初めてです。
田中一村さんは人気があるのですね。
私が この人を知ったのは もうだいぶ前、いただきものの焼酎のラベルでした。
そう あのアカショウビンから目が離せなくなりました。
「こんな絵を描く人がいるんだ」と思ったことを覚えています。
今回は その奄美での作品は少なく、その子供の時から奄美までの作品をたくさん展示してありました。
こういう変遷を経て 奄美へとたどり着く ことが 分かるようになっています。

なんでトラツグミなんだろう。
なんで鳥の背がまっすぐで しゅっと細く立っているのだろう。
(聞いてみたい、です)
それと墨絵が 魅力的でした、こういうものも描いていたのだなあ、と。

日本のゴーギャン、っていうよりも ルソーが浮かんできて 仕方が無く。
どちらも詳しく語る知識はありませんが、あの熱量、が近いような気がしました。

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きもの 小千谷縮
帯   越後上布
帯あげ、麻襦袢、バッグ が ほぼ々緑色。
緑大好き人間なので、今日の取り合わせも うきうき でした。




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by fuko346 | 2018-08-30 22:16 | Comments(8)

猛暑日の京都できもの

日曜日 京都の最高気温は36.7℃でありました。
あっちっち。
ですが きもので 久しぶりにおでかけです。

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きもの 能登上布
帯   八寸 苧痲と絹の 前津雪絵さんの帯を 初使用
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歩いていても そう厳しく無かったのはこの 小千谷120番手の絽麻の長襦袢の効用と思われます。
お茶関係ではなく 好きなきものを着たのは久しぶりだったので うれしい気持ちが勝っていたのかもしれません。
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久しぶりのお友達ときものデート こういうランチも久しぶり、です。
二条の リストランテ・野呂 
美味しく 楽しくいただきました。

この後 四条へ出て きもの催事を覗き うれしいお買い物できました。
お茶関係で必要な 一つ紋つき単衣 つけ下げを 破格で。
これで 単衣の時期の茶会に 「紋付きね」と指定されても あわてることはありません。
良かった 良かった。


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by fuko346 | 2018-08-27 22:20 | 今日のきもの 夏 | Comments(3)

花寄せ

お稽古は 花寄せ でした。
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各自 お花を持ち寄り 用意された花入れに 順次 活けていきます。
先生が用意された花器がいっぱいで(これは一部分)広い場所が お花でいっぱいになりました。
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きもの 能登上布
帯   絹芭蕉型絵染 九寸
襦袢も肌着も足袋もみんな麻、です。

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お床に背を向けていますが、、、。



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by fuko346 | 2018-08-11 16:02 | お茶会と稽古 | Comments(12)

絽のきもので 夏の茶会

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京都 東山の麓にある 金毛院さんの月釜に 連れていってもらいました。
この日は 藪之内さんのお席。
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まずは苔のびっしりとついた 手入れの行きとどいた庭に感嘆。
山麓ではあるけれど 市中の山居、そのものです。
今まで伺った京都のお寺の茶室、一番 美しいかも、と 感じました。
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路地を歩いて にじり口から茶室へ入れるのも一般でも参加できる茶会ではめずらしいです。
入らせていただいたお席は ご亭主の心のこもった祇園さんのしつらえで、お正客 相客のみなさんも 「茶人」の方が多く、とても楽しませていただきました。
床の御軸 きっぱりと 神 の一文字
その前に 祇園守 一輪 すっく と立っていて 清々しく。
主菓子の銘は 清祓。

実際は汗だくだくだったのですが きもちは さわやか だったのでありました。
一服のお茶 差し上げたく
その日のために 考えて準備して、客と語らって
お茶 って やっぱりいいいなあ。
ありがとうございました。
こちらの月釜 通ってみたくなりました。

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きもの 変り絽 小紋
帯   絽 染め帯
下は全部 麻です。
が、やはり絹物は 見た目とは違い 風が通らず暑い です。

帰宅すると 顔に塩が吹いていました。
お寺は冷房がないのでありました。
が、それでも きものは 着たい、夏物はきれいなのでよけい、です。
困った 性だわあ。
気楽なお茶会は麻もの 着ていこ。
でも それだと 夏の絹物を着る機会が無い。
う~ん。







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by fuko346 | 2018-07-09 22:48 | お茶会と稽古 | Comments(6)

近江商人邸でお茶会

6月16日(土)
支部茶会へ
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きもの 絽縮緬 寄せ柄江戸小紋 単
帯   織 夏八寸
襦袢は麻
この日は風がさわやかで この取り合わせで ちょうど の気候でした。

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近江商人邸
滋賀県愛荘町の中山道沿いに建つ国登録有形文化財の料亭です。
今日は貸切で茶席になっていました。
ぐるりを白いしっくいの壁で囲まれており 内部 お庭、たいへん立派でした。

朝早くでかけて 茶会の後 社中で小旅行(?)
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あびこ家
愛知郡愛荘町安孫子369-4
こちらでお昼を。
そのあと 東近江散策へと
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白壁は外村繁邸
滋賀県東近江市五個荘金堂町645

東近江には 立派な近江商人屋敷が まだ残っており見学できるようになっています。
昔 こちらに来たころに一度訪れた記憶があるのですが、まるで覚えておらず、新鮮に拝見しました。
車で一時間くらいなのですが いやあ まったく知らない道、場所を あちこちして面白かったのでした。


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by fuko346 | 2018-06-21 09:22 | お茶会と稽古 | Comments(4)

大徳寺玉林院 月釜

先生が席主の月釜に初参加、です。
玉林院さんの茶会には 客として だいぶ前に入らせてもらった記憶がありますが、まさか自分が点前をする側になるとは思っていませんでした。
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緑の風吹きわたる お寺の境内。
美しいこと。

新人さんは 下足番から。
って だいぶ古い新人さんではあります、、、、。

朝の六時からきものを着て 帰宅は夜の六時。
前日にはお菓子を作って 当日は一日 茶会仕事。
そうか 茶会の裏側ってこういうものなのか、と とても興味深いものでした。

なにをどうすればいいのかの手順は ぼんやりとはわかりましたが、まだまだ きびきびとは動けません。
修練が必要ですが、私に必要なのは まず体力か。
終盤には疲れて よろよろ、です。

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きものの写真を撮る余裕もなく こんな一枚だけ 覚書に。
きもの 地空きの飛び小紋 単衣
帯   単 織袋帯 織悦
襦袢は楊柳の単衣

この帯は 単衣で それなりの格が必要なときに重宝で、何度もこの時期には使用しています。
軽くて涼しい、のでした。





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by fuko346 | 2018-05-16 21:41 | お茶会と稽古 | Comments(4)

かわいい 帯

帯に描かれた ウサギ。
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今日のきものは この子が中心です。
初登場ではありませんが、少しお話したい気分。
その前に お出かけ先は こちら。
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ミホミュージアム 「猿楽と面」
行かずにいられりょか。
といっても 連休中の日曜日 常には空いているときにしか行かないのですが 催しがあったのです。
「能楽ワークショップ 能の実演とお話」
だいぶ前に申し込んであるものの、内容は良く分からなかったのですが、片山九朗右衛門師を中心に 舞囃子 囃子方のお話、衣装の着付け、と盛りだくさんで とても楽しめました。
展示はさらっとみただけで、後期に見たいものがあるので またゆっくりと出かけます。
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緑のトンネル。
桜の時期に ピンク色になるのは有名ですが、はあ、新緑もこんなに映えるのですね。

ということで 今日は うきうき山笑う 取り合わせ。
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きもの 牛首紬 無地 単
帯   紬地九寸  型絵染と絞 鈴木紀絵さん
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帯付きはいかがなものか、と薄羽織。
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有名な作家さんのコレクターでもなく 鈴木さんの作品をひとつは欲しかったわけでもありません。
このウサギ、と ハチ のかあいらしさに つい。
もちろん 全体の色目も好きだったこともありますが、私の「かわいい」にぴったり合ったのでありました。

この日のお天気と風のさわやかさ、色とりどりの萌え出たばかりの緑に 心 浮かれて、かなり常とは違う きれいめ かわいめ取り合わせ。
このきもの きれいすぎない? もう派手じゃない? 帯だって可愛すぎない? と いうささやきを押さえて 足取り軽く おでかけです。
滅多とない うきうききもの なのでありました。

そんな日があったことが うれしい のでありました。







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by fuko346 | 2018-04-30 11:07 | 今日のきもの 春 | Comments(6)

大徳寺聚光院 茶会

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とある席主のとあるお席。
会記には 利休 長次郎 のんこう 光琳、、、、石山切れ という字が踊っています。
ガラスケース越しに見ることしできないような お道具を惜しげもなく使っての会 でした。
なんちゃって茶人には もったいないというか **に真珠というか なのは分かってはいましたが これもご縁、と参加してみたのでした。

茶の道具、というのは不思議なもの そして美しいもの。
命がけの時代の命がけの人たちを知っているお道具たち。
じっくりとその手触りを味わいながら ふーっと 今から離れていくような。
語る資格はないので 茶会については これでお終い。

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きもの 地空き小紋 ほとんど無地にみえますが すっとすっと 波のような山のような柄が控えめに入っています。
数年前ゑり善さんで目にとまったもの、単に仕立ててあったので使うことができました
帯 染め袋帯 波がしらに金彩をほどこしてあり、染めといえども軽いものではありません。
帯揚に今の空の青 帯締は藤 の つ も り。
じゅばんは 麻。
30℃予想の出ている京都 お寺にはクーラーはなく、悩んでここに落ち着きました。
ときは四月 袷の時期ですものね。
私はもう 身体に聞くことにしています。
袷をお召しになって汗をぬぐっておいでの方も多かったですが 単の方もけっこう見かけました。

きもの その日の気温で 考えましょう の会 作りましょ。




 

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by fuko346 | 2018-04-23 10:32 | お茶会と稽古 | Comments(6)